
この前、イタリアのソプラノサックスを聴いたら別のものも聴きたくなって拾いました。
Iran Ralentiniという人はまるで知りませんが、管にギター、ドラムスにベース、それは昨日の組み合わせと一緒、ヴィオラが加わっていますが、同じイタリアどう違うというのも楽しみです。
1曲目、ファズを効かせたギターにソプラノ・サックス、ドラムスがロック調なのが随分ちがいます。ソプラノの技量を比較してしまいますが、この方は普通、昨日の人のほうがずっと凄い、こちらはバリエーションとしてソプラノを選んでいる感じです。
2曲目サックスの音にギター音とベース音、ヴィオラの弦音がのっかって、結構部厚いサウンドになっています。フリーなサウンドを挟む事も練れっているようで、ギターのロック調と管と弦がぐるぐるとまとわり付く感じです。
3曲目のヴィオラとベースのピッチカート、ギターのガット音で重苦しい感じを終えると4曲目は4ビートのロックリズム、エレキギターの今風のあとはアルト・サックスが意外やフィル・ウッズ風、そのように思うと、弦とかエレキギターが絡むサウンドを作ってあのヨーロピアン・リズム・マシーンを狙っているのではと感じてしまいます。
その素晴らしさが現れるのが5曲目、ヴィオラのラインとアルト・サックスの絡みから始まる演奏は、ジャジー、ヴィオラのソロなど多彩でベスト・トラックです。
6曲目はソプラノを吹いて、線が細く技量もちょっとというところがありますが、7曲目になるとアルト・サックスでとてもジャズ、このグループこちらで行くべきでしょう。
次はソプラノの曲ですが、暗い感じの曲、アルバムタイトルの「Light and Darkness」という曲です。
明解なギターにストーリーのあるラインがしっかりした、Lightの部分がとてもカッコ良いのですが、darknessな部分はあまりはっきりしない、何処にでもある淀んだ感じです。れではもったいないけような、二つのカテゴリーを一緒に演奏するのは無理じゃないかとも思います。
JAZZでこのように2極を演奏することはあるのでしょうが、それを1枚のアルバムにまとめることはどうでしょうか。暗い部分がちょっとありきたりでインパクトにかけました。
でも良いアルトだと思うので、又いつかお会いしましょう。
Light and darkness / ivan valentini
Ivan Valemtini soprano and alto sax
Paolo Botti biola,banjo
Alberto Capelli el,ac guitar
Enrico Lazzarini double bass
Andrea Burani drums
1 Metto la quarta
2 Sottane emikiane
3 Linda's mood
4 Be Bup
5 Riflessi di Viola
6 Gatta ci cova
7 Light and derkness
8 Settime
9 Distanze intime
10 Slide