JAZZ最中

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リラックス・イン  Mulligan Moods / Jan Menu

2009-01-04 20:55:37 | 聞いてますCDおすすめ



年末に購入したアルバムで結構何度も聞いているのがこのアルバム、フォローしていなかったジェシ・ヴァン・ルーラーがいいと思っていたらバリトン・サックスとのアルバムが出たので拾いました。
ジェシ・ヴァン・ルーラーのオケアルバムいつか拾おうと思います、というかギタリストでこれはと思う人と出会うのは実は初めてです。
バリトンを吹いているヤン・メヌーという人のアルバムですが、1曲目とにかくバリトンの音が優しく、ゆったりとバラッドで始まり、あまりのゆったりさかげん、驚きましがそれが心地よくなります。ある意味ポール・デスモンドのアルバムを聴いている雰囲気です。
2曲目“フェスティブ・マイナー”を結構しっかりしたバリトンソロで吹ききりますがこれが渋い、その後のルーラーのギターソロが良くきけますが、実はこのバリトンの前ソロが効いているのです。
3曲目は逆にバリトンのソロが素晴らしいのですが、実はそこにはさまれるルーラーのギターが効いているのです。
4曲目そのようにバリトンとギターが実に互いの音色とフレーズの美しさを織りなして、聴くものの心をときほぐしてくれます。
マリガンに対してのトリビュートのようですが、私多作のマリガンって、作品のばらつきを感じます。このメヌーと言う人はハバリトン・サックス以外も吹くみたいですが、重くなくメロディアスで、このバリトンとても好きです。
6曲目“Bernie's Tune”のアドリブソロ、これはマリガンを研究したにしろ、とてもいい流れで、だからその後のルーラーのギターがとても良いのです。
7曲目“Tell Me When”とてもやさしい雰囲気の曲でそれがサックス、ギターのソロに連なって、そうするとベースとドラムスのバックもしっかりやさしい演奏だとわかるのです。
8曲目、“Walking Shose”を軽やかに吹いて、そしてその後が“Soft Shose”よい音色で吹くバリトンは別にマリガンにこだわることなく、逆にとてもいい音だと思います。
そして最後の曲、ルーラーのギターソロは魅力的で、彼の事がわかってきました。
しっかり小技を持つサックスとそのサウンドにあわせたギターでとてもゆったりとした、聴いていると何回でも心和むアルバムです。

Mulligan Moods / Jan Menu

CLEMENS VAN DER FEEN(b)
JOOST VAN SCHAIK(ds)
JESSE VAN RULLER(g)
JAN MENU(bs)

1,NIGHT LIGHTS
2.FESTIVE MINOR
3.FLASH
4.THEME FOR JOBIn
5,ONTEN
6.BERNIE'S TUNE
7.TELL ME WHEY
8.WALKIN' SHOES
10.SOFT SHOES
11.MOTEL

2008:55RECORDS







コメント (6)
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