JAZZ最中

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新春のお楽しみ袋 1 Live in Kyiv / Wlodek Pawlik

2009-01-09 22:24:46 | 聞いてますCDおすすめ


お正月に福袋を手に入れた方いらっしゃいますか。
中身が何なのか、完全にわからないけれど、この店で手に入れるものならば、かなり良いものだと信じることができる。
そんな袋なら欲しくなりますね。
私、着るものにそれほど執着しないので、福袋はオクサンに任せますが、今年はお楽しみ袋を手にいれました。
信頼のできるところから、聴いたことのないアルバムが袋入りで届きました。
まったく聴いたことのないアルバムが幾枚か手元にあり、聞き出すとどれも素晴らしい、まったく、ビックリお楽しみ袋を引いた感じです。
そんなことで、その袋の中身の紹介です。
まずはこのアルバム。

1曲目“サム・ディ・マイ・プリンス・・・”に始まるのがすぐにいろいろなフレーズと正規の4ビートを組み合わせながら、もうひとつ“ワン・ノート・サンバ”に変わっていくあたり驚くべきアレンジです。
1999年キエフで行われたライブの模様で、サプライズを与える演奏が観衆の心をつかむ凄い出だしです。
基本の二つのメロディを行き来しながら演奏しきる始まりです。
そして2曲目、ピアノの“In The Sentimental Mood ”始まり大好です。
普通のピアニストは、個性的とかうまいとか評価されますが、この人、ピアノを知り尽くしたような鳴らし方です。
このトリオ実は以前にblog仲間から教えられて聴きたく思っていたアルバム「Standards Live 」のトリオの、ライブの演奏です。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20070806

3曲目はヴウォデク・パヴリクのオリジナル、これは新主流的なハードな始まりで、高速ピアノ・フレーズが切れをみせますが、圧巻はドラムス、ツェザルィ・コンラトのソロ、私ドラムスのことよくわかりませんが、多彩なリズムが怒涛のようにあふれ出て、JAZZドラムス・ソロでもあまり聴かない個性、このようなものをライブで聴いたら脳天突き抜けるのでないでしょうか。
実は前に聴いたスタンダードはとても楽しいアルバムでしたが、曲を楽しく楽しませるうまさが出ていたように思っています、こちら3人の才能が明確にでて、なおかつ、トリオのパフーマンスの相互性もでている、希少なアルバムに感じます。
4曲目は4ビートの演奏で、この前の演奏と対比的に華やかな光かたです。
5曲目はパヴリクのオリジナル、とても軽やかのワルツで、ここでもピアノの鳴らし方を完全に把握していることがわかり、逆に少し恐ろしくなります。
6曲目は「Standards Live」でも演奏されていたモンクの“I Mean You ”ライブとしてのエンターテイメント、見せ場を華を作る演奏です。

お楽しみ袋から出た最初は、とてもきちんと仕立てられた、そしてキラキラ光るラメをあしらったドレスが出てきたようです。

Live in Kyiv / Wlodek Pawlik

WLODEK PAWLIK(Pf) 
ZBIGNIEW WEGEHAUPT(WB)  
CEZARY KONRAD(DS)   

1. Medley - Some Day My Prince Will Come / One Note Samba
(F.E. Churchill/A. C. Jobim)
2. In The Sentimental Mood (D. Ellington)
3. Gnom (W. Pawlik)
4. Blues Medley (Ch. Parker)
5. Baden-Baden Waltz (W. Pawlik)
6. I Mean You (T. Monk)
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