雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

自民党の惨敗を受けて

2024-04-30 18:51:36 | 日々これ好日

     『 自民党の惨敗を受けて 』

   衆院補選の結果は 政局に影響があるのだろうか
   選挙内容は 間違いなく自民党の惨敗だと思うが
   国会の議席数による力学に 影響があるわけでもない
   とはいえ 岸田首相による衆議院の解散は
   常識的には しばらく難しいだろう
   ただ ある評論家の方によれば
   『政局は 一歩先は闇』なので 断定は出来ないらしい
   いずれにしても 与党側には 厳しく反省願いたいし
   有力野党には 政権を担う力があることを 示して欲しい
   緊張も実りもある 国会論争 
   国民のための 国家運営を 切に期待したい

                   ☆☆☆
   

 

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平穏を守る知恵 ・ 小さな小さな物語 ( 1762 )

2024-04-30 08:00:08 | 小さな小さな物語 第三十部

本日は4月30日ですが、今年も今日で三分の一が終ることになります。
逆に言いますと、まだ三分の一が過ぎただけですが、実に多くの出来事があったような気がします。正月早々の能登半島地震や水原一平氏の事件などは、今年の十大ニュースにはきっと入るでしょうが、その枠を超えて、将来、令和の大事件といった特集が組まれる時には、間違いなくリストアップされるのではないでしょうか。
桜前線の迷走、うんざりする国会の論争内容、相次ぐ公職にある人の不祥事、収まる気配を見せない海外での戦乱、NISA NISAと一億総投資家状態?、日経平均の4万円超え、30余年来の円安・・、新聞の大見出しを追っていくだけでも、例年と少し違う事象が多くあります。これに、個人的な興味のある分野、あるいは個人的な事件を加えますと、この四ヶ月は相当慌ただしかったように思います。

そうした中で、ゴールデンウィークを迎えています。
暦通りの前半後半型の方にとっては、今日は少し気の重い日でしょうし、月末ならでの煩雑さもあるかもしれません。
今日からの三日間も休日となり、10連休という人も多いようですが、そういう人にとっては大型連休の真ん真ん中ですから、旅行先や帰郷中という人もいらっしゃるかもしれません。
万年ゴールデンウィーク状態の身であっても、全く関係ないと言いながらも、様々な影響もあり、普段と少し違う生活ペースになっている人が多いのではないでしょうか。仕方なしにか積極的にかの差はあるのでしょうが。

ブログを定期的に拝見させていただいているお方の中には、大病をなさった方がいらっしゃいます。身近なお方が、ご不幸に遭遇されたお方もいらっしゃいます。
幸い、それほどの大事に遭遇しなかったお方でも、この四ヶ月間だけでも、直接的な影響はないにしても大きな出来事が次々に発生しています。
ところが、多くの人は、いささかの興味やストレスを感じながらも、概ね平穏に日々を過ごしています。
考えてみますと、大変なことのような気がします。次々襲ってくる外部変化を受け止めるだけの力を私たちは持っているということであり、もしかすると、傷つきそうな情報はスルーしたり減損させる知恵を身につけているのかもしれません。いつの間にか、案外に打たれ強い能力を手にしている可能性もあります。

古来、多くの先人たちが私たちに生きる術についての知恵を伝えてくれています。
ある人は、学ぶことの大切さを教えてくれています。その一方である人は、無為であれ、なまじな知識が身を滅ぼすといったことを教えています。
ある人は、立ち向かう勇気こそが何より大切だと教え、その一方である人は、逃げることこそ最上の手段だと教えてくれています。
私たちは、このような、一見全く反するような数多くの教えに翻弄されながらも、いつの間にか、私たちなりに身を守る知恵を頂戴しているのかもしれません。
このゴールデンウィーク、行事満載のお方も、そうでないお方も、ほんの僅かな時間でも日常から離れて、案外に打たれ強い知恵を身につけている自分を愛おしんでみてはいかがでしょうか。


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円/ドル相場が乱高下

2024-04-29 18:33:53 | 日々これ好日

      『 円/ドル相場が乱高下 』

    円の下落が止まらず ついに160円台を付けた
    ところが すかさず反転して 
    155円を切るあたりまで上昇と 大荒れ
    日銀の介入があったのか 明らかにされていないが
    わが国の金融政策 補選とはいえ与党の惨敗と
    『弱い円』の立て直しは 簡単ではないようだ
    ゴールデンウィーク中も 世界は動いていることが
    よく分った

                   ☆☆☆
    

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衆院補選の結果や如何に

2024-04-28 19:15:48 | 日々これ好日

     『 衆院補選の結果や如何に 』

    ゴールデンウィーク前半戦の 最中
    衆院の三つの補選が行われ 間もなく開票が始まる
    自民の2不戦敗は決まっているが あと一つの結果と
    野党の勢力争いも 興味深い
    ただ 選挙民は かなりしらけているらしく
    投票率の途中結果は かなり低い
    今後の政局に 影響あるとの声もあるが
    3議席がどう転んでも 大したことにはならないと
    見切っているのか
    いずれも 政治不信をふりまいている選挙区でもあり
    やはり 諦めムードが 強いのかもしれない

