麦秋@矢川界隈
9時過ぎに何回か声を出していましたが、後は朝まで静かでした。朝8時に部屋に入ると目覚めていて「丁度誰か来ないなと考えていたの嬉しいわ」と歓迎してくれました。足が痛いのもベットの角度を変える事で解決。着替え等の支度をしているところにヘルパーさんが来宅。
今日のヘルパーさんは「初めてなので、すべて教えて下さい」との事だったので、今日私は臨時であることを断わってから一連の作業をしました。下の洗浄 清拭をヘルパーさん(今日は二人)がやっている時は「あ~どうもありがとう」と、嫌だけど感謝は忘れないという状態でしたが、最後には不機嫌になっていました。
朝食(プチ葡萄パン1個、卵焼き、カット西瓜2切れ、牛乳紅茶マグカップ1杯半)になると機嫌も治り、6割位自分で積極的に、その後は眠くなってヘルパーさんに手伝ってもらい、さらに時間切れでヘルパーさんが帰ってからは又自分で、結局1時間半かかって完食しました。その後は時々目を開けるけど基本的には眠たい状態でY子に引き継ぎました。(次女)
10時半にY子到着。ヘルパーさんが来るまでの間、テレビをみたり居眠りしたり夢の感想を話してくれたり穏やかに過ごしました。11時半ヘルパーさん来訪。昼食作りもお任せしました。昼食はチョコパン、卵焼き、コーンスープ、スイカでほぼ完食だったようです。
1時にヘルパーさんと交代し居眠りやお話をしていました。話しの途中で「右脇腹が痛い」と言い出しましたが、今日は主治医の往診日なので、往診の時に相談することにしました。2時に主治医来訪。
血圧124/70。「右脇腹の痛みは便秘気味のせいと思われる。」「今日は話も筋が通っていてスッキリしていますね」とのことで、総合的に良好との診断でした。それはそれとして、今日は一年ぶりに血液検査のための採血をすることに。予想通り採血の間「やめろ、ばか」と激しくもがき、注射器から逃れようとする右手をY子が押さえ、主治医に掴みかかろうとする左手を三女が押さえるという大騒ぎになりました。
何とか採血が終わり「終わったわよ」と呼びかけると、「まだ私は死んではいないわね」との返事。血を採られて死にそうな気分になっていたようです。それでも主治医が帰る時には「有難うございました」の挨拶が出ましたが、三女が主治医を見送る間も「あの人は何なの。変な人ね」といっていました。
気分回復に予め用意しておいたロールケーキでお茶にしましたが、採血のショックが尾を引いていたようで、泣きながら二口、三口食べただけで終了、「お尻が痛い」というのでベッドへ移動し、そのまま浅い眠りとなり、三女と交代しました。(Y子)
交代時はベッドで目を覚ましていて「お腹がすいちゃった」と言うので、ベッドの背を起こしロールケーキの続きを麦茶と共に食べてもらいました。満足そうな穏やかな様子になったので、夕食までそのままベッドで過ごしてもらうことに。夕食の用意や洗濯物の後片付けをしている間は、しっかりと目覚めていましたが、ベッド上でにこやかな表情で娘達の働く様子を見守っていてくれました。
今日の夕食は、『大根・豚肉の出汁焼き、蒸しトウモロコシ、アスパラ・きゅうり・もやし・海老のサラダ、じゃこ天』と、少々食べ辛いメニューになってしまいました。それでも随分頑張って食べてくれていましたが、途中で疲れた様子になったので、昨日テレビで紹介されていたピューレ状にしたフレンチの介護食にヒントを得て、夫々の食材を小鉢で摩り下ろしながら食べてもらった結果、ほぼ完食となりました。
7時過ぎ、食事の後片付けも終わり、トイレ(X)・パッドの交換・清拭を終えてからも、「まだ眠くない」というので、しばらく一緒にテレビを見ていましたが、15分ほどするとウツラウツラが始まったので、ベッドに移動。ベッドインして布団を掛けると、すぐに気持ち良さそうに目をつぶり、眠る体勢に入りました。お疲れさま。ゆっくり寝てくださいね。(三女)