雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

米下院 つなぎ予算案否決

2023-09-30 18:12:50 | 日々これ好日

     『 米下院 つなぎ予算案否決 』

   米国で 予算の枯渇で
   政府機関の一部閉鎖が 発生しそうだ
   とりあえず一ヶ月分を賄う つなぎ予算案も
   下院で否決され なお協議が続けられている
   単なる与野党対立だけでは ないようだが
   米国では この種の問題が多すぎるような気がする
   わが国も 他国のことを云々できるような 財政状況ではないが
   わが国で政府機関が止まっても わが国の問題で済むが
   米国の場合は そうはいくまい
   良いシステムを考えてくれ と言える国は ないのだろうなぁ

                       ☆☆☆
   

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ラグビーW杯 サモアに快勝

2023-09-29 19:15:09 | 日々これ好日

     『 ラグビーW杯 サモアに快勝 』

    ラグビーワールドカップ 1次リーグ
    サモアに対して すばらしい戦いを展開
    得点は接戦となったが 試合の流れは
    日本ペースだった
    次は ベスト8をかけて アルゼンチンと戦う
    強敵だが 検討を期待したい

                   ☆☆☆

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地蔵に助けられた無礼な男 ・ 今昔物語 ( 17 - 4 )

2023-09-29 08:09:51 | 今昔物語拾い読み ・ その4

     『 地蔵に助けられた無礼な男 ・今昔物語 ( 17 - 4 ) 』


今は昔、
備中国[ 欠字。「津」らしい。]郡に藤原文時(伝不詳)という者がいた。字(アザナ・通称)は大藤大夫(ダイトウダイブ)と言った。この者は、先祖相伝の良家の子孫である。その家はたいそう裕福で、子孫は繁栄していた。
その文時の家は、津郡宮郷にあった。その文時の従者に一人の男がいた。生来、思考や言動が常軌を逸していて、いつも主人の気に入らぬ事ばかりしていた。その男の家は、文時の家の門前にあった。

ある時、この男が主人に無礼な行いをしたので、文時は大いに怒り、郎等(家来。従者)の中で特に武勇に勝っている者を一人呼んで、「おい、速やかにあの無礼な奴を召し捕って、津坂(ツノサカ)に連れて行って殺してしまえ。必ず、命令に背いてはならんぞ」と命じた。
そこで、郎等は主人の命令を受けて、無礼な男を捕まえて、縄で縛り、馬の前に立たせて追い立てて、津坂に連れて行った。

こうされる間、無礼な男は泣きながら心の内で祈念したことは、『今日はまさに二十四日で、地蔵菩薩のご縁日です。私は今、そのご縁日に、殺されようとしています。これは地蔵菩薩にとって御嘆きではございませんか。願わくば地蔵尊、あらたかなお慈悲を賜って、私をお助け下さい。もしお助けいただければ、私は地蔵尊の御像をお造りいたします」と、一足ごとに祈念し奉り、まったく他のことは考えなかった。

その頃、文時の家に、僧が三人ばかりやって来た。
文時はその僧たちに会って話をしているうちに、文時は自分から、あの無礼な男を殺すために津坂に連れて行ったことを話した。僧たちは、それを聞くと大変驚き、「今日は、まさに地蔵菩薩が衆生をお助けする日ですよ。ですから、決して悪行をなさってはいけません」と言った。
文時はそれを聞いて、大変畏れ、一人の男を呼んで、この殺害を止めさせるために、駿馬に乗せて走らせて、一行を呼び返すよう命じた。
そこで、命じられた男は、鞭打って馬を走らせて追ったが、津坂は遠く、また、かなり先に進んでいるので、すぐには追いつけない。

一方で、無礼な男を殺害しようとしている男は、ようやく津坂に行き着こうとしていたが、その時、後ろの方から大きな声で呼び叫ぶ者がいた。よく聞いてみると、「主人の大夫殿のご命令である。その男を慌てて殺してはならぬぞ」と言っている。
そこで、振り返ってその呼ぶ者を「何者か」と見てみると、年が十余歳ばかりの小僧だった。その小僧が、命がけで走って呼び叫んでいる。
そこで、この殺害しようとしている男は馬をゆっくり進ませ、小僧は早く走っているので、その差は二町ばかりになった。殺害しようとしている男は驚き怪しんで、馬から下りてしばらく留まっていると、あの駿馬に乗って止めるために追ってきた男が追いついた。