                    ☆☆☆

   

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七歳までは神の子

2024-04-28 08:00:45 | 私の好きなフレーズ

 『 子供たちを地域で守り育てるという考え方は広く浸透しており、わが国の道徳や人情の根幹になっていたのではないでしょうか。』


『こどもの日』が対象としているのは、何歳くらいまでの子供を指しているのでしょうか。
「児童福祉法」によれば、満十八歳に満たない者を対象にしていて、その総則には、「すべての国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ育成されるよう努めなくてはならない」と定められています。
『こどもの日』に祝う子供は、もう少し下までの年齢のようにも感じるのですが、いずれにしても、子供や若者が社会の将来を担っていることは疑う余地がないことですから、『こどもの日』制定の趣旨にせよ、「児童福祉法」の総則にせよ、単なるお題目として書き並べたものではないと思うのです。
しかし、残念ながら、乳幼児の悲惨な事件は多発していますし、青少年に対する悲しい事件も少なくありません。

かつて、わが国の広い地域では、「七歳までは神の子」という考え方が浸透していたようです。
七歳までの子供は、産婦と生児を守る「産神様」の支配下にあって、男女の性別の区分なく、共同体の一員にも加えないで、共同体全体で育てるべき存在とされていたそうです。乳児のお宮参りも「産神様」にお参りするのであって、土地の守護神である「氏神様」に参るのは、将来に備えて挨拶しておくのだそうです。そして、七歳のお祝いで「産神様」の守護から離れて、「氏神様」の支配下に入り、氏子として地域社会の一員に組み入れられたそうです。
もちろんこれらのことは、地域に差があるのでしょうが、子供たちを地域で守り育てるという考え方は広く浸透しており、わが国の道徳や人情の根幹となっていたのではないでしょうか。

     ( 「小さな小さな物語」第十一部  NO.622 より )

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円急落 158円台へ

2024-04-27 18:45:59 | 日々これ好日

     『 円急落 158円台へ 』

    円の対ドル相場が急落 158円台を付けた
    米国の金利引き下げが 先に延びそうなところに
    日銀が金融政策の現状維持を 決定したことで
    円売りドル買いが 活発化したためらしい
    通貨相場は 複雑な要因が重なっているはずだ
    日米の金利差が大きいことも 要因の一つに違いあるまいが
    国力の差とも考えられ それも対米国だけではない 
    と 考えざるを得ないほどに 円が弱くなっている
    国内金利を上げれば良い と言うことだけではなさそうで
    地道な 経済力の立て直しが 必要なのだろう

                    ☆☆☆

      
    

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わが家の庭は大笑い ・ 小さな小さな物語 ( 1761 )

2024-04-27 07:59:59 | 小さな小さな物語 第三十部

ただいま、わが家の小さな庭は大笑い状態です。
『山笑う』は俳句では春の季語ですが、春の山が新緑で膨れ上がり、笑っているように見えるといった感じなのでしょうか。
わが家の小さな庭も、一年のうちで一番元気な盛りを迎えています。球根類は概ね花が終り、後はユリやダリアを待っている状態ですが、葉の緑はまだ元気いっぱいです。目下のところは、毎年のように、通路といわず花壇といわず思いのままに咲き乱れているノースポールが最盛期ですが、今年の大将はキンギョソウのようです。
数年前に種まきからスタートしたキンギョソウですが、その後はこぼれ種から育った物をあちらこちらに植えているうちに、今年は5か所に華やかな姿を見せてくれています。背丈も私の身長と競争するほどにもなり、赤・橙・ピンク・白と、存在感を増しています。

そうした中で、鉢に植えられた小さな松が、ひっそりと変らぬ姿を見せています。
もう10年以上前になると思うのですが、お正月用の寄せ植えの中にあった松を大きめの鉢に移して植えているものですが、根を止められている上に、何年かに一度は伸びかけた細い根を切り落したり、枝も大きくなりすぎないようにしているものですから、12号ほどの鉢の中でひっそりと年月を過ごしています。
盆栽や松に殆ど興味のないのですが、時々、もう抜こうかと考えることもあるのですが、何だか愛着が出来てしまったのか捨てることが出来ず、どうやら、我が命とともに過ごすことになりそうです。

わが家の庭が笑っていても俳句にはならないでしょうが、『山笑う』というのは実に素敵な季語だと思います。
この言葉は、中国北宋の画家・郭熙(カクキ・ 1023 - 1085 )の画論「臥遊論」から生まれたもののようです。
「 春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如く 」からで、「山滴る」「山粧う」「山眠る」も、それぞれの季語として詠まれています。
さすがに山水画の大家とされるだけであって、四季の移り変わりを端的に表しているのが、俳句の世界に重宝されたのでしょうねぇ。

