JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

コリアの向こうに touch / Bunny Brunel

2007-10-23 21:27:32 | 聞いてますCDいいと思う


チック・コリアのサウンドの中で、ベースを弾いているBunny Brunelがコリアをゲストに迎えながら、すこし自分の色を出した1979年のアルバムです。1曲目はコリア色が強いですが、2曲目ベース音が美しいバラッド、3曲目フットレス・ベースの演奏はとても丹精な音の拾い方で、このベースもなかなか凄いと思います。
4曲目、エレピの音とフルートを組み合わせて、底に女性コーラス、この当時の70年代の曲調ですが、流れるベースラインは大好きです。Ceccarelliが確りとしたリズムをキープして、エレベのとてもよいところを聴けますがフェードアウト。5曲目、ストリングスも入る中、ゆったりとエレベのラインは楽器の持つ音の魅力を出していますし、高速の弾きも楽しく思います。ジャケットの字が小さくてミュージシャンの名前を確認するのが大変ですが、とてもタイトにドラムスを叩いているのはAndre Ceccarelliだったり、チック・コリアがかなりモーグを弾いたりでとても程度が高いアルバムです。
1970年台のエレベとして聴けばかなり凄いことをしているし、9曲目の“Lidten Now”のフレットレスの演奏などはこの時代に先駆的で凄い演奏です。
10曲目の“Touch2”エレベ、素晴らしいラインでソロをとります。
当時このようなエレベを聴いていたので、エレベがJAZZの主流になるのではと思ったこともあります。
このアルバム、特出とまではいえませんが、エレベの良さがわかるアルバムです。

BUNNY BRUNEL / TOUCH

Bunny Brunel fretless bass
Daniel Goyone fender rhodes
Chick Corea moog
Andre Cecarelli drums
Paul Nicola sax,flute
Nicol Blunel vocal
Berrnard Torrelli guitar



1 You
2 Everywhere
3 Sandy Lake
4 Little Green Girl
5 Touch 1
6 Nova
7 Little Wife
8 Surprise
9 Listen Now
10 Touch 2


コメント (3)
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