雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

日銀 政策金利を引き上げ

2024-07-31 18:40:01 | 日々これ好日

    『 日銀 政策金利を引き上げ 』

   日銀が 政策金利の引き上げを決定した
   現行の0~0.1%を 0.25%に引き上げた
   ほんのわずかな引き上げだが
   市場は敏感に反応 株式市場は上昇に転じ
   為替市場は 乱高下していたが 
   現時点で 2円ばかり円高となっている
   米国の金利動向もあり 明日の市場が注目される
   そして 今回の決定が
   金利のある世界への 転換点になるのか
   わが国の経済力次第 だろう

                ☆☆☆

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今日は「国際友情デー」

2024-07-30 19:19:41 | 日々これ好日

     『 今日は「国際友情デー」 』

   今日は 国際友情デー(国際フレンドシップデー)だそうだ
   全く知らなかったが 
   折から パリ五輪の真っ最中であり 
   ぜひ 生かして欲しいと思う
   国際友情デーは 2011 年 7 月に 国連で制定されたそうで
   幾つもの国で 実施されているが 日は国によって違うようだ
   国連などの国際機関が制定した 「国際デー」の一つ 
   とも説明されているが どうやら 200以上あるようだ
   その中の一つでは とても定着は 難しそうだが
   この五輪の期間中に その片鱗だけでも 育んで欲しいので
   せめて そうした面の応援に心がけたい

                    ☆☆☆  
      

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五十日の祝い ・ 望月の宴 ( 116 )

2024-07-30 08:00:26 | 望月の宴 ③

     『 五十日の祝い ・ 望月の宴 ( 116 ) 』 


そうこうしているうちに、若宮(敦成親王)の 御五十日の祝儀が行われる十一月一日となったので、例によって女房たちが様々に装い立てて参上する有様は、しかるべき物合(モノアワセ)の方分け(組み分け)に似ているようだ。

御帳台の東側の御座所の際に、北から南の柱まで隙間なく御几帳を立て渡して、南面に若宮の御膳が置かれている。
西側寄りには大宮(彰子)の御膳が例の沈の折敷(ジンのオシキ・沈香の材料で作られたお盆。)に、様々な物が用意されているのであろう。若宮の御前の小さな御台が六つあり、それらは御皿をはじめ、どれも可愛らしく、御箸の台が州浜のように作られているなど、たいそう風情がある。
大宮の御給仕役は弁の宰相の君で、奉仕の女房たちは皆髪上げしていて釵子(サイシ・髪上げのためのかんざし。)を挿している。若宮の御給仕役は大納言の君である。
東側の御簾を少し上げて、弁内侍、中務命婦、大輔命婦、中将の君など、しかるべき女房たちだけが御膳を取り次ぎ参らせなさる。
讃岐守大江清道の娘で左衛門佐源為善の妻は、数日来参上していたが、今宵禁色を許された。

殿の上(倫子・道長の正妻)が、御帳台の中から若宮を抱き奉って、膝をついたまま出ていらっしゃった。
赤色の唐衣に、地摺(ジズリ・型木や型紙を使って摺り出す手法。)の御裳をきちんと着用していらっしゃるのも、しみじみと感じられ畏れ多いことである。(裳を着用するのは、主人に仕える女房で、道長の正妻が裳をつけているのは、娘や孫を。中宮あるいは親王として敬意を表してのことである。)
大宮は葡萄染(エビゾメ・襲の色目で、表が紫、裏が赤など。)の五重の御衣(イツエのオンゾ・袿を五枚重ねてきている。)に、蘇芳(スホウ・襲の色目で、表が薄茶、裏が濃赤。)の御小袿(コウチギ・高貴な女性が着用する上衣。裳や唐衣の代わりに用いる。)などをお召しになっている。
殿(道長)が、お祝いの餅を若宮に差し上げられる。(五十日の祝いの中心儀式。)

上達部(カンダチメ・公卿)が簀子(スノコ・縁側に当たる場所。)に参上なさる。御座はいつものように東の対であったが、近くに参って酔い乱れている。右大臣(藤原顕光)や内大臣(藤原公季)もみな参上している。
大殿(道長)の御部屋から折櫃物(オリヒツモノ・食べ物を入れる物だが、この時は、貴金属や香木を用いた飾り物らしい。)などを、しかるべき四位、五位の人たちが次々と運んできて、高欄に添ってずらりと並べる。
立ち明かしの光りだけでは心許ないので、四位少将(源雅道らしい。)やしかるべき人を呼び寄せて、紙燭(シソク・50cmほどの松の木の先に油を塗って点火する照明具。)をさして御覧になる。それらは宮中の台盤所に持参することになっているが、明日からは御物忌(天皇の物忌)ということで、今夜のうちに全部持参した。

