雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

法の網の限界

2022-11-30 19:16:48 | 日々これ好日

      『 法の網の限界 』

    米ツイッター社の混乱が 度々報道されている
    同じく米国で 仮想通貨の大手の交換所が行き詰まり
    連鎖の倒産も 発生している
    わが国でも ネットをめぐる中傷トラブルや
    詐欺的な事件が 後を絶たない
    この種の犯罪やトラブルは 技術的な面で
    法の網は とても太刀打ちできないようだ
    近付かないのが 無難だといっても
    全く無縁で 現代社会で生活するのも 難しい
    後追いでも 法整備に期待するしかないが
    いくら難しくても 我が身を守る知識も必要なのだろう

                   ☆☆☆ 

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暖かな晩秋も終る頃

2022-11-29 18:41:08 | 日々これ好日

      『 温かな晩秋も終る頃 』

    当地は ほぼ一日中雨 
    一時は激しい風雨になったが 気温は高かった
      このところ 晩秋にしては暖かい日が続いていたが
      どうやら それもぼつぼつ終るようで
    明日は くっきりと季節を分ける日になりそうで
    十二月の声と共に 寒くなるそうだ
    まだまだ 紅葉が楽しめる所も多いが
    いよいよ師走 
    寒さと慌ただしさが 肩を組んでやって来そう

                   ☆☆☆
    
 

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高齢者が優しい社会

2022-11-29 07:59:39 | 私の好きなフレーズ

 『 今こそ私たちは、「高齢者が優しい社会」を構築させる必要があると思うのです。』


まだ幼稚園児かと思われる子供が、お年寄りに席を譲っていました。

電車の中での光景ですが、実に温かく、見ている者まで嬉しくなってきます。お年寄りをいたわる心は、数千年の昔から美徳であり、人間の優しさであります。つまり、高齢者に優しい社会は「優しい社会」であります。
しかし、私たちが生きている社会は、高齢者といわれる人たちが人口の20%を超え、やがては30%あるいは35%になると予測されている社会です。 ( この記事は、2011.9.30 に書いたものです。)
高齢者が社会の優しさに甘えて過ごせる社会ではないのです。
今こそ私たちは、「高齢者が優しい社会」を構築させる必要があると思うのです。

        ( 「小さな小さな物語」第六部  NO.323 より )

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さあ 次はスペインだ

2022-11-28 19:16:51 | 日々これ好日

      『 さあ 次はスペインだ 』

    コスタリカ戦は 残念といえば残念
    しかし 予選リーグの最終戦を
    1勝1敗で迎えることは 最も可能性が高かったはずだ
    「スペイン戦は負けでよい」 そんな展開は厚かましすぎる
    さあ 次のスペイン戦での 力いっぱいの戦いを期待しよう
    心の声・・(出来ることなら 勝っていただきたい)

                    ☆☆☆

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間もなくキックオフ

2022-11-27 18:08:14 | 日々これ好日

     『 間もなくキックオフ 』

    当地は 絶好の行楽日和
    私は といえば
    お昼少し前から テレビの前に座り込んで
    まずは 女子駅伝を満喫
    次は 関西のアメフトファンなら見逃せない
    関学大×立命大の 熱戦
    そして いよいよ サッカー
    キックオフには まだ時間があるが
    テレビはすでに ヒートアップ
    『 お疲れが出ませんように 』

                 ☆☆☆
    

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クイーンズ駅伝も楽しもう

2022-11-26 18:42:44 | 日々これ好日

      『 クイーンズ駅伝も楽しもう 』

    明日 全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝)が
    宮城県で行われる
    日本中が サッカーに席巻されているようだが
    トップクラスの 中長距離の女子選手の多くが出場する
    この大会は 魅力いっぱいだ
    昼間はぜひ クイーンズ駅伝を楽しもう

                  ☆☆☆

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五輪談合 徹底捜査を

2022-11-25 18:48:29 | 日々これ好日

      『 五輪談合 徹底捜査を 』

    この前の東京オリンピックに絡んで 談合疑惑が浮上
    テスト大会に関して 組織委員会の関与も疑われている
    あれだけ やりたい放題に 賄賂が飛び交っていたのだから
    談合などが なかったということの方が不思議だ
    業者はもちろん 組織委員会の関与を厳しく操作して欲しい
    せっかく サッカーで盛り上がっている時だが
    スポーツ大会を 食い物にしている者たちを
    職務や社会的地位などに配慮することなく 徹底的に捜査して欲しい
    残念というより 不愉快極まりない事件だ

                  ☆☆☆
    

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いやいや 大変です

2022-11-24 19:10:03 | 日々これ好日

       『 いやいや 大変です 』

    サッカーW杯 強敵ドイツに逆転勝ち
    劇的な大金星に 日本中が狂喜したかのような
    報道ぶり
    W杯は まだ始まったばかり
    こんな調子では 身が持たない人も 出るのではないかと
    余計な心配をしてしまう
    と言いながらも 次のコスタリカ戦の戦略を
    場外監督としては しっかり検討しなくては えへへ・・

                    ☆☆☆

 

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いよいよドイツ戦

2022-11-23 18:33:35 | 日々これ好日

      『 いよいよドイツ戦 』

    サッカーワールドカップ カタール大会
    いよいよドイツ戦が 間もなく始まる
    事前情報は 今日一日だけで 十分満腹した
    勝敗予想も 解説者だけでなく 
    トリやタコなど 様々な動物にも教えてもらった
    あとは 本番で すばらしいプレーを期待して
    しっかり応援するだけだ
    にわか大ファンの 一人として

                  ☆☆☆

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忍の草ぞ

2022-11-23 07:58:21 | 古今和歌集の歌人たち

     『 忍の草ぞ 』


 ひとりのみ ながめふるやの つまなれば
            人を忍ぶの 草ぞ生ひける

             作者   貞 登

( 巻第十五 恋歌五  NO.769 )
      ひとりのみ ながめふるやの つまなれば
               ひとをしのぶの くさぞおひける


* 歌意は、「 たった一人で 物思いにふけりながら古ぼけた家に住んでいる 年老いた妻ですから つま(軒端)には 人を偲びながらも その寂しさに耐える 忍ぶ草が生い茂っているのです 」といった、恋歌としては少し異質なものを感じます。
この歌には、「ながめ(物思いにふける・長雨)」「ふる(降る・古い・年老いた)」「つま(妻・軒端)」「しのぶ(偲ぶ・忍ぶ草)」と掛詞、縁語があふれていて、とても技巧的な歌といえますが、それ以上に虚しさ、切なさに満ちているように思われ、恋歌というより哀愁歌のように感じてしまうのです。

* 作者の貞登(サダノノボル)は、第五十四代仁明天皇の皇子です。母は、更衣の三国町(ミクニノマチ)です。おそらく地方豪族(越前辺りか?)三国氏の娘と推定されます。
登は、誕生間もない頃に源氏姓を与えられて臣籍降下しています。仁明天皇には多くの女御・更衣・宮人といった妻がいましたが、女御・更衣の皇子で臣籍降下したのは、登だけのようです。母の実家の身分が低かったためでしょう。

* 登の生没年は未詳です。生年を推定するのは難しいのですが、他の皇子の生年や俗籍を剥奪される年代を考えれば、830 年代、おそらく 835 年前後ではないかと推定しました。
上記しましたように、登が皇子であった期間は極めて短い間で、源氏姓を与えられて皇籍を離れています。そして、その源氏姓も、生母の三国町が藤原有貞(藤原南家、右大臣藤原三守の七男。)との密通を疑われて、更衣を廃されました。それに連座して、登も源氏姓を剥奪され、出家して深寂と称しました。この時で登は元服するかしないかの頃と考えられ、源登として活躍する期間はほとんどなく、おそらく、母の実家などに養育されていたのではないでしょうか。

* 出家となった登ですが、僧侶としての修行などについては、伝えられている物は見当たりません。おそらく、母の実家辺りの支援を受けていたのではないでしょうか。
その後、僧侶の身分でありながら俗世間で生活するようになり、子も儲けたようですが、自らは糧を得る手段を持っておらず、零落の極みに陥ったようで、見かねた成康親王(837 年生れ。母は藤原有貞の姉にあたる女御藤原貞子。)ら兄弟たちが、還俗させ本姓に復せるように働きかけたようです。

* 866 年、そのお陰で、源姓への復帰は叶いませんでしたが、貞朝臣登が与えられ、正六位上を授けられました。そして、翌 867 年に従五位下を叙爵し、末席ながら貴族の地位を得ることが出来ました。
ただ、貴族と呼ばれる地位を得たとはいえ、仁明天皇の皇子からは文徳、光孝の二人の天皇が生れており、他の皇子たちはもちろん、源姓に降下した御子たちからも公卿が誕生しています。その面だけを見れば、登の不運は際立っています。

* その後、872 年に土佐守に任ぜられたのを皮切りに、大和権守、備中
守、越中介、紀伊権守と地方官を歴任しています。すべてを任国に赴いたのかどうかは不明ですが、中央政治で活躍する機会はありませんでした。
そして、894 年に正五位下を受けていますが、その後の消息は途絶えています。おそらく、これから間もない頃に没したものと考えられます。行年は、六十歳前後だったのではないでしょうか。

* 作者 貞登の生涯は、皇子として生を受けながら、激しい変化を強いられた生涯のように見えます。
貴族の地位を得るまでの半生は、相当厳しいものであったと想像してしまうのですが、清和・陽成・光孝・宇多の四代の王朝のもとで地方官を歴任した元皇子の心境はどのようなものだったのでしょうか。
伝えられている和歌は掲題の一首のみのようですし、妻子については詳らかではありません。それでも、掲題の和歌の読み取り方によっては、激しい流転の代償のような、意外に穏やかで澄み渡ったような晩年だったのかも知れない、と思うのです。

     ☆   ☆   ☆

コメント (2)
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