奥さんが韓国まで聴きに行ったヴァイオリニストのアルバムを奥さんのためにコピーしています。ノイズが少し入ってしまい満足できないのですが、しょうがないでしょう。13才で当時最年少ソリストとして名門グラモフォンと契約した1980年生まれのヴァイオリニスト、まだ26才は驚きですが、評判などはまるで知りません。容姿から人気が有ることは想像出来ます。
このアルバムは純クラシックの演奏ではなく、自分のオリジナル3曲を含む11曲
初めて聴きます。
売り文句は~華麗に舞う旋律と指先~ クラシックの枠を飛び越えたスーパー・ヴァイオリニストDeccaレーベルより満を持してクロスオーバー・デビューということです。
かなり入れ込んでいるご婦人がいそうで、下手な感想書いたら危ないかも知れません。ただ奥さんは、どのような理由か解りませんがご推薦です。
韓国でみたコンサートはピアノとのデュオでセミクラシックとクラシックの演奏だったそうですが、このアルバムはずいぶんとクロスオーバーしています。
さすがクラシックのソリスト、音が強く大きく美しいのが第一印象です。
1曲目エンニオ、モリコーネの曲を安定した雰囲気で、そこらのヴァイオリンとは違うと思うのは宣伝文句だけではない感じです。
2曲目“Carmen Fantaisie”リズムを聴かせた展開でフラメンコギター(Paco Pena)がひったり,ラテンバンドを聞くようです。
3曲目は細くエスニックに空を飛ぶようなメロディにオケ、シンセも絡んでいるいるようです。
4曲目は哀愁のあるそして民族の血を主張するようなジプシーの曲、ジャズで聴いていればギターが凄い演奏するところをヴァイオリンが担当した感じ。
5曲目は映画“脱出”で懐かしい曲、そのときのバンジョーの部分をバイオリンで演奏してますが感じはそっくり、短いですが楽しい演奏です。
6曲目“Pagaanini Rhapsody”という曲はシンフォニックをバックにヴァイオリンの魅力を表現します。さすがにテクが凄いと思います。
7曲目失恋の思いを綴ったオリジナル、いかにもセレナーデと言う曲ですが嫌いではありません。
8曲目はおなじみの“熊蜂の飛翔”で1分18秒は上手く終わります。
9曲目は電子音が入るしエレキのギター、フルオケのサウンドもあるし面白いと思います。これはロックです。
10曲目、ギターのアルペジオとピアノのリズムとストリングスのリズムに乗せて50年代を思い浮かべる曲、FM放送“ジェット・ストリーム”で流れるような、実際にはバーンスタインのウエスト・サイド・ストーリーの“サムウェア”をアレンジしたものでした。
11曲目、オリジナル、打ち込みバックにヴァイオリンはきれいです。
これはクラシックのアルバムとは言い難いし、まずDavid Garrettのファンがこのアルバムをどう思っているか気になります。
私は初めて聴くのでとまどいはありませんが気になります。少しblogを漂ってみますと、やはり好意的な記事しかありません。美男の有利なのは別にして、しっかりクラシックのソリストのヴァイオリン私は良いと思いました。
たまにはJAZZを離れたとってもお休みな一日でした。
1. La Califfa (Morricone)
2. Carmen Fantasie (Bizet) featuring Paco Pena, guitar
3. Nothing Else Matters (Metallica)
4. Csardas Gypsy Dance (Monti)
5. Duelling Strings (from the film "Deliverance")
6. Paganini Rhapsody (on Caprice 24)
7. Serenade (Garrett)
8. Flight of The Bumble Bee (Rimsky-Korsakov)
9. Toccata (Garrett)
10. Somewhere (from Bernstein's "Westside Story")
11. Eliza's Song (Garrett)