中宮大夫(藤原斉信)が御簾のもとに参上して、「上達部を御前にお召し下さいますように」と中宮(彰子)に言上なさった。
お聞き届けになられたので、殿をはじめとして一同が参上なさって、階(ハシ)の東の間を上座として、東の妻戸の前までお座りになる。女房たちはひとかたまりになって数知れないほど座っている。その柱間に面して、大納言の君、宰相の君、宮内侍という順で座っていらっしゃるところに、右大将(藤原実資。正二位権大納言兼右大将。)が近寄って、御簾の下から出ている女房たちの衣装の褄や袖口の襲(カサネ)の色を数えている様子など、人とはかなり変っている。(実資は、「小右記」という日記を書き残しているが、好奇心の強い人物だったようだ。)
盃の順が回ってきて歌を詠まされるのを、大将は恐れておいでだったが、例によって千歳万世のお祝い歌で無難に済ませた。
三位の亮(藤原実成。従三位参議、中宮権亮兼侍従。)に「盃を取れ」などと殿が仰せられると、侍従宰相(実成のこと。宰相は参議の唐名。)は、父の内大臣(公季)がいらっしゃるので、下座を回って出てこられたのを見て、内大臣は感じ入って酔い泣きされる。
その様子を、御簾の内にいる女房たちまでも、しみじみとした思いで見ていた。

     ☆   ☆   ☆   

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メダルラッシュの序盤

2024-07-29 19:06:08 | 日々これ好日

     『 メダルラッシュの序盤 』

   パリ五輪 わが国は メダルラッシュのスタートとなった
   柔道では 大変なドラマがあったが
   スケートボードやフェンシングでも 快挙が見られた
   その中で 女子体操は 一人少ないという
   苦しい条件の団体戦で 予選を突破した
   メダルの可能性は厳しいが 清々しい演技を応援したい

                   ☆☆☆ 
   

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まさかの敗戦

2024-07-28 18:23:12 | 日々これ好日

     『 まさかの敗戦 』

    パリ五輪 競技が本格的に始まった
    柔道 期待の阿部詩さん まさかの敗戦
    ただ 相手は世界ランキング一位
    勝負は時の運 あまり泣かないで・・

               ☆☆☆

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圧巻の絶唱

2024-07-27 18:16:27 | 日々これ好日

       『 圧巻の絶唱 』

    パリ五輪が 開幕した
    異例づくめの開会式は 雨に降られる不運もあったが
    今後の開会式に 影響を与えるかもしれない
    同時に いささか長いような気もしたが
    最後の セリーヌ・ディオンさんの 絶唱には
    完全に惹き付けられ 感動した
    フランスも やるなぁ!!!

                 ☆☆☆

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波路はあとも残らず

2024-07-27 08:03:18 | 古今和歌集の歌人たち

    『 波路はあとも残らず 』


 かの方に いつからさきに 渡りけむ
         波路はあとも 残らざりけり

           作者  阿保経覧

( 巻第十 物名  NO.458 )
       かのかたに いつからさきに わたりけむ
               なみじはあとも のこらざりけり


* 歌意は、「 あの向こう岸に あの人たちは いつの間に先に 渡ったのだろう 波の上には船の跡も 残っていないのに 」といった、比較的分かりやすい歌ではないでしょうか。
考えようによっては、男女の仲や、もっと運命的な場面も想像できないわけではありませんが、この歌に
は、「からさき」という題があり、また『物名』として編集されていることからも、「からさき」を詠み込むのが目的の歌と考えられます。
「からさき」は、琵琶湖畔の唐崎と考えられます。

* 作者の阿保経覧(アボノツネミ・ ? - 912 )は、平安時代前期の官人・貴族です。
彼の官暦は残されていますが、逸話などはあまり伝えられていないようです。彼を知るためには、父の情報が有力のようです。

