本日は4月30日ですが、今年も今日で三分の一が終ることになります。
逆に言いますと、まだ三分の一が過ぎただけですが、実に多くの出来事があったような気がします。正月早々の能登半島地震や水原一平氏の事件などは、今年の十大ニュースにはきっと入るでしょうが、その枠を超えて、将来、令和の大事件といった特集が組まれる時には、間違いなくリストアップされるのではないでしょうか。
桜前線の迷走、うんざりする国会の論争内容、相次ぐ公職にある人の不祥事、収まる気配を見せない海外での戦乱、NISA NISAと一億総投資家状態?、日経平均の4万円超え、30余年来の円安・・、新聞の大見出しを追っていくだけでも、例年と少し違う事象が多くあります。これに、個人的な興味のある分野、あるいは個人的な事件を加えますと、この四ヶ月は相当慌ただしかったように思います。
そうした中で、ゴールデンウィークを迎えています。
暦通りの前半後半型の方にとっては、今日は少し気の重い日でしょうし、月末ならでの煩雑さもあるかもしれません。
今日からの三日間も休日となり、10連休という人も多いようですが、そういう人にとっては大型連休の真ん真ん中ですから、旅行先や帰郷中という人もいらっしゃるかもしれません。
万年ゴールデンウィーク状態の身であっても、全く関係ないと言いながらも、様々な影響もあり、普段と少し違う生活ペースになっている人が多いのではないでしょうか。仕方なしにか積極的にかの差はあるのでしょうが。
ブログを定期的に拝見させていただいているお方の中には、大病をなさった方がいらっしゃいます。身近なお方が、ご不幸に遭遇されたお方もいらっしゃいます。
幸い、それほどの大事に遭遇しなかったお方でも、この四ヶ月間だけでも、直接的な影響はないにしても大きな出来事が次々に発生しています。
ところが、多くの人は、いささかの興味やストレスを感じながらも、概ね平穏に日々を過ごしています。
考えてみますと、大変なことのような気がします。次々襲ってくる外部変化を受け止めるだけの力を私たちは持っているということであり、もしかすると、傷つきそうな情報はスルーしたり減損させる知恵を身につけているのかもしれません。いつの間にか、案外に打たれ強い能力を手にしている可能性もあります。
古来、多くの先人たちが私たちに生きる術についての知恵を伝えてくれています。
ある人は、学ぶことの大切さを教えてくれています。その一方である人は、無為であれ、なまじな知識が身を滅ぼすといったことを教えています。
ある人は、立ち向かう勇気こそが何より大切だと教え、その一方である人は、逃げることこそ最上の手段だと教えてくれています。
私たちは、このような、一見全く反するような数多くの教えに翻弄されながらも、いつの間にか、私たちなりに身を守る知恵を頂戴しているのかもしれません。
このゴールデンウィーク、行事満載のお方も、そうでないお方も、ほんの僅かな時間でも日常から離れて、案外に打たれ強い知恵を身につけている自分を愛おしんでみてはいかがでしょうか。