今日は母の日。お母さま、元気でいてくれて有難う。
夕べは12時40分ごろに咳と共に目が覚めてしまったようで、独り言が始まりました。最初は静かな語りでしたが、途中から声が大きくなり「どうしたら良いんでしょう」という言葉も聞こえてきたので、「助けが必要かな?」と部屋に入りましたが、「どうしたら良いんでしょう」の言葉にも旋律がついていて、自分の世界で歌っている様子だったので、そっとしておくことにしました。
結局おしゃべりと歌は3時間ほど続き、一旦静かになったのでこちらも寝ましたが、6時半ごろから再び独り言が始まりました。相変わらず「自分の世界」での会話のようなので、とりあえず自宅に帰ることにして、1時間ほど用足しをして戻ってみると、声が完全に覚醒した、「こちらの世界」のトーンになっていました。
すぐに部屋に行くと、「今ね、そろそろ何か食べなくてはと思っていたの、良かったわ、来てくれて」と嬉しそうな笑顔で迎えてくれました。「朝ごはんを用意するから待っていてね」と声を掛けて、いつもの段取りで朝の支度を開始。次女が到着した7時50分頃に、起き上がりから始まる一連の作業に取り掛かりました。
朝食(A'定食:パン=クリームメロンパン)を完食。食事が済むと「じゃあ、そろそろお風呂に入る?」と言い出し、それからお風呂に拘った話が始まりました。デイサービスのお風呂が気に入ってくれたのかなと思い、「お風呂好きなの?」「好きじゃないけど、入らないわけにもいかないでしょう」との返事。
その後も延々とお風呂話が続きましたが、「今日は母の日だから、カーネーションを買いに行く?」と誘って見ると、「そうね、行こうか」と乗り気になり、お風呂のことは意識から去ったようでした。「それでは」とさっそく車椅子に移ってもらい、次女・三女・三女の夫が連れ立って行きつけの花屋に行きました。
花屋さんの歓迎を受け、店内の沢山の花を「きれいね」と眺め、パパとカーネーションを買いに来た幼い子供を見て「可愛いわね」と喜び、自分で選んだ濃淡のピンクのカーネーションを花束にしてもらって、満面の笑顔。家に戻って花瓶に生けて母の横に置き、「どっちが綺麗かしら」と言うと「わたし」と言って大笑い。楽しそうな様子に幸せを感じながら、次女に後を託し、とりあえずSV家を引き揚げました。(三女)
三女帰宅後もエンドレステープ的お喋り。昼食は用意したサンドイッチ、カフェオレを殆んど食べ、美味しかったと何度も感謝して良い状態の覚醒でしたが、1時過ぎに眠くなったようで、居眠りを始めたのでベッドで寝る事に。
ところが、横になると体は眠いのに神経が興奮しているのか、「どうして良いのか分からない」が始まりました。しばらく横で見守っているとやっと眠りましたが、それも長く続かず、静かになったかと思うと大声で歌うという繰り返しが2時間ほど続きました。
3時半頃はっきり目覚めたのか泣き声になったので、起きて椅子に移動すると、何事も無かったように又お喋りが始まりました。その後トイレ(大) の要望があり三女に応援を頼みましたが、結果は残念ながら×でした。
その後は又居眠りが始まりましたが、夕食の時眠っていて食べないと困るので椅子で頑張ってもらいました。それが効を奏したのか夕食のポトフ(じゃが芋、玉葱、人参、キャベツ、鶏肉)は完食。食事の最後位から眠くなり、食後は椅子で完全に眠っていました。
ところが、ベッドに横になるとまたまた大声で喋り始め、神様へのお願いが泣き声に。足が痛いと言うので、少し足を上げ様子を見ていると寝息を立て始めたので、部屋から出ましたが、しばらくすると又お喋り再開。それでも8時過ぎにようやく静かになりました。このまま明朝まで眠ってくれると良いのですが。(次女)