大和郡山市小林町の新福寺で行われたオコナイ取材を終えて帰宅した。
この日は午前中に田原本町の蔵堂で行われた薬師さんの将軍さんも取材していた。
昼食はトライアルで買ってきたあられ天丼を持ち帰った家で食べていた。
新福寺のオコナイが始まるまでの数時間はカメラに収めた記録写真のダウンロードやデータの整備をしていた。
作業のすべては平成20年8月3日に購入したゲートウェイML6020Jだ。
それまでは筐体のソニー製パソコンだった。
行事など画像データはとても多い。
一年間で200以上の行事を取材している。
記録データはすべてがJPEG仕様。
パソコン容量から考えてとてもじゃないがRAW仕様は容量的にも変換作業に無理がある。
収録した画像は関係先にパソコンを持ち込んで検証する場合がある。
講演をする可能性もありノートパソコンに切り替えていた。
ML6020JはXP仕様。
ビジネスマン時代から使っている仕様はとても使いやすいがXPのサポートは平成26年4月に終了した。
このころから機種をWIN7かWIN8に切り替えるべく量販店で品定めをしていた。
立上時間も十数分もかかるノートパソコンであるが、いつかは支障がでるかもしれないと感じていたが購入決断はできずにいた。
帰宅して稼動させたままだったパソコンの電源を入れてみる。
反応しない。
おかしいと思ったのは電源ボタンスイッチだ。
内部に落ち込んだままになっていた。
指で押しても動かない。
凹んだままになっていた。
スイッチは復帰せずに陥没状態なのである。
先端が尖がった器具でひっかけて引き揚げようとしたが動かない。
完全な状態で斜めに陥没しているのだ。
頭の中は真っ白になっていた。
ついさっきにダウンロードした貴重な行事写真のデータはパソコン内部に閉じ込められた。
行事は写真だけでなく文章をワード(正確にはリッチテキスト文)で書いている。
情報はエクセルを用いて整備している。
これらは更新の都度にバックアップしている。
携帯電話で収録した動画も同様に外付けHDDにバックアップしている。
そういうクセがついているのだが画像のバックアップは纏めてしていた。
最後にバックアップしたのは1月中旬までだった。
焦りが募りこの夜は悶悶として寝つきが悪かった。
翌日の4日は仕事がある。
パソコンを修理する工房が近くにある。
国道24号線沿いにあるパソコン工房だ。
パソコンの修理ならここだと決めていた。
メーカー問わず、他社製、自作型、ノートパソコンなど持ち込めばワンコインで診断するHPにも書いてあった。
そう思って持ち込んだゲートウェイML6020Jを見るなり「できません」と応対した店員が伝える。
なんとか内蔵するデータを取り出したいと云っても「ノートパソコンは外装を外すこともできない」である。
ノートパソコンは一切対応できないというのだ。
それならそうと案内すべきである。
看板に偽りありと思ったパソコン工房の対応にまいる。
メーカーに問合せをするしかないと返答する。
インターネットで受け付けているというがパソコンはこれ一台。
どうしようもない。
調べてくれたのはゲートウェイ社のサポート電話。
とにもかくも電話をするしかない。
製品番号を伝えたらサポート期間が過ぎているというのだ。
メーカーのサポートは7年間。
ゲートウェイML6020Jを買ってから6年と数か月。
「まだでしょう」と伝えたが修理どころか受付も一切しないという。
どうやら発売してからの7年間のようだ。
いったいどうすればいいのか。
電話応対に出たサポートに泣く泣く申し出たら日本データ復旧サービス会社の連絡先を紹介してくださった。
救われる手段は見つかったが高額になること間違いなしである。
稀に見たことがある自作修理のブログ。
どなたのブログなのか覚えているわけがない。
昨夜、悶悶としながらタブレット端末で同様の電源不具合対応をネット検索していた。
ヒットしたブログ投稿。
電源ボタン周りを小刀かなんかで削り取っている映像が出てきた。
