雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

ドジャース 先勝

2024-10-06 19:25:49 | 日々これ好日

     『 ドジャース 先勝 』

   米大リーグ地区シリーズ
   ドジャースは パドレスに先勝した
   先発の山本由伸投手は 乱調気味で5点を献上したが
   大谷選手等の活躍で 逆転勝利した
   大谷選手のホームランも すばらしかったが
   第一戦での 逆転勝利は大きかった
   パドレスは 明日はダルビッシュ投手
   熱戦を期待したい

             ☆☆☆

   

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ブレない男 ・ 小さな小さな物語 ( 1812 )

2024-10-06 08:06:50 | 小さな小さな物語 第三十一部

座右の銘は「初志貫徹」だよ、と事あるごとに話す先輩がいました。
それほど親しく付き合った人ではありませんが、ある時期、同じ職場で過ごしたことがあります。直接の上司ではありませんでしたが、仕事上で接触する機会も多く、その人の部下にあたる人とは、飲みに行く機会もよくありました。
その友人の話からや、合同の会議などでも、意見や主張がブレることをとても嫌がり、会議の席上でも、意見がブレたり修整する人には厳しく接することがありました。部下の言い訳に対して、時には罵倒に近い言葉を投げかけて、「首尾一貫だよ!」と責め立てることがしばしばあったようです。
今なら、パワハラにあたりそうですが、その当時では、部下は「あんたはどうなんだ」と胸の内でつぶやきながら、嵐が過ぎ去るのを待つばかりだったようです。

反対に、考え方がコロコロ変る上司に仕えた経験があります。自分より上の人の意見に迎合して、部下への指示が一貫しないのも困るものです。
「初志貫徹」は、今でもよく耳にしますし、訓話などで使われるような気がします。しかし、そうした考え方も、行き過ぎると、「頑固一徹」や「聞く耳を持たない」と言った状態になりがちで、主義主張があまりにも強固な人との付き合いは大変です。
同時に、「物わかりの良い人」は、「親しみやすく」「包容力があり」、部下としては楽ですが、時には、「朝令暮改」を生み、組織としては脆弱になりがちのようです。

折から、船出したばかりの石破丸が逆風を受けているようです。
総裁選挙中の主張と、総裁就任後の発言にブレが多発していると責められています。首相就任後初の所信表面演説に対しては、野党からは、よくもこれほど口汚くののしることが出来るものだと、感心してしまうほどの責められようです。
ブレない男として評価されている面が強かった石破首相だけに、風当たりがよけい強くなったのでしょうが、野党からの言葉も、非難する立場にあるとはいえ、耳障りが悪すぎるような気がしました。

しかし、私個人の意見としては、石破首相の発言が、総裁選挙中やそれ以前の意見とブレが出ていることに安心感を感じています。
今回の政権は、プチ政権交代によって誕生したと考えていましたので、かなりの変革を予想していたのですが、長期的にはともかく、短期的には様変わりするような変化は心配ないような気がしたからです。
また、例えプチ政権交代だとしても、所詮は自民党政権ですから、党内基盤の脆弱な石破首相としては、個人の理想論をそのまま貫き通すことは無理なはずです。また、それが正しい政策だと全くブレることなく突き進まれると、むしろ政権は孤立することでしょうし、独裁者の手法に近づいてしまいます。
おそらく、首相の権限は絶大なのでしょうが、わが国は独裁国家ではありません。選出基盤の自民党や、民意の一方の権威である国会の声なども聞き入れてこそ、民主主義政治は成り立つのだと考えます。
人は成長とともに、考えや主義主張が変化するのは当然のことで、幅広い意見を聞いて、あるいは取入れて、ブレにブレながら、着実に私たちの生活基盤を下支えし、少しずつでも引き上げてくれる政策を見つけ出し推進してくれることを期待したいと思っています。

