JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

北欧の夢の中  DAVID DARLING / CYCLES

2006-08-05 20:20:52 | 聞いてますCDいいと思う
1982年のECMの何とも古いものですが、大変お世話になったアルバムです。何年か前に精神的に疲れた時期、毎日のように寝るときに聴いていたアルバムです。そんなんで夢の中みたい。チェロというJAZZにはなじみづらい楽器のアルバムです。
1曲目が特に好きです。キューンのピアノのメロディにシタールの音がやさしくかぶさる中、ダウリングのチェロが別の旋律を奏でます。北欧の風景、ジャケット写真にある白夜のような明るいが深夜で、心休める時みたいな曲に感じます。
2曲目はガルバレイクの美しいバラッドがwalcottのタブラをバックに演奏されますが、常にチェロが流れるように聞こえます。
3曲目は出だしアブストラクトな表現で始まり、ガルバレイクの少しダーティなテナーにチェロが未知の、もしくは知らなかった過去の世界を前にした不安を表現したような演奏です。眠りの中にも闇が存在するといっているようです。
4曲目Odeではガルバレイクの哀愁を帯びたテナーで始まり、チェロのピッキングとシタールのやさしいメロディが流れ、闇の中から、かって自分が存在した安心出きる風景ヘ戻っていくような安らぎを感じます。
5曲目キューンのピアノにダウリングの高音域でのソロがかぶさり北欧の高い空を漂う感じです。
6曲目も効果的なピアノの音とメロディの中アンデルセンとチェロとギターが絡みながらリズミカルな曲となりますが、やはり夢の中です。
7曲目キューンのピアノで始まりメンバーそれぞれが短いフレーズを演奏し最初に戻っていきます。たぶんこれがCYCLESじゃないでしょうか。
ずいぶん自分勝手な感覚だけを書いてすみません。個人的にはお薦めしたい、お世話になったアルバムへのお礼を込めた独り言でした。

CYCLES / DAVID DARLING

David Darling cello 8-string electric cello
Collin Walcott sittar tabla percussion
Steve Kuhn piano
Jan Garbarek tenor soprano saxophones
Arild Andersen Bass
Oscar Castro-Neves guitar

1 Cycle Song
2 Cycle One Namaste
3 fly
4 Ode
5 Cycle Two Trio
6 Cycle Three Quintet and Coda
7 Jessica's Sunwheel


コメント (2)
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