陥没したスイッチを動くようにしたという記事であるが・・・それはしたくない。
安全性を考えて日本データ復旧サービス会社に電話見積もりをした。
救いたいデータはマイピクチャもあればマイドキュメントもある。
それぞれの画像枚数はどれぐらいかの問いに対して60枚、30枚と答える。
さて、Cドライブである。
枚数はおよそ1000枚。
いや、それ以上、もっと多いかもしれない。
伝えられた概算見積もりは14万円から上限40万円。
ゲートウェイ社からの紹介ということで15%引きになるという。
お金に換えられない貴重なデータ復旧。
その場で決断してクロネコヤマト運輸を利用する送付手段を教えてもらった。
壊れたパソコンは崩れない・倒れないように梱包するのである。
思い立ったのはスーパーAコープ。
空箱がいっぱいある。
緩衝材の詰め物も家にある。
こういうときのためにいくつか残している。
ちょっとした隙間は新聞紙をぐしゃぐしゃにして詰めるということだ。
輸送は着払い。
日本データ復旧サービス社が支払う。
指定したFAX番号を伝える。
帰宅したらFAXが届いていた。
指定された宛名を書く。
データ復旧サービス申込書・同意書に氏名、住所、電話番号を記載する。
復旧するサービスにレ点を入れてパソコンを収めた箱に同封する前、念のために電源ボタンを尖がった器具で上げてみた。
ぴょっこと上がった。
ボタンを押す。
電源ランプが点いた。
が、一瞬にして消えた。
何度かトライしたが同じである。
自前の修復は完全に諦めた。
つい先日、講演会場に持ち込んだノートパソコン。
設営ができてから数分後に電源が切れた。
コンセントが外れていたのである。
これははっきりしている事象である。
記憶を手繰ってみた。
そういえば何か月か前のこと、ウイルスワクチンを作動していた時のことだ。
作動中に電源が落ちたのである。
その事象は何度か発生した。
他の作業をしているときも発生していた電源異常。
この段階でいずれはまったく動作しなくなるであろうと判断しておれば・・・。
今更後悔してももう遅い。
一、二度の同事象が発生すれば故障の前兆と認識しなくては・・・。
と思ったがもう遅い。
決断は早めにということだ。
XPのサービス終了に伴って新たにハンディ型HDDを購入していた。
たいがいのデータは保存していた。
いつ壊れるやもしれない恐怖感であったが、数か月も経てば失念する。
怠った結果が高額の支払いを生み出したのだ。手抜きすれば大きな代償が発生することを改めて考えさせられた電源ユニットの故障は今後の使い方に肝を銘じたのである。
翌日の5日。
きっちり引き取りに来たクロネコヤマト運輸。
よろしくお願いしますと見送った。
次の日の6日、FAXが送られてきた。
データ復旧調査が完了した報告書と見積書である。
障害状況は中度の論理障害。
復元の可能性は良好。
そりゃそうだろ。
電源ユニットが故障しただけなので論理障害も影響していないと思っていたが、中度である。
ただし、10%以下の破損データが含まれる可能性があると書いてあった。
データ復旧の見積もり金額は10万8千円。
1万2百円のメーカー紹介割引もあった。
わずかであるが助かる割引価格。
物理障害であればこれの何倍かの見積もり金額になったであろう。
気持ち分救われた。
復旧データは2TBのHDDに収録される納品媒体。
バックアップセット付きで1万9千円。
新たに購入したと考えればいいのだ。
支払いは銀行振り込みもあれば佐川急便のe-コレクトもある。
e-コレクトは代引き手数料がかかる。
一方、銀行振り込みであれば振込手数料がかかる。
振込金額によって手数料がかわる。
差引したらほぼ同一手数料。
e-コレクトなら送付されたときにクレジットカード扱いができる。
現金よりもそのほうが助かる。
助かるのはなんといってもポイントである。
手間なども考えてe-コレクトを指定してFAX申し込みをした。
消費税も入れて総額は12万7百44円だ。
(H27. 3. 3~6 記)
