マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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東阿田八幡宮へ

2005年10月20日 12時49分04秒 | 五條市へ
近年、いずこも祭事日が替わっていると思われ、下見に五條市の東阿田八幡宮へ「すずき献燈」を訪ねていった。

夕刻にやっと八幡宮にたどり着いた。

人影はまったくない。

近くに三人の女性がいらっしゃったので尋ねてみたら、先日の土曜日に終わったって。

本来は10月20日なのですが、サラリーマン化ゆえこちらも休日に移行されていると。

数年前から20日に近い日曜の本祭は13時、土曜の宵宮は19時。

お聞きすると、うちお一人は当屋でして祭りまでお庭にお仮屋を祀っていたそうで。

ものすっごく大きく見事なお仮屋で、竹と桧皮葺で組んだもので三週間前の日曜日に早朝から作られてそうです。

ということは10月一週目の日曜日。

四方竹の中にお仮屋を設けて中にはすだれ、吉野川で拾ってきた小石を敷き詰めているそうです。

小石を拾うとき、以前は川で水垢離して身体を清めたそうで。

作った当日に神移しをして祭りの日に再び戻られていくと。

すずき献燈は十二振り提灯で、二基と少ないが伝統が残されていて雰囲気いいですょとおっしゃる。

後日調べたところ同宮に供えられる神饌は「七ツ御膳」といい、海知町のシンカン祭りに供えられる「七色の御供」と似ているそうです。


それにしても三週目はいずこも祭りですが、来年の楽しみにしておきます。

(H17.10.19 V603SH撮影)