マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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同じ形式の低床高座椅子を求めて

2019年03月31日 09時15分49秒 | むびょうそくさい(おかん編)
おふくろが我が家で過ごした試験外泊の翌朝である。

食事をするのに食卓前に座るのだが、長時間も座ったあとの立ち上がりが困難とわかった。

これまで2カ月間も病院ベッドに高椅子暮らしであたから、膝を屈めることが少なくなったのが要因である。

そこで求めることになった低床型座椅子。

外泊を終えて杖を買いにきたアピタ大和郡山店のリビングコーナーに立ち寄った。

思ったような形の座椅子はあるのか、ないのか。

これはどうなんだろうかと思って展示してあった座椅子を引っ張りだして試用してみた。

座り心地は良い。

ソファであればお尻がぼこんと入って腰を上げるのが難儀する。

また、背もたれが斜めになればなるほど起き上がれなくなる。

つまり、ゆったり感は不要なのだ。

座の部分は斜めであれば背中は後方になる。

だからすぐには立てない。

私は心臓病で手術をした。

成功はしたものの心不全に陥った。

それ以来、ソファに座れない。

座っても端っこの方にちょこんと座るだけだ。

奥まで座り込んでしまうと呼吸がしにくい。

息苦しくなるから滅多に座ることはない。

おふくろは心臓病ではないが、膝の力がそうとう弱っている。

お尻が立て膝よりも下にあれば立ち上がれない。

なにかに掴まって手で支えないと立てない。

その高さは実に微妙。

高くもなく、低くもないほどよい高さ。

試しに座ってもらったら気に入ってくれた。

さあ、レジにと思ったが、5%割引券を忘れた。

一旦は戻って持って来てから買おうと思ったところにある婦人がキョロキョロ。

試用していたときに現われた婦人はえっ、という表情であった。

これっ、買われるのですか、と尋ねられた。

5%割引券のことは言いづらく・・どうぞといって譲ったら、その婦人はありがとうとお礼をいう。

レジに走っていった婦人は店員さんを連れてきた。

これですと指で示した低床型座椅子。

店員さんがいうには現品限り。

それでもよろしいでしょうか、といえば、婦人はそれで・・。

店員さんがふと漏らした声は3割引きだったような気がする。

展示している座椅子しかないから、現品限りの得値。

5%割引券がなくとももっと安い値段で引き取られていった。

あーなんということか・・。

値札はたしかではないが、4千円台だったような気がする。

おふくろは云った。

ベージュ色の風合いも良かった座椅子をなんで買わんかったのかいって云われるが・・。

アピタ大和郡山店の南側店舗はDCMダイキ。

ここでも何らかの座椅子があるのではと思って探してみたらあった。

ただ、最低でも7千円台。

しかもおふくろが気に入った同様の商品はない。

翌日、富雄南イオンタウン内にあるニトリも見てみたが、同様の形の商品は見当たらない。

逃した獲物はどんどん大きくなって膨らんでいる。

前日に逃した大魚の座椅子はどうしても手に入れたくなって再び訪れるアピタ大和郡山店。

リビングコーナー担当の店員Kさんにお願いした。

婦人が買われたときのレジ履歴から探せばなんとかなると思われて、その時間帯(午後3時12分)を伝えた。

その日の夕刻に店員さんから電話が架かった。

アピタ西大和店にはリビングコーナーはないから、そこにはない。

他店舗もあたってみてあれば、取り寄せるし、なければ本社に伝えて在庫があれば同型を発注、なければその旨をお伝えするので、それまで待ってください、ということになった。

それからの数日後。

電話が架かった。

見つかったということである。

ありがたい知らせに思わず\(^o^)/をする。



おふくろが退院する前日に立ち寄って購入した低床高座椅子は新品。

箱を開けて中身の座椅子を確認する。

ベージュ色の座椅子に間違いない。

やっとのことで手に入れることができた店員さんに感謝する。

ところでこの座椅子は中国製であるが、アピタ独自で開発した自社製品。

それゆえ型番がないのだろう。

翌日に退院したおふくろが真っ先に座ってくれた。

とっても座り心地が良いと云ってくれた。

(H29.12.14 SB932SH撮影)
(H29.12.19 SB932SH撮影)