マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

新庄素盞嗚命神社の簾注連縄

2010年01月29日 08時47分31秒 | 大和郡山市へ
新庄町の素盞嗚命神社でも簾型の注連縄が飾られている。

本殿や拝殿に末社もある。

お堂や会所などありとあらゆるところに飾っている。

Hさんの話によると注連縄は水の神さんであって龍を現しているという。

しかも、垂らした藁が足のように見えることから「ムカデ」と呼んでいる。

水、龍にムカデとくれば盆地部で行われているノガミ行事を思い起こす。

拝殿に取り付けられた提灯は強風に煽られて大きく揺れている。

夕方からは蝋燭を灯して参拝者を待つそうだ。

年越しから提灯をぶら下げている神社は他所で見かけない。

珍しいのではないかと話されるHさん。

同神社には「宮参り」のお札が括り付けてあった。



これは昔からしているものではなく20年ほど前に始まったそうだ。

どこかの神社で見かけたのでそれを真似た参拝者がいた。

次の参拝者はそうするものだと思って括り付けた。

その後も続いていったという。

神社の習わしにはないものだがと、念を押された。

(H21.12.31 Kiss Digtal N撮影)