前回の記事で映画「山桜」を掲載しました。
その翌日、Yutubeを見ていたら、池上伴湖さんという方の「山桜」の朗読が載っていました。
私のブログに映画「山桜」が掲載されたのをAI?が見つけ、Yutubeに載せたものと思われます。
これまで数限りなくYutubeを見てきましたが、一度も朗読をYutubeで見たことがありません。
何か不思議な気がしました。
私は、藤沢周平さんの原作「山桜」を読んでいませんので早速、この朗読を聞いて見ることにしました。
やはり、朗読は物静かで、なかなか良いものだと思いました。
特に女性が主人公の場合は雰囲気が良く出ます。
池上伴湖さんは、朗読のベテランなのでしょうか?落ち着ちついていて聞きやすい。
映画(1時間41分)と原作(朗読53分)と比べると映画には一部内容が付け加えられている部分があります。
手塚が諏訪を切り捨てる立ち回りの場面の表現が軽くしか触れないのが一番です。
その他、城内の会議で、諏訪のやり方に反対する意見が出るところ、野江が磯村家を出て行く場面、
野江が神社で「お百度」を踏む姿など・・・映画で表現しやすい場面が付け加えられたようです。
しかし、朗読は野江の内面の世界が上手く伝わってくるような気がします。映画とはあらすじが異なっている
ことは無いのですが、改めて、藤沢周作が「山桜」で表現したかったことがじわりと伝わってきました。
なお、Yutube の 配信期間2021年5月31日~2022年5月30日 です。