JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

韓国ミッション Le Moment Disperse / Dae-Uk Heo

2007-10-15 20:32:16 | 聞いてますCDおすすめ


先日奥さんが友達と韓国にイケメンのヴァイオリニストを聴きに行って来ました。
韓国のJAZZって女性ピアニスト一人は思い浮かぶけど後はまるで知りません。
CDをお願いしていたら、デパートに2枚あったそうです。一緒に行った「○○チャンが選んだのよ」って、両方買ってくれば良いのにと思いました。
でもそんな事が気にならないほど素晴らしい、○○チャンありがとう。
Dae-Uk Heoと言う男性ピアニストが今年2007年の3月、フランスで録音したピアノトリオのアルバムです。
全くどのようなピアノなのか解らずに聴き始めましたが、感じとしてはヨーロッパタイプの美しいタッチにメロディアス、力強さもあってとかなり驚いています。
1曲目力強い、リズミックな始まりで、若々しいテーマは、有名になるピアニストがデビューしたてに感じる勢いです。
4曲目は9分以上のピアノソロです。このピアニスト、タッチが素晴らしい、右手の高い音域での美しいトーンと流れるようなパッセージ、次々と聴かせるフレーズをつづっていき、最後の方では左手の長いソロ、このように弾ける人めずらしいと思います。
録音も素晴らしく、パリまで行って録った価値十分です。ドラムスの韓国の人もかなりの実力と聴きますが、ベースの音は大好きとはいえません。曲ももう少し短めにまとめても良かった思いますが、このような事を差し引いてあまりあります。
6曲目流麗な曲。
7曲目、美しいピアノソロから入り、リズムが加わるとテーマは哀愁的で、それをピアノがグイグイと弾ききります。
美しいタッチと流れるようなフレーズ、私はティエリー・ラングを思い浮かべましたが、あながち誉めすぎでもありません。
韓国のミュージシャンがみんなこの人のように巧いとは思いませんが、驚きました。今回のミッション去年に引き続いて大成功。まだミッション続きます。



  Le Moment Disperse / Dae-Uk Heo

Dae-Uk Heo piano
Philippe Laccarriere bass
Yun Tae drum

1 Virage
2 Le Moment Disperse
3 Louli
4 Reflexion des Trace
5 La Surface Vibrante
6 Chemin etroit
7 La Liberte Penible
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする