雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

荒れ気味のうちに

2018-05-31 19:12:25 | 日々これ好日
        『 荒れ気味のうちに 』

     荒れ気味の五月も 今日で終わる
     暑かったり ひんやりしたり 暴風雨あり 雹までも
     世界各地で 激しい動き
     国内は 政治も スポーツ界も 荒れ気味
     六月は もっと明るい話題を探そう

                       ☆☆☆
      
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やりきれない

2018-05-30 19:25:27 | 日々これ好日
        『 やりきれない 』

     十四年も前の 凶悪事件の犯人が逮捕された
     捜査努力に敬意を表すとともに 朗報といえるが
     何とも やりきれない気持ちだ
     この種の事件を 残念ながら 絶滅させることは出来ないだろうが
     少々の私権を制約しても 法的な強化が必要な気がする

                        ☆☆☆  
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プロ野球交流戦

2018-05-29 19:23:27 | 日々これ好日
        『 プロ野球交流戦 』

     プロ野球交流戦 始まる
     最近は 交流戦の成績が 
     リーグ優勝に 大きな影響を与えている
     テレビ放送に限れば このところメジャーリーグに押されている感じ
     今現在 各試合とも 熱戦を繰り広げているようだが
     熱戦を期待したい

                         ☆☆☆
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少し早い

2018-05-28 19:07:55 | 日々これ好日
        『 少し早い 』 

     四国が梅雨入りした 瀬戸内海を挟んでいるが
     当地も 間もなくらしい
     梅雨とセットらしく アジサイの花も色づいてきた
     ただ わが家のアジサイの花は
     少し小さそうだ
     桜だけでなく アジサイも 梅雨も 何を急いでいるのか
     少し早そうだ

                   ☆☆☆
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行ったり来たり

2018-05-27 19:22:36 | 日々これ好日
        『 行ったり来たり 』

     米朝首脳会談 行ったり来たり
     真相は分からないが 駄々をこね合っているように見える
     そう簡単に 解決できる課題ではないと思うが 少しでも進展して欲しい
     わが国内でも 様々なトラブルが発生しているが
     これらは いずれも 行ったり来たりというより うろうろしている感じ
     残念

                         ☆☆☆
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還暦過ぎた童子

2018-05-27 08:24:48 | 麗しの枕草子物語
          麗しの枕草子物語 
               還暦過ぎた童子

やんごとなきあたりの方々のお話で恐縮なのですが・・・

花山天皇が春宮であられました頃、春宮傅兼明親王という方がおいでになられました。
この御方は、花山天皇の祖父村上天皇の異母弟にあたる御方でございますが、十九歳の頃に源氏として臣籍に降りられました。そして、六十四歳の時に親王宣下を蒙り、皇族に復籍されました。
皇子が親王宣下を蒙るのは、乳児か幼少期であるのが普通ですから、六十四歳にしての親王宣下は極めて異例といえましょう。

さて、花山天皇が御即位されて間もないことなのでしょう。
さる上臈女房が、まだあどけなさを残している天皇に、五寸くらいの大きさの、とても可愛らしい殿上童の人形を作って、髪はみづらに結い、立派な装束を付けて献上なさいましたが、そこには、「ともあきら親王」と書かれていました。
「兼明(カネアキ)」は、「ともあきら」とも読めますので、六十四歳でまるで童のように親王宣下を受けられた兼明親王のことをユーモアたっぷりに表現されたのでしょうが、天皇は、一目見てその事を察し、大喜びされたそうでございます。


(第百七十五段・みあれの宣旨の、より)
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人気者か? 嫌われ者か?

2018-05-26 19:11:10 | 日々これ好日
        『 人気者か? 嫌われ者か? 』

     京都の鴨川辺りを中心に トビが食べ物を狙いに来ている
     別の観光地でも 実際に経験したが
     手に持っている食べ物を狙って来るのは なかなかの迫力
     かつては 都心部から姿を減らしていて 環境悪化のためとされていたが
     都市部近くのあちこちで 増えているらしい
     人気者になったり 嫌われ者になったり
     人間って 勝手なものだ

                       ☆☆☆
  
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お見事

2018-05-25 19:19:44 | 日々これ好日
        『 お見事 』

     お見事でした まったく・・・
     アメリカンフットボールの事件
     加害者側の学長が 会見
     謝罪か調査状況説明が 目的かと思ったが
     なんの なんの 主目的は
     全国の同校関係者への メッセージだったらしい
     マスコミの使い方は ただ ただ お見事 

                     ☆☆☆   
 
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季節の変化

2018-05-24 19:31:54 | 日々これ好日
        『 季節の変化 』

     季節の変化は 様々な感じ方があるが
     わが家の場合 庭の それも通路部分を中心に
     去年の種から好き勝手に育ち 一大勢力を誇っている
     ノースポールの白い花が 黄色味を増し ぼつぼつ種を付け始めている
     わが家の庭では これが 大きな季節の変化の一つだ
     入れ替わるように アマリリスがひとつ 真っ赤な花を開いてくれた

                         ☆☆☆  
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さ牡鹿の声

2018-05-24 08:27:50 | 新古今和歌集を楽しむ
     野分せし 小野の草臥 荒れ果てて
                 み山に深き さ牡鹿の声


                            作者 寂蓮法師


( No.439  巻第五 秋歌下 )

            のわきせし おののくさぶし あれはてて
                         みやまにふかき さおしかのこえ


* 作者寂蓮法師(シャクレンホウシ)は新古今和歌集を代表する歌人の一人である。採録されている和歌数は三十五首で、第八位に位置する。
(1139?-1202)享年六十余歳とされる。

* 歌意は、「 野分がやってきて 野にある草の寝床は 荒れてしまったことだろう。 山の奥深くから 牡鹿の声が聞こえてくる。 」といった感じであろうか。おそらく、野分で寝床を失ってしまい、散り散りになってしまった妻鹿を捜す牡鹿の声を詠んだのではないだろうか。
なお、小野の「小」、さ牡鹿の「さ」は、どちらも美称の接頭語。野分は、台風シーズンの頃に吹く嵐を指す。

* 寂蓮法師の和歌は、百人一首に選ばれていることもあって、私たちにもなじみ深い歌人といえよう。
父は醍醐寺の阿闍梨・俊海。十二歳の頃に叔父である藤原俊成の養子となる。俗名は藤原定長である。貴族の若君として育ち、従五位上・中務少輔に至る。おそらく、俊成の養子として迎え入れられた時点では、やがては家督を継ぐ含みであったと考えられるが、十年ほど経った頃に、俊成に男子が誕生した。後の定家である。
そのこともあって、定家に家督を譲るべく、三十代で出家し歌道に精進することになる。義父である俊成や義弟となる定家とは良好な関係が続いていたようで、御子左家の中心歌人の一人として活躍した。

新古今和歌集の編纂にあたっては、後鳥羽院は和歌所の寄人のうち六人を選者に選んで院宣を下した。源通具・藤原有家・藤原定家・藤原家隆・藤原雅経・そして寂蓮の六人である。当時、僧籍にある著名な歌人は少なくなかったが、ただ一人寂蓮が選ばれたのには、歌人としての実績もさることながら、貴族社会と近しい関係にあったためのように推定される。
ただ、残念ながら、寂蓮は選ばれた翌年に死去しており、選者としてはほとんど参画していないと思われる。

     ☆   ☆   ☆



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