(H27. 3. 4 EOS40D撮影)
この日は午前中に田原本町の蔵堂で行われた薬師さんの将軍さんも取材していた。
昼食はトライアルで買ってきたあられ天丼を持ち帰った家で食べていた。
新福寺のオコナイが始まるまでの数時間はカメラに収めた記録写真のダウンロードやデータの整備をしていた。
作業のすべては平成20年8月3日に購入したゲートウェイML6020Jだ。
それまでは筐体のソニー製パソコンだった。
行事など画像データはとても多い。
一年間で200以上の行事を取材している。
記録データはすべてがJPEG仕様。
パソコン容量から考えてとてもじゃないがRAW仕様は容量的にも変換作業に無理がある。
収録した画像は関係先にパソコンを持ち込んで検証する場合がある。
講演をする可能性もありノートパソコンに切り替えていた。
ML6020JはXP仕様。
ビジネスマン時代から使っている仕様はとても使いやすいがXPのサポートは平成26年4月に終了した。
このころから機種をWIN7かWIN8に切り替えるべく量販店で品定めをしていた。
立上時間も十数分もかかるノートパソコンであるが、いつかは支障がでるかもしれないと感じていたが購入決断はできずにいた。
帰宅して稼動させたままだったパソコンの電源を入れてみる。
反応しない。
おかしいと思ったのは電源ボタンスイッチだ。
内部に落ち込んだままになっていた。
指で押しても動かない。
凹んだままになっていた。
スイッチは復帰せずに陥没状態なのである。
先端が尖がった器具でひっかけて引き揚げようとしたが動かない。
完全な状態で斜めに陥没しているのだ。
頭の中は真っ白になっていた。
ついさっきにダウンロードした貴重な行事写真のデータはパソコン内部に閉じ込められた。
行事は写真だけでなく文章をワード(正確にはリッチテキスト文)で書いている。
情報はエクセルを用いて整備している。
これらは更新の都度にバックアップしている。
携帯電話で収録した動画も同様に外付けHDDにバックアップしている。
そういうクセがついているのだが画像のバックアップは纏めてしていた。
最後にバックアップしたのは1月中旬までだった。
焦りが募りこの夜は悶悶として寝つきが悪かった。
翌日の4日は仕事がある。
パソコンを修理する工房が近くにある。
国道24号線沿いにあるパソコン工房だ。
パソコンの修理ならここだと決めていた。
メーカー問わず、他社製、自作型、ノートパソコンなど持ち込めばワンコインで診断するHPにも書いてあった。
そう思って持ち込んだゲートウェイML6020Jを見るなり「できません」と応対した店員が伝える。
なんとか内蔵するデータを取り出したいと云っても「ノートパソコンは外装を外すこともできない」である。
ノートパソコンは一切対応できないというのだ。
それならそうと案内すべきである。
看板に偽りありと思ったパソコン工房の対応にまいる。
メーカーに問合せをするしかないと返答する。
インターネットで受け付けているというがパソコンはこれ一台。
どうしようもない。
調べてくれたのはゲートウェイ社のサポート電話。
とにもかくも電話をするしかない。
製品番号を伝えたらサポート期間が過ぎているというのだ。
メーカーのサポートは7年間。
ゲートウェイML6020Jを買ってから6年と数か月。
「まだでしょう」と伝えたが修理どころか受付も一切しないという。
どうやら発売してからの7年間のようだ。
いったいどうすればいいのか。
電話応対に出たサポートに泣く泣く申し出たら日本データ復旧サービス会社の連絡先を紹介してくださった。
救われる手段は見つかったが高額になること間違いなしである。
稀に見たことがある自作修理のブログ。
どなたのブログなのか覚えているわけがない。
昨夜、悶悶としながらタブレット端末で同様の電源不具合対応をネット検索していた。
ヒットしたブログ投稿。
電源ボタン周りを小刀かなんかで削り取っている映像が出てきた。
陥没したスイッチを動くようにしたという記事であるが・・・それはしたくない。