そして、慌てて殺してはならない、という命令を伝えると、同じように追ってきていた小僧の姿が、突然見えなくなった。それに気付いて、使者たちは不思議に思いながら、命じられたように無礼な男を連れて返り、主人の家に着くと、小僧が走って追ってきて殺害を止めるように言ったことを語ると、文時は奇妙に思い、無礼な男を召し出して詰問すると、その男は涙を流して泣く泣く答えた。「これは他でもありません。ひたすら地蔵菩薩を祈念し奉ったからです」と。
文時はこれを聞いて、地蔵菩薩が目の前で示されてご利益を貴く思った。これを見聞きした人も、皆涙を流して尊ばない人はいなかった。

その後、その里の人は、上中下すべての人が地蔵菩薩の像を造りまた絵に描いて、帰依し奉ることを恒例の事として今も絶えることなく行われている。
無礼な男は、地蔵のお助けによって命が助かったことを喜び、これまで以上に心を込めて地蔵にお仕えした、
となむ語り伝へたるとや。

       ☆   ☆   ☆

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少々暑すぎませんか?

2023-09-28 18:34:25 | 日々これ好日

     『 少々暑すぎませんか? 』

    今日の最高気温 静岡市などで猛暑日となった
    当地や近畿圏でも 最高気温は
    例年より 5℃程度高いとのこと
    9月も残り少ないというのに 少々暑すぎますよねぇ
    誰に文句を言うわけにも いかないけれど
    この暑さの中 インフルエンザが流行しているとか
    やはり 環境が 少し変っているのかなぁ
    くれぐれも 体調に ご注意を!!

                ☆☆☆

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女子バスケットに期待

2023-09-27 18:50:53 | 日々これ好日

     『 女子バスケットに期待 』

    アジア大会 テレビは今 女子バスケットを放送中
    東京五輪で大活躍を 見せてくれただけに
     今大会でも 期待が膨らんでしまう
    今日の相手の香港には きっと勝ってくれるはずで
    安心して 応援させていただこう

                 ☆☆☆  
   

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サンマが獲れないそうだ

2023-09-26 18:33:06 | 日々これ好日

      『 サンマが獲れないそうだ 』

    サンマが獲れないそうで 大変な高値とか
    某国から 水産資源の輸入禁止を受けて
    業者は大苦戦なのに サンマまで獲れなくて
    困っている とのニュース
    様々な対策は 必要だと思うが
    余っている魚介類を しっかり食べましょうよ
    「秋の味覚」という言葉も あるが
    わが家では サンマも松茸も とっくにランク外
    別に 飢え死にはしないようですよ

                  ☆☆☆
    

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戦場に現れた小僧 ・ 今昔物語 ( 17 - 3 )

2023-09-26 08:01:30 | 今昔物語拾い読み ・ その4

      『 戦場に現れた小僧 ・ 今昔物語 ( 17 - 3 ) 』


今は昔、
近江国、依智郡、賀野の村(現在の愛知郡の内)に一つの古寺があった。
その寺に地蔵菩薩の像が安置されている。その寺は、検非違使左衛門尉平諸道の先祖の氏寺である。
その諸道の父は、極めて勇猛な者であった。それゆえ、常に合戦に出ることを仕事としていた。

ある時のこと、敵を攻めて討つために、多数の軍勢を率いて戦っているうちに、胡録(ヤナグイ・矢を入れて背負う武具。)の矢を全部射尽くしてしまって、どうしようもなくなったので、心の内で「我が氏寺の三宝、地蔵菩薩、我を助け給え」と念じ奉っていると、突然、戦場に一人の小僧が現れて、矢を拾い取って諸道の父に与えた。
まったく思いがけないことであったが、その矢を受け取って、射ながら戦ったが、見れば、その矢を拾っている小僧の背中に、矢が射立てられた。その後、小僧の姿がたちまち見えなくなった。
「小僧は逃げていったのだ」と思って、前のように戦い続けているうちに、諸道の父は当初の目的通りに敵を討ち果たすことが出来て、戦いに勝利して喜んで家に帰った。

