マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下笠間・F家手つくりの節句の蓬餅をよばれる

2023年05月04日 07時26分55秒 | もらいもの・おくりもの
大宇陀室生・下笠間に住むF家の旧暦桃の節句の蓬餅つくりの取材を終えて、できたてほやほやの蓬餅をお土産にいただいた。

今日は、できたてだから食べない方がいい。

やや硬くなったときが食べごろ。

そのために、数日間は乾燥待ち。

硬さ、柔らかさを判断して食べてください、と伝えられて持ち帰った自家製の蓬餅。

お家に戻って、そう説明したが、今にも食べそうな具合。

いや、いや、まだまだ日にちをあけないと・・・

とにかく、3日の蓬餅の状態と、いえばねっちょり。

べちょべちょでなく、ねっちゃり感が強い蓬餅。

触ってみたらよくわかるねっちゃり感。

一昼夜、冷蔵庫に寝かした翌日、4日の朝も同じ状態。

ねっちゃりは、いつ消えるんだろか。

アクセントに付加した塩漬け桜が嬉しい蓬餅。

1年前の今頃に摘んだ桜。

なんと1年間も塩漬けしてはじめて、この蓬餅に貼る。

孫さんの発案は、もう10年続けてきたありがたい塩漬け桜にいいね!だね

4日の昼前、午前11時になっても変化は認められず。

早く食べたい、と顔が訴えていたかーさん。



とうとうラップを剥がして皿にのせた。



手は動いたし、口も動いた。

ねっちょりだけど、美味しいという。

指がねっちゃねちゃであっても食心は停められない。

草餅の匂いがするけど美味しい、という。

そりゃそうだ。

これは自生していた蓬からつくった蓬餅。

専門の和菓子屋さんがつくる謹製ではない、ご家族が心をこめてつくった蓬餅。

それから3日目の7日。

つくった日から数えたら、4日目になる7日の午後7時。

もうねっちょりはないだろう。

そう思って冷蔵庫に収めていた蓬餅を取り出した。

触れば、まだまだ。

一体いつになれば、ねっちょり感が消えるのだろうか。

ラップで包んでいるから乾燥しないのかも・・・

蓬餅をレンチンしてみた。

そうすれば、てっぺんに穴が開いたようで、ぷちゅっとアンコ(※餡子)が噴出した。



まるで火山噴火のように・・・・

焼けた感が欲しいので、今度はオーブントースターでチン。



焦げ目がついた蓬餅。

その姿がいいねぇ。

手で割った蓬餅の中身。



アンコ(※餡子)がたっぷり入っている。

自家製アンコ(※餡子)も旨い。

蓬の香りに包まれた蓬餅。

甘くて美味しい。

我が家に介護療養しているおふくろも、懐かしい味。

美味しい、と喜んでいた。

(R3. 4. 3、 4 SB805SH/EOS7D撮影)


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