JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ハクエイ at 上町63 2009 1/13 with 会田 桃子 

2009-01-15 21:19:37 | サポート中、ライブ
昨年に引き続いて2009年のハクエイ・キムの応援を横浜、上町63からはじめることにしました。
このスポットわすか20名でいっぱいになってしまいますが、その分ゆったりと新しい年を語ることもできるでしょう。
さて昨年行った時に気に入ったイタリアンにまずはいきました。
こちらを覚えていてくれて、とても暖かいもてなしをいただきました。
あんまり確り覚えていないので、お店の方間違えたらごめんなさい。
味はと内容は良くあるイタリアンではないサプライズが楽しい料理です。



これは魚介のカルパチョ 、麦の風味と口当たりもおもしろい感じです。



これはほうれん草を織り込んだ込んだクレープのグラタン とても淡いくちあたりと、上品な味がとても気に入りました。



これは前回も食べたイカスミを練りこんだキタッラ 白身魚とフレシュトマトのソースです。



もう一品のパスタはローズマリーを練りこんだパルデッレ かものラグーソースでした。 こちらも味付けは上品ソースがパスタにちょうど絡まってとても良いハーモニーでした。

ライブの時間はを気にして、時間配分もしていただいた、デキャンタもちゃんといただきながらとてもリーズナブルなひと時でした。

お店の名前は「ヴィラ・トスカネッラ」がんばってくださいね。



今年最初のハクエイはバイオリンとのデュオで、奥さんがバイオリンが大好きなので選びました。その相手が会田桃子さんで、ここのところ何度か競演している方です。
桐朋学園をでた方で、タンゴやワールドを志向されるミュージシャン、私的にはタンゴも決して嫌いでないし、ハクエイ・キムがどう対応するかも楽しみなところです。

年末、年始をゆっくりと実家で過ごし、よい新曲を書くことができたみたいで、今年初とても元気にあいさつできました。

1st

1 トリスティ
 
  やわらかいバイオリンの音色とバッキングのハクエイのピアノタッチはいい感じで会っていて、このタッチバイオリンを弾く人には気持ち良いのではないでしょうか。フォーク・カントリー調の節回しが面白く、古いウィンダ・ヒルを思い出しました。会田さんのファンには失礼ですが、私ハクエイのファンなのでハクエイが中心になります。素敵なバイオリンですがすみません。

2 私たちの祈りから

  会田さんとハクエイとはおなじ年だそうで、気分的にはとても合うのでしょう。バンマスはハクエイですが、会田さんの曲を多く演奏しています。
ガンの侵された知り合いの子に書いた会田さんのオリジナルが2曲目で長い組曲の3曲目のようです。
バイオリンの高い音がとてもきれいに聞こえます、ハクエイはやはりJAZZとは違うので、バイオリンの流れに合わせてハーモニーをあまり変化させずにゆったりした流れです。

3 ベアトリス 

  今度はサム・リヴァースのJAZZの曲、リズミックにジャジーなバイオリンがJAZZをがんばった演奏です。

4 オブリミオン

  ピアソラのタンゴ曲、ここで会田さんの魅力は全開になります。ストレートなバイオリンのタンゴの響きが元気よくなります。
私JAZZとタンゴが名前を連なれたアルバムが大好きで、それ系のJAZZアルバムは必ず買ってしまいます。
ただこれはJAZZミュージシャンがタンゴをやれば良いのでも、タンゴの方がJAZZをやればよいというのではありません。
どちらの方もリズムが違うので、それだけでは結局うまくいきません。
でもその違いをきちんと意識して、得意の演奏をすると、とても刺激的な面白いものがうまれるのです。
この演奏、とても面白い、会田さんのタンゴバイオリンの後ろのハクエイは、全くタンゴピアノを弾いていないので、ありゃと思っています。やはりリズムののりがまるで違います。
ところが、ソロに入るとこれが面白い、タンゴの哀愁を受けて、ピアノのメロディが濡れている、変な表現ですがソロラインがしっとりと濡れているのです。これはJAZZだけの演奏ではあまりおこりません。
こんなことを楽しみたくて本日は来た感があります。

5 Three Vwe of the Secret

ジャコのこの曲は会田さんが演奏希望だそうです。会田さんは結構JAZZ寄り、JAZZしています。ハクエイは以外と流している感じ、エレベの音が入ってほしい感じでした。

2nd

1 New Town

バイオリン入りのnew Townはもちろん初めてですが、これは聞く前から良いだろうと想像していました。
エキゾチックなメロディとバイオリンのフレージングは合わないはずがない。
曲として構成したような仕上がりでしたし、それぞれのソロにも力が入りました。

2 トゥー・フォー・ザ・ロード

  マンシーニの曲は美しくゆったりと演奏されて、jazzにある激しいコードチェンジや深いハーモニーがありませんが、まあゆったりと楽しむ感じです。

3 思い出の届く日

 会田桃子のオリジナルでポルトガル語かなんかでvocal、これはなかなか趣きも変わって面白い、ハクエイも歌わなくてはなんて、そんなことになったMCは笑いました。

4 君が僕を見つけた日

 これも会田さんのオリジナルでしたっけ、会田さんタンゴの曲の作曲に力を入れているようで、とても好感がもてます。
ピアノが曲調になれてJAZZピアノになっています、ハクエイは歌伴も結構やっていてあわせること関しては凄くうまいのですが、演奏はあと1曲です。

5 ミロンガ・セプテマ

 これも会田さんのオリジナル、ミロンガって何などとオバカなことを言うハクエイです。でもこれがタンゴをあまり知らないJAZZピアニストとワールドな音感だけどJAZZとは少し違うバイオリンとの楽しいコラボレーションなのでした。

JAZZとしては十分ではありませんが、変わったのも好きな私には結構楽しめた一夜でした。

実はお客様も少なかったので、ハクエイも私の席に来て最近のピアニスト好みとか、これからの方向とかゆっくり話すことができました。それも良かったです。
これからのハクエイの方向ですが、どのような演奏になるのでしょう、それを作るのに一年近くかかりそうですが、じっくりと過程も見ていきたい、今年も楽しみです。
  
コメント
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