雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

朝 ひんやりと

2018-10-31 19:04:28 | 日々これ好日
        『 朝 ひんやりと 』

     当地も 朝はひんやりとしてきた
     先日まで あれほどいたシラサギの群れも 姿を消した
     気温で移動したのかどうか分からないが どこへ行ったのか
     天気図には 南の海に まだ台風のマークが出ているが
     季節は すでに晩秋 明日からは はや十一月

                      ☆☆☆
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絢子さま ご結婚

2018-10-30 19:44:33 | 日々これ好日
        『 絢子さま ご結婚 』

     高円宮家の三女絢子さまの ご結婚報道を見た
     新婦の方も好感が持て 実に微笑ましい
     お二人の笑顔があふれる様子は 
     皇室を離れる決意を 示しているように見える
     そして何よりも 新郎守谷慧さん正装のシルクハットが
     故高円宮さまのご愛用品だったという報道に 感動した
     ご多幸をお祈り申し上げます

                        ☆☆☆
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愛らしきものたちよ

2018-10-30 07:59:05 | 麗しの枕草子物語
          麗しの枕草子物語 

               愛らしきものたちよ

瓜に描いた稚児の顔、何と愛らしいことでしょう。
すずめの子が、チュッチュッと鼠のような声を出しながら踊りながら来るの。
二つ、三つの稚児が、急いで這ってくる途中で、とても小さな塵があるのを目ざとく見つけて、とても可愛らしい指に挟んで、周りの大人に見せているの。
とても可愛い稚児を、ちょっと抱いてあやしながら遊んでやると、すがりついて眠ってしまったの。本当に可愛らしいわ。

何もかも、小さきものは、愛らしいですねぇ。


(第百四十四段・愛しきもの、より)
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小カブ収穫

2018-10-29 19:20:12 | 日々これ好日
        『 小カブ収穫 』

     小カブ 二度目の間引きをする
     大きさ6mm位が目標だが
     半分以上は 3~4mm 
     6mm以上ある物は 三分の一がヒビ割れ
     みすぼらしい収穫だが 真っ白なハダは捨てがたい

                    ☆☆☆
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イノシシ無事救出

2018-10-28 18:57:04 | 日々これ好日
        『 イノシシ無事救出 』

     砂防施設に転落して出られなくなっていた 二頭のイノシシ
     悪戦苦闘の上 無事救出に成功した
     野生動物を 簡単に保護してはならないと 及び腰の市当局も
     「なぜ助けないのだ」という各地からの声に 押された感じ
     救出劇は ほとんどのテレビ局が放映する 大ニュースになってしまった
     農作物を荒らす害獣といわれたり 無事救出に拍手を送られたり
     イノシシたちも 人間の勝手さに 戸惑っていることだろう

                           ☆☆☆

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傑作に出会った

2018-10-27 18:51:23 | 日々これ好日
        『 傑作に出会った 』

     当地 明け方は雨 風も少し強い
     その上 少々風邪気味 午前中は読書三昧
     図書館で借りてきた本だが 一度も読んだことのない作者
     公安調査庁を舞台にしたもので 少々難解だが
     傑作に出会ったようだ
     図書館で 内容を吟味しないで借りてくると
     思わぬ出会いに 恵まれることがある

                   ☆☆☆

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流るる水

2018-10-27 08:04:17 | 新古今和歌集を楽しむ
     人もまだ ふみ見ぬ山の 岩がくれ
               流るる水を 袖に堰くかな  
 


                       作者  信濃

( No.1098  巻第十二 恋歌二 )

               ひともまだ ふみみぬやまの いわがくれ
                           ながるるみずを そでにせくかな



* 作者は、新古今和歌集では「信濃」とされているが、後鳥羽院下野(後鳥羽院のシモツケ)とされることも多い。
信濃の生没年は確認されていない。歌会に作品を残していることなどから、平安時代の末の頃に誕生し、鎌倉時代初期に活躍した女性と推定できる。

* 歌意は、「 誰もまだ踏み入っていない深山の 岩に隠れるようにして流れている水を 袖でせき止めましたよ。・・・愛しい人は まだわたしの手紙を見ていないので 人目につかないように 流れる涙を 袖でおさえています・・・」といった恋歌と受け取れる。

* 信濃の父は、日吉社の禰宜であり、母は伊賀守源光基の娘なので、出自は中級貴族の家柄と推定できる。大まかに言えば、清少納言や紫式部と同程度の家柄と考えられる。
伝えられている資料によると、後鳥羽院に仕え、多くの歌会に参加し和歌を残している。1204年の頃に源家長と結婚している。
家長は、官位は従四位上但馬守であるが、実際は地方官を歴任する五位の受領クラスであり、従四位上に上ったのは晩年のことである。つまり、信濃と同程度の家柄の人物といえる。家長も和歌に造詣が深かったと思われ、新古今和歌集の編纂にあたっては事務方として加わっている。

* 信濃が家長と結婚した時、家長は三十五歳くらいらしい。当時は、夫の年齢から妻の年齢を推定するのは極めてに難しいが、十五歳から二十五歳の間くらいと大胆に推定してみる。
信濃の歌会への参加は、少なくとも1251年(建長三年)という記録があるので、没年は、これより後のことになる。享年を推定するのは乱暴だが、おそらく、七十歳前後だったのではないだろうか。

* 信濃は新古今和歌集に入撰している和歌数は二首であるが、勅撰和歌集には全部で三十首程度は採録されているらしい。女流歌人として決して少なくない数である。家長も新古今和歌集に三首入選しているし、娘(但馬)も勅撰和歌集に採録されていて、親子三人が勅撰歌人といえる。
信濃あるいは後鳥羽院下野という歌人は、現在、必ずしも著名とはいえないが、今少し研究されてよい女性歌人のように思われる。

     ☆   ☆   ☆


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お家が出来ました

2018-10-26 19:25:01 | 日々これ好日
        『 お家が出来ました 』

     テラスの雨の当たらない所に 古い座卓を置いて
     その下に 座椅子を置いた
     どうやら お気に入ったらしくて 我が物顔で 出入りしている
     まだ子ネコの ノラのクロネコ君の お家が出来ました
     どうやら わが家が基地になってしまったようだ

                     ☆☆☆
     
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思いは様々

2018-10-25 19:16:14 | 日々これ好日
        『 思いは様々 』

     プロ野球ドラフト会議
     毎年のことながら 選ぶ方も選ばれる方も 悲喜こもごも
     見ている方は 興味が尽きないドラマだが
     当事者は 人生を左右される一日 という思いではないか
     ただ これまでのプロ野球選手を見ると ドラフト指名は
     単なるスタートラインに過ぎないようにも思う
     指名順位に関わらず スターへの道は平等のようだ
     活躍を祈りたい

                     ☆☆☆
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今昔物語集 巻第二十七 ご案内

2018-10-25 14:53:46 | 今昔物語拾い読み ・ その7

     今昔物語集 巻第二十七 ご案内
 

巻第二十七は本朝付霊鬼となっています。
本巻には四十五話が収録されていますが、「第二十九」が二話あり、それとは関係ないと思われますが、「第二十一」にあたる部分が空白になっています。そのため、全体としては未完成であったとも考えられています。
そういった部分はあるとしても、「本朝付霊鬼」と恐ろし気な巻ですが、古来この種の物語は根強い支持を受けており、本巻の作品は後世に大きな影響を与えているようです。

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