さて、いよいよゴールデンウィークが始まりました。
今年は、前半・後半型だそうですが、その間の日も休日として大型連休にしている企業も多いようです。
新幹線も航空各社も大変な混雑が予想されており、すでに交通ラッシュも始まっているようです。ただ、今年は、円安や物価高が生活を直撃していて、少々のベースアップでは補填しきれず、「安・近・短」指向が主力のようです。
『山笑う』が生まれた「臥遊論」の「臥遊(ガユウ)」という言葉は辞書にも載っていて、「山水の画幅を臥しながら見て、その地に遊んだような気持ちで楽しむこと」とあります。
鑑賞すべき山水画などありませんが、現代人としましては、それをテレビに替えて、寝転んで見ながらその地に行ったつもりになって、ゴールデンウィークを満喫するのも一つの方法かもしれませんよ。



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山本由伸投手2勝目

2024-04-26 19:09:49 | 日々これ好日

     『 山本由伸投手2勝目 』

   山本由伸投手が好投 2勝目をあげた
   今日もリリーフ陣が 苦しむ場面もあったが
   1点差を逃げ切って 山本投手に勝利をもたらしてくれた
   守備面のファインプレーも 話題になっていたが
   今後も 今日程度の 安定したピッチングが期待できそうで
   勝ち星も 積み上がるものと 期待したい
   大谷選手は一休み状態
   山本投手が投げたので 力が入りすぎたのかな?

                 ☆☆☆

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ドジャースの大谷選手

2024-04-25 19:26:41 | 日々これ好日

     『 ドジャースの大谷選手 』

   大谷翔平選手の インタビューを見た
   新しい通訳の方とも 呼吸が合ってきて
   すっかりドジャースの大谷選手に なっているようだ
   あれだけの衝撃的な事件に 大谷選手といえど
   動揺がないはずがない と思う
   そうした中での 溌剌としたプレーぶりには
   頭が下がる
   もしかすると 今回のことで
   あらゆるレベルが 一段上がったような気さえする
   
                 ☆☆☆

 
    

   

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媄子内親王の逝去 ・ 望月の宴 ( 108 )

2024-04-25 08:00:10 | 望月の宴 ③

     『 媄子内親王の逝去 ・ 望月の宴 ( 108 ) 』


こうして時は過ぎていき、法華三十講も終ったので、殿(道長)も落ち着いたお気持ちになられ、人々もまた一息つかれているが、一方で、あの女二の宮(媄子(ビシ)内親王。一条天皇の第二皇女。母は故皇后定子。)は御命がまことに危うい状態になられ、岩蔵の律師によってかろうじて小康を取り戻されて、仏のご利益がいかにありがたいかと思われていたが、この頃になって急にご容態が悪化なさって、この度は間もなく重態に陥られて、お亡くなりになった。今年は九歳におなりであった。
帝(一条天皇)は、心から哀れに思われお悲しみである。それも並みのお悲しみではなく、故女院(詮子。媄子の祖母。)がたいそうお可愛がりになられていた頃のことを思い出されるにつけても、大変なお悲しみである。

帥殿(ソチドノ・定子の兄伊周)、中納言殿(定子の弟隆家)などは、何ともお気の毒で涙ばかり多い我が身だと思われているように見える。
一品宮(イッポンノミヤ・脩子内親王。媄子の姉、十三歳。)は、今は少しは物事がお分かりの年頃なので、亡き妹宮を哀れに恋しくお思い続けていらっしゃる。
それにしても、この方々のご縁の人々が残らずお亡くなりになっていくのは、いったいどういう事なのかと納得のいかないことだと思う人が多いようである。
とは申せ、茫然としているわけにも行かず、然るべく御葬送申されるにつけても、ただただ哀れで悲しい。
中将の命婦は、故女院(詮子)が亡き女二の宮の乳母として自分をお選びになった頃の事など、思い続け言い続けて泣いているが、その経緯をよく知らない人も涙を押えることが出来ない。

こうしているうちに、いつしか七月になった。
中宮(彰子)のお体のご様子は、今は御腹も際立って目立つようになり苦しげでいらっしゃり、身動きなさるのも容易でない有様に、そばで見守っている人々もおいたわしく思っている。
帝(一条天皇)からは、お見舞いの使者だけがしきりに参られる。
また、他の方々より、帝は承香殿女御(元子)に御心ざしがあるといった噂が流れているが、今は、どちらの御方も帝のもとに参上なさることは絶えている。
一品宮は宮中にいらっしゃるので、帝はもっぱらそのお部屋に参られて、故妹宮の悲しみを癒やされていらっしゃる。亡き女二の宮の御事をどこまでも深くお嘆きなさるのであった。

帝は、故定子皇后が残された皇子・皇女をたいそうお可愛がりなり、脩子内親王には最高位である一品を授けられ、その上に数々の待遇をお与えになられています。
しかしながら、それでもなお定子皇后の御子方の幸薄き行く末を止めることは出来なかったようでございます。
ただ、そうした中で、脩子内親王は、一品に加え准三宮(太皇太后・皇太后・皇后に準ずる地位。)を授けられ、中宮彰子さまとも良好な関係であられたようで、長く宮中でお過ごしになられたのでございます。

     ☆   ☆   ☆

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