JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

松茸のお吸い物とボサノバ / JAZZ UNIT

2007-10-16 21:33:07 | 聞いてますCDいいと思う


2003年スウェーデンで発売されたアルバム、ミュージシャンはまるで知りませんが、曲名からすると良さそうな感じです。
1曲目ギターのボサノバリズムが流れ出すと、久しぶりに聴くボサノバワールドです。
Jazz Unit Featuring Maucha Adnet & Gustavo Bergalliとありますが、Jazz Unit と言うスウェーデンのグループにMaucha Adnetと言う女性ヴォーカルとGustavo Bergalliと言うトランペットがゲストとして参加しています。
美声とはいえませんが、ちょっとかすれた女性ヴォーカルはボサノバ特有の歌い方で素朴な感じ、決していやではありません。
驚くのはアルゼンチン生まれのつけるフリューゲルホーンの副旋律、ソフトでメロディアス、最後の方ではハイノートを使って存在をしめします。
2曲目はヴォーカル無しのインストで、少し憂いを含んだLarry Willisの曲、柔らかい生ギターのソロがしっとりとしていて、そのバックのベース音も気持ちが良い。やはりここでもトランペットの流れるようなソロが聴かせます。
5曲目“Acua De Beber”おなじみのメロディのヴォーカルにつけるフリューゲルホーンの旋律、そしとその後ろにまた違ったアコーディオンの旋律、3つのメロディが優しく絡み合ってゆったりと流れます。
メインはゲストの2人でギター、アコーディオン、ベース、にドラムス、のUNITはあまり表にしゃしゃり出ません。ところが澄んだ音色とさらっとした旋律は美しくとても口当たりがいい。(間違えました耳でした。)
会社からの帰り道、車の中でこのボサノバ聴いているのですが、頭に浮かび上がってきたのは松茸のお吸い物、上品な香りとさわやかな口当たり、ヴォリュームや重量感がなくても、しっかり実力がわかる安心感、頭がおかしくなったわけではありません。このスウェーデンのグループの香り高いさわやかさが、夕食の近い時間に
イメージさせました。ボサノバで松茸を思い浮かべた人はいるのでしょうか。(帰っても松茸があるわけではありません。)
そういえば、今年松茸まだいただいておりません。中問題もあり、少し引いています。奥さんとも良く相談することにしました。
後半ちょっとだれますが、最後の曲“Estate”、それまでのボッサのリズムを抑えて、ミュートのペットでしっとりと、そこに生ギターとアコーディオン、絵に描いたような展開かも知れませんが、曲も良いから、悪いわけがありません。
深まる秋にゆったりと終わりますが、やはり松茸も欲しい。

JAZZ UNIT 〈Jazz Unit Featuring Maucha Adnet & Gustavo Bergalli〉

Niclas Hoglind -guitear
Jonas Castell -bass
Kristofer Johansson -drums&percussion
Maucha Adnet -vocal&tamborim(1)
Gustavo Bergalli -trumpet&flugelhorn
Hakan Andersson -accordion

1 Felicidade
2 To Wisdom The Price
3 Por Causa De Voce
4 After The Sun
5 Acua De Beber
6 Minha Saudade
7 So Tinna De Ser Com Voce
8 Chega De Saudade
9 Estate


コメント
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