* 阿保経覧の父は、阿保今雄( ? - 884 )ですが、もともとの姓は「小槻山」でした。小槻山氏は、滋賀県の南西部辺りを拠点とする豪族でした。おそらく、朝廷の出先機関や時には中央の官吏としても働いている一族だったのでしょう。
そうした背景をもとに、今雄は中央の官吏として勤め、内務官吏として相当優秀だったと考えられ、875 年に、「阿保朝臣」の姓を下賜されて改姓しました。そして、その前後に外従五位下を受けており、879 年には従五位下(内位)を叙爵して、押しも押されもせぬ貴族の地位に上っているのです。
なお、「外位(ゲイ/ガイイ)」というのは、中央官僚の「内位」に対するもので、地方出身者などに与えられ、内位より下位として扱われました。

* 作者の経覧の誕生年は不詳ですが、記録されている官職は、893 年に主計権少属ですので、この時には阿保氏として任官しているはずです。父の跡を追うような職務ですが、父はすでに 884年に亡くなっており、格別優遇されることはなかったようで、この職務は従八位下程度と考えられます。また、この時の年齢ですが、父が亡くなった年を考えますと、この職務が最初とは考えられず、おそらく数年間は下積みの任務に就いていたのではないでしょうか。そうだとすれば、この時には、二十歳をかなり超えていたのではないでしょうか。
その後、内務官吏を勤め、907 年に外従五位下に上りましたが、やはり父と同じように、「外位」という扱いでした。
912 年正月七日に、待望の従五位下(内位)を叙爵し、父の地位に追いつきましたが、その十日後に世を去りました。おそらく、四十代の半ばぐらいだったのではないでしょうか。

* 経覧には、当平、糸平ら数人の兄弟がいたようですが、この兄弟らは、「小槻宿禰」の姓を賜り改姓しています。朝臣より宿禰の方が格下ですから、何らかの理由があったと思われます。実子でなかったからという推察もされているようですが、よく分りません。
当平らの子孫は、下級の内務官吏として官職にあったようです。
 
経覧にも子供がいたようですが、詳しい消息は伝えられていないようです。

* 阿保氏を名乗る人物は他にもおりますが、「小槻山」ー「阿保」-「小槻」と改姓した一族では、「阿保」を名乗った人物は、今雄と経覧の二人(もしかすると、経覧の子も名乗ったかもしれないが。)だったと考えられます。
阿保経覧には、近江にそこそこの領地を有していた可能性はありますが、父に早く死なれ、内務官吏として懸命に努力を重ねる生涯だったのかもしれません。そして、遂に貴族の地位を得ることになりますが、その時は、死に臨んだ状態だったのではないでしょうか。いささかの哀れみを感じてしまいますが、歴史の流れという立場から見ますと、小槻山系の阿保氏を名乗った、たった二人のうちの一人であったと考えれば、そこには、何かがあったようにも思えてくるのです。

     ☆   ☆   ☆

  

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豪雨災害が拡大

2024-07-26 18:40:05 | 日々これ好日

       『 豪雨災害が拡大 』

    山形県・秋田県を中心に 豪雨災害が広がっている
    梅雨末期特有の豪雨 とも言えるが
    報じられている映像は 凄まじいものだ
    ただ ただ お見舞い申し上げます
    当地といえば 向こう一週間の天気予報を見ると
    雨マークは全く無く 大阪よりは少し低いとはいえ
    猛暑日の オンパレード状態
    これはこれで 熱中症などが心配される
    お互いに 可能な限り 自愛に努めましょう

                    ☆☆☆

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パリ五輪 始まる

2024-07-25 18:38:50 | 日々これ好日

     『 バリ五輪 始まる 』

   いよいよ パリ五輪が始まった
   開会式に先立って 一部競技では
   予選が始まっている
   サッカー男子は 好調なスタートが切れたが
   ラグビー7人制の男子は 厳しいスタートだ
   熱中症やコロナへの注意が 報じられているので
   寝不足にならないように 五輪を楽しませて頂こう
   ところで 女子体操 役員は誰か責任を取ったのでしょうか
   五輪に 水を差すつもりはありませんが・・

                 ☆☆☆ 

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大荒れの天候

2024-07-24 18:44:46 | 日々これ好日

      『 大荒れの天候 』

   当地は どんよりとした 曇りがちの一日だった
   今も 今にも降り出しそうな雲行きだが 蒸し暑い
   石垣島などは 台風の影響で 大荒れ
   関東など 広い範囲で 激しい雷雨が報じられている
   何でもかんでも 地球温暖化に結びつけるのは
   あまり好きではないが
   天候が荒々しくなっているのは 事実だ
   さて 耐える以外に 対策はあるのかな??

                  ☆☆☆

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