
名前を覚えるのが苦手なので、中古屋さんでみていても、内容を把握して選んでいるといえません。並んでいるアルバムの背表紙だけみていてもまるでイメージがわきません。ジャケの写真を見て手が止まるのが頼りです。
このアルバム、ジャケットをみてが止まりました。
Tony Pancellaという人のピアノトリオ演奏が7曲、後の5曲が、Paolo Furesのところでsaxを吹いているTino Tracannaとのデュオ演奏です。
MONKS風に言うのならばmelodeusな一枚です。私的にはこの項目が一番評価が高くなります。
1曲目思索的なピアノで始まって、2曲目は優しくなった曲です。3曲目テクニックをひけらかすのでなく、メロディの流れを大切にする感じです。エバンス系と言われているようで、ピエラヌンツィが一番思い浮かびます。
5曲目ハーモニーとメロディが美しい曲です。ベースはリズムを刻むという風ではありませんが、7曲目ではウォーキングしてくれて、この曲調の方があってると感じます。
9曲目からはts,ssとのデュオになります。フレスのところでの印象はあまり強くありませんが、癖の少ない音色で結構ストレートに吹いています。10,11,12とソプラノで、少しかすれてストレートに吹くと、リーブマンみたいで11曲目美しいバラッドです。
2000年発売のこのアルバム、なぜ手が止まったのでしょう。以前にどこかのホームページでみていて覚えていたのでしょう。検索したらレビューが一つヒットしましたが、それを覚えていたのでしょうか。確かずいぶん前の、blogを始める前の事です。それが記憶に残っていたのはこのジャケットが頭に残っていたからでしょう。
ゴーギャン風な絵画で、私はゴーギャンだと思っていました。

なかなかおもしろい作風で、マイルスのネフェルテティも思い浮かびます。検索してみると1938年生まれのイタリアのGoffredo Civitareseという画家の作品のようです。幾つかありましたので張り付けてみます。