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石破首相も野田代表も 能登へ

2024-10-05 18:23:22 | 日々これ好日

    『 石破首相も野田代表も 能登へ 』

   正月早々の地震 そして今度は大変な豪雨と
   災害が続く 能登半島地方を
   与野党の首脳が それぞれ視察に訪れた
   お二人とも まさか リップサービスだけではないと思うが
   総選挙直前だけに 下衆の勘繰りをしてしまう
   それも 議員の多くは 
   選挙準備に 走り出しているようなので・・・

                  ☆☆☆ 

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東大寺創建への道 ・ 今昔物語 ( 17 - 49 )

2024-10-05 08:17:38 | 今昔物語拾い読み ・ その4

     『 東大寺創建への道 ・ 今昔物語 ( 17 - 49 ) 』


今は昔、
聖武天皇の御代に、奈良の京の東の山に、一つの山寺があった。
その山寺に一人の優婆塞(ウバソク・俗生活を送りつつ仏道に帰依する男性。山伏や山岳修験者も優婆塞と称した。)がいた。名を金就(コンジュ・伝不詳。諸説ある。)と言った。この優婆塞は、この山寺を建立したので、ここに住んでいるのであった。

さて、未だ東大寺が造営されていない頃、金就行者は、その山寺に住んで仏道修行をしていたが、その山寺に一体の執金剛神(シュウコンゴウジン・仏法守護の夜叉神。金剛力士と同じ。)の摂像(ショウゾウ・土製の像)が在(マシ)ました。
金就行者は、その執金剛神のふくらはぎに縄を付けて、これを引いて昼夜休むことなく修行していた。ある時、執金
剛神のふくらはぎから光が放たれた。その光は、まっすぐに皇居に届いた。

天皇はその光を御覧になって、その光が何処からきたものなのか分らず、驚き怪しまれて、使者を遣わして調べさせた。
使者は勅命を受けて、光りをたどってかの山寺に行き着き、見れば一人の優婆塞がいて、執金剛神のふくらはぎに縄を懸けて、礼拝して仏道を修行していた。使者はその様子を見ると帰参して、この由を奏上した。
天皇は使者の報告をお聞きになると、すぐにその金就行者を召し出すと、すぐに参上した。

天皇は行者に、「汝は何事を求め願って、そのように修行をしているのか」と仰せになった。
金就行者は、「私の願いは、『出家して仏道を修行したい』ということでございます」と答えた。
天皇はそれをお聞きになると、お誉めになり出家を許し、得度させてやった。そこで、行者は望み通りに出家して、比丘(ビク・僧)となった。
当時の人は皆、これを聞いて、行者を誉め称え、金就菩薩と呼んだ。その金就菩薩に天皇は深く帰依なさって、東大寺建立のことを相談された。(このあたり、欠字があり推定して書きました。)

その光りを放たれた執金剛神の摂像は、東大寺の羂索堂(ケンジャクドウ・東大寺の一院)の北の戸の所に今もお立ちになっている。人々は是非とも詣でて礼拝し奉るべき像である。その羂索堂は、かの金就行者が住んでいた昔の山寺がこれである。
また、昔は出家も天皇の許可がなくては容易く出来なかったので、金就行者はあのように熱心に祈り願ったのである、
となむ語り伝へたるとや。

     ☆   ☆   ☆

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石破新首相が所信表明

2024-10-04 18:43:17 | 日々これ好日

    『 石破新首相が所信表明 』

   プチ政権交代の 期待と不安を背負って
   石破新首相が 所信表明を行った
   期待通りと言うか 予想通りと言うか
   所信表明演説への評価は 厳しい物が多いようだ
   総裁選挙中の発言と 総裁就任後の発言の
   ブレを指摘されているが
   公約などは ブレて当たり前
   理想論をそのまま実行されては 混乱が大きすぎる
   これは 与党・野党を問わず 多くの例を見てきたことだ
   政党内の基盤が弱い 新首相としては
   それを逆手にとって 持論だけに拘らず
   どんどんブレながらも 国民に目を向けた政治を
   粘り強く推進して欲しい・・ と願う

                ☆☆☆ 
   


   

