JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

伝説のシェフみたいな REMINISCENCJE / MIECZSLAW KOSZ

2007-10-09 20:24:13 | 聞いてますCDいいと思う



横浜ジャズプロムナードの翌日はさすがに満足感があって(夜に家に帰って、お腹すいたのでインスタントラーメンなんて食べた、でもそれとは別に)3時過ぎまでなにも聴かずに連休の日を過ごしました。そろそろちょっと聴こうと思い、何を聴きましょう。派手でなく、落ち着いてそれなりに気品があるアルバム、聴いてみるとこれが以前聴いた時よりか良く思えます。
音楽のミューズに昨日一日訓練されて、とても繊細なな耳に成っているようです。この状態続いて欲しい。
そして聴いているのはこのアルバム。ポーランドの天才ピアニストと言われたMIECZYLAW KOSZの1971年の録音アルバム。36年前とは思えないみずみずしいフレーズの連続です。
1曲目スタンダードみたいですが、清祥なピアノのメロディーが古さを全く感じさせない独自の存在感があります。
2曲目ショパンのCマイナーが、素晴らしいJAZZの曲として聴けます。今までクラシックを素材としているものは数多くありますが、スタンダード以上にしっとりと叙情のある演奏です。昨日はハクエイに2枚アルバムわたしましたが、これも良かったかもと思う凄い演奏です。
3曲目はピアノ音が軽やかに感じるのですが、それが凄く落ち着いている。メロディラインは気張ることなく自然、その自然の形が美しい、昔の録音ですが、フレシュです。若いピアニストがおおいに苦労するところを、全く問題としないような滑らかさです。
4曲目はJ・レノンの“イエスタディ”素材がとても優雅に料理されて、高級シェフの存在を感じる演奏です。このピアニスト、既になくなっているので、伝説のシェフの存在を聞く感じです。
5曲目は少しフリーを入れましたかと思うけど、出だしだけで思索的なテンポに作者(ピアニスト)のイメージが伝わってくる演奏です。
6曲目はピアニストのオリジナルでピアノソロ、民族的なフレーズが底辺に流れているように思える、思い入れが感じられる曲です。
最後はベース奏者の曲でベースソロから始まり、少しフリーなアンサンブル
ちょっと疲れ気味な休日の、精神を優しく刺激する一枚は昨日の派手な一日の後にぴったりな、しかし存在感が充分な一枚でした。




REMINISCECJE / MIEZYSLAW KOSZ

MIECZSLAW KOSZ piano
BRONISLAW SUCHANEK bass
JANUSZ STERANSKI drums,flezaton

1 Polovtzian Dancees
2 Prelude in C minor
3 Love Dream
4 Yesterday
5 Wspomnuenie
6 For You
7 Spetnienie
コメント
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