「あの矢を拾ってくれた小僧は、いったい誰の従者だろう。また、どこから現れたのだろう」と何も分からないので、あちらこちらと尋ねさせたが、知っている者は全くいない。
「わしに矢を拾って与えているうちに、背中に矢を射立てられていたので、もしかすると、死んでしまったのかも知れない」と哀れで気の毒に思ったが、分らず終いになった。

その後、諸道の父は、氏寺に詣でて、地蔵菩薩を見奉ると、その背には矢が一筋射立てられていた。
諸道の父はそれを見て、「そうだったのか、戦場で矢を拾ってわしに渡してくれた小僧は、何と、地蔵菩薩がわしを助けるために姿をお変えになったのだ」と思うと、しみじみと感激し、泣く泣く礼拝し奉ること限りなかった。
その辺りの上中下の人々もこの事を見聞きして、涙を流して感激し貴び奉らない者はいなかった。

まことに、これを思うに、極めて貴くありがたいことである。地蔵菩薩は、衆生にご利益をお与えになるために悪人の中に交わって、祈念し奉る人のためには、毒の矢を我が身にお受けになることはかくの如しなのである。
いわんや、後世の事を心を尽くして祈念し奉れば、お助け下さることは疑いないことである、
となむ語り伝へたるとや。

     ☆   ☆   ☆

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バレーボール女子は 残念だったが

2023-09-25 18:41:05 | 日々これ好日

     『 バレーボール女子は 残念だったが 』

    バレーボール女子は 熱戦の末 ブラジルに敗れた
    残念ながら 今大会での五輪切符は逃したが
    来年の最終選考では 十分期待できる ランキングにある
    楽しみにしたい
    さあ 今度は アジア大会を 楽しませていただこう

                     ☆☆☆      
    

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三日に一度は追わねばなるまい

2023-09-25 08:15:29 | 私の好きなフレーズ

 『 権兵衛さんがからすを追い払うのは、三度に一度なのです。すなわち、あとの二度は、自分の努力はからすたちに取られるものだと達観しているのです。』


♪♪ ゴンベが種まきゃ からすがほじくる
        三度に一度は 追わねばなるまい
      ( 中略 )
からすとは、ライバル会社であったり、同僚であったり、調子だけ良い上司だったりします。
彼らは、権兵衛さんが丁寧に耕し、種をまき、水や肥料をやり、収穫を楽しみに畑を離れるのを待って、ほじくり返します。
畑は荒らされ、種は食べられてしまいます。
それどころか、種をせっせと自分の山へ運んでいくからすもいます。
さらに驚くことには、さんざ畑をほじくり返したうえで、これだけほじくり返したのだから、この畑は自分の畑だと言い張るからすさえいます。

権兵衛さんの苦労が良く分ります。
権兵衛さんの無念さは、サラリーマンがたびたび味わう無念さと同じだと思われてなりません。
しかし、私たちが学ばねばならない大切な教訓は、下の句ではないでしょうか。
そうです、権兵衛さんは「三度に一度は追わねばなるまい」と言っているのです。人の良い権兵衛さんですが、いつもいつもからすの勝手にさせておくわけにはいきません。
私たち平均的なサラリーマンは、いつもいつもお人好しでいるのではなく、三度に一度は自己主張すべきなのです。
しかし、権兵衛さんがからすを追い払うのは、三度に一度なのです。
すなわち、あとの二度は、自分の努力はからすたちに取られるものだと達観しているのです。

     ( 「言葉のティールーム」 第四話 より )


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バレーボール女子は 最終戦 

2023-09-24 18:22:24 | 日々これ好日

     『 バレーボール女子は 最終戦 』

   W杯バレーボール女子 今夜の相手は ブラジル
   勝てば パリ五輪出場権を 手にすることが出来る 
   負ければ この大会での五輪切符は 見送りとなる
   敗れたとはいえ 昨日の試合も 熱戦だった
   ブラジルも 全く同条件なので 必勝を期しているだろう
   勝利を祈りたい  ガンバレ ガンバレ

                 ☆☆☆

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