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さても このごろは ご案内

2024-10-04 08:36:09 | さても このごろは

        『 さても このごろは 』

年老いて、人はなぜか昔を懐かしむ。

いつの世も、生きていくのはそうそう簡単なことではないけれど、百歳を超えて生きるとなれば、穏やかな心を保つのは、なかなかに、安易なことではあるまい。

百歳を超えて生きる女性がいた。
老いと共に昔のことを懐かしむのは人の常のようだけれど、彼女もまた、昔のことを懐かしげに語ることが多かった。

ここに紹介する短編集は、その女性が百歳を超えた頃から話してくれたものを、書き留めたものである。



  短い作品集です。ぜひ、ご一読いただきたくご案内いたします。

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ドジャースの対戦相手はパドレス

2024-10-03 18:49:44 | 日々これ好日

    『 ドジャースの対戦相手はパドレス 』

   米大リーグ プレーオフ 
   ドジャースの対戦相手は パドレスに決まった
   いよいよ大谷翔平選手が待望の 地区シリーズが始まるが
   ダルビッシュ投手・松井投手が所属する パドレスは
   投手陣が強力だ レギュラーシーズンはパドレスが勝ち越しており
   投手陣に不安があるドジャースは 
   大谷選手をはじめ 強力打線の活躍が 絶対条件だ
   そして もしかすると 山本投手がキーを握っているかもしれない
   好試合を期待したい

                     ☆☆☆
   

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アホとバカの境界線 ・ 小さな小さな物語 ( 1811 )

2024-10-03 08:00:18 | 小さな小さな物語 第三十一部

「アホ(阿呆)」と「バカ(馬鹿)」は、辞書なのでは、どちらも同じ意味で「愚かであること。また、その人。」といった説明がなされています。もっとも、「バカ」の方には、そこから派生する意味も説明されていますので、こちらが本家なのでしょう。
私は関西育ちですので、アホとバカは少し違う意味で使っているように思います。アホというのは褒め言葉ではありませんが、「アホやなあ」という言葉には、「お前は愚かだ」といった意味は含まれていません。バカということになりますと、これはきつい言葉になります。
ずいぶん前のことですが、転勤で初めて東京で生活したとき、職場で「バカだな」と言われたときには、そうとう落ち込みました。反対に、私が「アホやね」と言ったとたんに、周囲がしらけてしまったことを覚えています。
この二つの言葉は、使われる背景も関係しますが、地域により少し違う意味合いを持っているように思うのです。

かつて、テレビ番組で、「アホ」と「バカ」が使われる地域を調査したことが報じられたことがあります。他でも、時々話題になることがあります。
東京圏は「バカ」が主流で、大阪圏は「アホ」が主流のようでが、その境界線を探るべく東と西から調べていきますと、東からは名古屋近くまで、西からは関ヶ原近くまで、それぞれの使用が確認されたようですが、やがて使用頻度が曖昧になり、「タワケ」という言葉が浮上するようです。ここから西は「アホ」、ここから東は「バカ」というような、明確な境界線は存在していないようです。
もっとも、多くの対比する物には、明確な線引きが出来ない物が、むしろ多いようです。例えば、「白か黒か」という談判もよくありますが、その中間の「灰色」は、限りなく白に近い物から、黒と見分けがつかないような物まであって、多くの場合はそのどこかで手打ちがなされ、白と黒の明確な線引きは難しいようです。
さらに、「アホと かしこ の境界線」となりますと、さらに複雑で、線引きすれば必ず間違った結果を導いているようです。

