JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ありがとう ボッサ NOVAS BOSSAS / MILTON NASCIMENTO

2009-01-23 23:55:58 | 聞いてますCDいいと思う


ブラジルに関係の深い甥っ子が年末にブラジルに行ってきました。
それぞれの好みでアルバムの交換をしてきた仲で、彼からもブラジルのお土産をかなりいただきました。
今年新年に会うことはできませんでしたが、一枚のアルバムがとどきました。
超有名なアルバムなのでしょう、でもこれが選ばれることがすばらしい、とてもその甥っ子の雰囲気あったすばらしいアルバムです。
1曲目、結構緊張した楽曲でとてもJAZZ的で面白い。
2曲目は反対にゆったりとした土曜の午前中みたいな、うれしくなる時間です。
このアルバム、まるで知らない私が適当なことをいえませんが、ナシメントがJOBIMトリオというカルロス・ジョビンの子息と孫のトリオにRODRIGO VILLAのベースが入ったアルバムです。
アルバムの調子は変にこらずにシンプル、そこに逆に力強さが感じられる演奏です。
ブラジル、ボッサの今のヴォーカルと呼ぶのがいいのでしょうか、それても本質と呼ぶのがいいのでしょうか、洗練されていながら、力強い男たちの掛け合いが聞えます。
アントニオ・カルロス・ジョビンが昔大好きだった時があります。それは彼がアメリカメジャー、ヴァーヴで出したアルバムのころでした。とてもしゃれた、こんな音楽があるのかと思いましたが、その後CTIの素敵なアルバム以後、本当のジョビンに戻っていったのでしょうか、よく分かりません、そしてTOM・ジョビンという呼び名も知らないうちに長い時間がたちました。
8曲目“Inutil Paisagem”ジョビンの曲ですが、これを聴いていると、だんだんと力が抜けて何か分かるような気がしてきます。
そうすると9曲目なつかしい“Chega De Saudade”新たに認識しなおすような確りした感じのbossaです。
カルロス・ジョビンの曲が大変多いところはうれしい、最後の4曲もジョビンの曲、11曲目、素敵なメロでディーを厚みのあるナシメントの歌声、日本の現実から離れられるような素敵なひと時で12曲目はもっとゆったりします。
そしてなんと最後は“ジェットのサンバ”このリズム、このハーモニーを確りと覚えています。
今聞いても、そのしなやかな感覚は生き返ります。しなやかな肉体は生き返りませんが、それを許す柔らかいハーモニーが取り巻いてくれます。

このアルバムはお正月にもらった新しいアルバムでボッサノバ、50周年を記念するようなすばらしいアルバムでした。ありがとうボッサ、ありがとうトムとナシメントという感じでした。

NOVAS BOSSAS / MILTON NASCIMENTO

ミルトン・ナシメント
ダニエル・ジョビン
パウロ・ブラガ
パウロ・ジョビン

01.Tudo Que Voce Podia Ser
02.Dias Azuis
03.Cais
04.O Vento
05.Tarde
06.Brigas Nunca Mais
07.Caminhos Cruzados
08.Inutil Paisagem
09.Chega De Saudade
10.Medo De Amar
11.Velho Riacho
12.Esperanca Perdida
13.Trem De Ferro
14.Samba Do Aviao

コメント
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