マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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東佐味百体観音落慶法要の日

2014年11月01日 08時58分47秒 | 楽しみにしておこうっと
今年のとんどの際に聞いていた御所市東佐味の峯山に安置する百体観音の落慶法要。

毎年の4月18日には百体観音の場で観音祭をしていると弥勒寺檀家総代が話していたが、今年は落慶法要。

大幅に時間を繰り上げられた。

峯山は京奈和道路の建設によって一部の百体観音を移さざるをえない状況になっていた。

長年に亘って損傷もある。

これを機会に補修するとともに全面移転を決定した東佐味百体観音。



道造りもされた山を整備して奇麗になっている。

「是非見にきてほしい」と云われていが、生憎我が家の車はエンジントラブルで出動不可となった。

中古車を買ったセンターで代車を借りてでかけたが、間に合わずに終わった直後に到着した。

ぞろぞろと法要を終えた村人が下りてくる。

参拝者はおよそ45人にもなったというこの日は雨天。

傘をささなければならない雨天法要になった。

参拝を済ませた人たちは傘を手にして下って来た。

峯山の百体観音は西国・坂東・秩父の写し霊場。

江戸時代の文化八年(1812)に開創されたようだ。

かつては峰山こと観音山の広場で村芝居もしていたとか、相撲もあったと、とんどの日に聞いた。

時代は昭和26年頃の様相である。

法要を終えて戻られたお寺関係者にご挨拶をさせてもらった。

参拝もできずの私であったが、法要の記念品や下げた御供モチまでいただくことになった。

自宅に戻って開けてみれば柿の葉寿司ヤマトのちらし寿司まであった。



夜食に美味しくいただいた。

とんでの際にお世話になったM総代やNさんもおられた会所。厚く御礼を申し述べる。

普段の年は「小学校を終えた子供らを待ってゴクマキをするんや」と云っていた。

弥勒寺では「牛滝さん」の行事もあると聞いている。来年こそは訪ねてみたいものだ。

(H26. 4.18 SB932SH撮影)