安全性を考えて日本データ復旧サービス会社に電話見積もりをした。
救いたいデータはマイピクチャもあればマイドキュメントもある。
それぞれの画像枚数はどれぐらいかの問いに対して60枚、30枚と答える。
さて、Cドライブである。
枚数はおよそ1000枚。
いや、それ以上、もっと多いかもしれない。
伝えられた概算見積もりは14万円から上限40万円。
ゲートウェイ社からの紹介ということで15%引きになるという。
お金に換えられない貴重なデータ復旧。
その場で決断してクロネコヤマト運輸を利用する送付手段を教えてもらった。
壊れたパソコンは崩れない・倒れないように梱包するのである。
思い立ったのはスーパーAコープ。
空箱がいっぱいある。
緩衝材の詰め物も家にある。
こういうときのためにいくつか残している。
ちょっとした隙間は新聞紙をぐしゃぐしゃにして詰めるということだ。
輸送は着払い。
日本データ復旧サービス社が支払う。
指定したFAX番号を伝える。
帰宅したらFAXが届いていた。
指定された宛名を書く。
データ復旧サービス申込書・同意書に氏名、住所、電話番号を記載する。
復旧するサービスにレ点を入れてパソコンを収めた箱に同封する前、念のために電源ボタンを尖がった器具で上げてみた。
ぴょっこと上がった。
ボタンを押す。
電源ランプが点いた。
が、一瞬にして消えた。
何度かトライしたが同じである。
自前の修復は完全に諦めた。
つい先日、講演会場に持ち込んだノートパソコン。
設営ができてから数分後に電源が切れた。
コンセントが外れていたのである。
これははっきりしている事象である。
記憶を手繰ってみた。
そういえば何か月か前のこと、ウイルスワクチンを作動していた時のことだ。
作動中に電源が落ちたのである。
その事象は何度か発生した。
他の作業をしているときも発生していた電源異常。
この段階でいずれはまったく動作しなくなるであろうと判断しておれば・・・。
今更後悔してももう遅い。
一、二度の同事象が発生すれば故障の前兆と認識しなくては・・・。
と思ったがもう遅い。
決断は早めにということだ。
XPのサービス終了に伴って新たにハンディ型HDDを購入していた。
たいがいのデータは保存していた。
いつ壊れるやもしれない恐怖感であったが、数か月も経てば失念する。
怠った結果が高額の支払いを生み出したのだ。手抜きすれば大きな代償が発生することを改めて考えさせられた電源ユニットの故障は今後の使い方に肝を銘じたのである。
翌日の5日。
きっちり引き取りに来たクロネコヤマト運輸。
よろしくお願いしますと見送った。
次の日の6日、FAXが送られてきた。
データ復旧調査が完了した報告書と見積書である。
障害状況は中度の論理障害。
復元の可能性は良好。
そりゃそうだろ。
電源ユニットが故障しただけなので論理障害も影響していないと思っていたが、中度である。
ただし、10%以下の破損データが含まれる可能性があると書いてあった。
データ復旧の見積もり金額は10万8千円。
1万2百円のメーカー紹介割引もあった。
わずかであるが助かる割引価格。
物理障害であればこれの何倍かの見積もり金額になったであろう。
気持ち分救われた。
復旧データは2TBのHDDに収録される納品媒体。
バックアップセット付きで1万9千円。
新たに購入したと考えればいいのだ。
支払いは銀行振り込みもあれば佐川急便のe-コレクトもある。
e-コレクトは代引き手数料がかかる。
一方、銀行振り込みであれば振込手数料がかかる。
振込金額によって手数料がかわる。
差引したらほぼ同一手数料。
e-コレクトなら送付されたときにクレジットカード扱いができる。
現金よりもそのほうが助かる。
助かるのはなんといってもポイントである。
手間なども考えてe-コレクトを指定してFAX申し込みをした。
消費税も入れて総額は12万7百44円だ。
(H27. 3. 3~6 記)
(H27. 3. 4 EOS40D撮影)