JAZZ最中

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空が飛べる  you know that feeling / BRIAN BROMBERG

2007-10-26 21:20:49 | 聞いてますCDおすすめ


Brian Brombergは最近WOODの使用が多くなっているように思いますが、エレベもwoodもピッコロも多彩な技量は抜群で、このアルバム、1999年に出たときには“このレコーディングには一切ギターは使われていません”が売りでした。
1曲目凄いエレベソロです。この人のエレベの場合はちょっと硬質な音とタッチとなりますが、でも凄い。
2曲目はウッドで始めますが、途中何を使っているのか解らなくなるほどぐいぐいとベースラインを進めます。
3曲目“Through The Window”威勢のいいメロディからエレベ、ソロラインはエレキのピッコロベースか、このアルバムサイドマンは全力でドラムを叩いているのでしょうが、完全にベースに押されてしまいます。当然です。
4曲目はここまで聴いてくると軽い音にに聴きたくなりますが、なんとも不思議なギターとも違うトーンがちょっと変わったフュージョンの感じです。
5曲目はEverette Harpという人のアーシーなテナーサックスが入るこれもギターの音色を狙ったフュージョンで、高い音から低いベース音まで幅広い音をカバーできることを示す演奏です。
7曲目“I Fell Asleep A Child And Woke Up A Man”はエレキなしみたいですが好きなMitch Formanがピアノを弾いていてうれしい。
8曲目のピアノはJoe Sample,ちょっとクルセーダースみたいな雰囲気も入れてこれもフュージョンの曲です。
BROMBERGはこの後ウッドを重視したアルバムが多くなって行くような気がし、また企画色が強くなっているように思います。伸びやかで思い切りの良いこのアルバム、大好きです。
9曲目はボサノバリズムですがここではエレベでないのでパス。
10曲目“ Nananananana ”エレベで何のてらいもなくハイトーンでメロディを弾くところが凄い、それが低い音まで降りてきてもテンションが下がらない、素晴らしい。
子供のころ、両手を広げて走りながら飛行機をまねた覚えがありますが、全くこのアルバム、両手を広げて走れば空に飛び上がるような感じです。
12曲目“Goodbye (For My Father) ”を太くなお且つ弦のハーモニーも効かせて最後の曲として、とても心が洗われます。
このころから驚かされているので、最近おどろかなくなってしまったのがいけないかも知れないのですが、実はカルロス・ジョビン集は聴いていません。



YOU KNOW THAT FEELING / BRIAN BROMBERG

      brian Bromberg bass
Jeff Lorber keyboards
Rick Braun trumpet,flugelhone
Joel Taylor drums


1 Joe Cool
2 Hero (For Zachary Breaux)
3
4 My Love
5 By The Fireplace
6 September
7 I Fell Asleep A Child And Woke Up A Man
8 You Know That Feeling
9 A Love Affair
10 Nananananana
11 Human
12 Goodbye (For My Father)
コメント
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