
MOONKSのJAZZ飛び切り新定盤500+500をよんで、幾つかのアルバムが気になりますと書いたら、思ってもいなかったのに、そのアルバムがあるところからいただけて聴くことが出来ました。(書いてみるものです。)
実はだいぶ前に送っていただいたのですが、時間がたってしまいました。いつの間にか秋のただなかになってしまいました。遅ればせながらお礼も含めて記事にしますが、とてもいいと思います。
スペインのピアニストで若い人みたいですが素晴らしい。
1曲目、プロローグのようなピアノソロが私は好みです。低音の和音の良い響きにのってゆったりと始まります。
2曲目ベースのウォーキングとドラムスのブラシで4ビートが刻まれれると正攻法のピアノビル・エバンス系といわれますが、もう少し音が甘く柔らかです。フレーズでは途中エバンスのフレーズに変わっても違和感がない感じはします。
3曲目は同じくエバンスみたいにピアノを弾くStefan Karlssonの曲。ベースがこのアルバムではウエイト結構とります。凄いというところまで行きませんが、悪いわけでもない。カリプソの入ったうまいアレンジです。
5曲目ソロかなと思う美しいテーマから、リズムが入っているのが気が付くと、いつの間にか秋であることを気付いたときに、思わず本質を解るような落ち着いた良い曲です。
6、7、8曲目はオリジナルで、4ビートの乗った曲が上手いのりです。
そして最後の2曲はスタンダード。9曲目の“ROUND MIDNIGHT”は出だしどうかなと思って聴いていると、途中モンクを入れながら、後半2コーラス目は素晴らしいフレーズに感じます。この演奏はなかなか凄いと思います。次のアルバムが見えないのが残念です。最後のスタンダードはエピローグ的で美しく終わります。
このピアニストの歳も解りませんが、2005年のアルバムの次を期待して充分なプレーヤーに思います。
Sausolito / inaki sandoval
INAKI SANDOVAL piano
HORACIO FUMERO bass
PEER WYBORIS drums
1 Preludio
2 Sausolito
3
4 ?Te Imaginas...?
5 Luna Llena
6 Regina
7 Agua
8 Las Vegas Boulevard
9 'Round Midnight
19 My One And Only Love