折から、石破新内閣が船出しました。
石破茂氏の自民党総裁就任への選挙の駆け引きは、投票者全員を記名にして、それぞれの思惑も付記して公開することが出来れば、スペクタルに満ちあふれ且つミステリアスなことこの上ないドラマが展開されていることでしょう。
しかし、石破丸は、かなりの逆風を受けての船出のようです。私は、今回の新政権はプチ政権交代が実現しての誕生と考えていますので、逆風は当然のことだと思っています。
首班指名を受ける前に「解散」を宣言するなどは、さすがに驚きましたが、野党のほとんどは「論戦から逃げた」と非難を強め、言葉汚くののしっています。もっとも、論戦と言っても、野党側は責められることはないのですから、逃げられたのは気にいらないでしょうし、野党間の協議のためにはもう少し時間が欲しいのでしょう。
自民党内からも、組閣人事に対してかなりの不満や非難が渦巻いているいるようです。これまで、石破氏に近いため入閣を逃してきた人もいるでしょうから、義理を果そうとした面が目立っていることも事実なのでしょう。
いずれにしても、長く政権主流から離れていた石破氏ですから、能力や実績が高く評価されてきた人とは疎遠勝ちと考えられ、新たな人財の活躍を期待せざるを得ない点もあるのでしょう。

とはいえ、いくらプチ政権交代が実現しているとしても、所詮は自民党政権です。派閥の多くは解消したとされていますが、主張や性質などから、いくつかのグループが誕生するのは避けられませんし、むしろそうあるべきではないでしょうか。そうした様々な集団の切磋琢磨があってこそ政党の能力は向上するのではないでしょうか。
与党内野党から首班に立った石破氏ですから、理想論と現実政策との境界線に苦しむことになるのでしょう。その境界線を巡って、どれだけの成果を上げて行けるかは、首相一人の力などごく一部で、いかに多くの支持者を得られるかにかかっているのではないでしょうか。そして、その第一歩は、解散総選挙の結果が重要になります。
石破新首相はその勝利によってプチ政権交代を推進させようとの思惑からの解散宣言なのでしょうが、本当の政権交代の可能性も皆無とは言えません。
案外、境界線は低いかも分りません。さて、さて、結果は如何に??

                      

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イランがイスラエルにミサイル攻撃

2024-10-02 18:41:53 | 日々これ好日

   『 イランがイスラエルにミサイル攻撃 』

  イランがイスラエルに ヒズボラの指導者殺害に対する
  報復攻撃として ミサイル180発以上を発射した
  一部被害も出ており 戦線の拡大が懸念される
  ガザ地区などハマスとの停戦が 期待されていたが
  むしろ 戦争は拡大している
  誰が どれだけの被害を受ければ 収束するのか
  絶望を感じる
  ウクライナとロシアの戦争も 同様だ・・・

               ☆☆☆  

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突風が絹を運ぶ ・ 今昔物語 ( 17 - 48 )

2024-10-02 08:01:47 | 今昔物語拾い読み ・ その4

     『 突風が絹を運ぶ ・ 今昔物語 ( 17 - 48 ) 』


今は昔、
紀伊国の安諦郡(アテノコオリ・和歌山県有田郡)に、私部寺(キサイベデラ・伝不詳)という寺があった。
その寺の前に一軒の富裕な家があった。その家に盗人が入り、絹十疋(一疋は二反)を盗み取った。誰が盗んだのか分らなかった。

ところで、その家の主は、以前から妙見菩薩を深く信仰していたので、この絹を盗まれた事を、心を込めて妙見に祈請したが、その盗人は、この盗んだ絹を持って、その家の北の辺りにある市に行って売ろうとしたので、ある人がそれを買い取った。
その絹は、盗まれてからまだ七日も過ぎていないのに、その市場に突然激しい風が吹いて、その絹を空に巻き上げて、遙かに南を指して吹き持っていく。そして、あの絹の持ち主の家の庭に吹き落とした。
絹の持ち主はこれを見て、喜んで手に取り、「これはほかでもない。妙見菩薩のお助けによって、[ 欠字。「絹が戻ってきたのだ」と言った言葉らしい。]」と、ますます信仰心を起こしてお仕えした。

かの市において、絹を買おうとした人は、この事を伝え聞いて、「あれは盗んだ絹だったのだ」ということを知ったので、その絹を取り戻そうとはしなかった。(このあたり欠字が多く、一部推定して書いています。)
これは不思議なことである。心を尽くして仏天にお仕えしていたので、このようなお助けを得たのである、
となむ語り伝へたるとや。

     ☆   ☆   ☆

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