JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

評判も高いのに Moments d'Eternite / Nathalie Loriers

2009-09-03 21:21:24 | 聞いてますCDいいと思う


ナタリー・ローリエの人気は結構あるのでしょが、私はなぜかしっくりとしたことがありません。
でも結構いろいろ出るので、ここで再度認識のために購入しました。
弦楽の四重奏を伴った演奏にBert Jorisのトランペットを入れたトリオですが、もちろんメンバーまるで知りません。

1曲目、トランペットの思い切り良いバップラインに弦楽カルテットが絡む、そういえばきわもののようですが、ベースラインとメロディに緊張感があり弦とホーンが同時進行で進みます。
2曲目ピアノの幻想的な雰囲気から弦楽のほうがメロディを引き継いで、これも緊張感を持続しているような曲で、哀愁的なペットの旋律の後はなんかくすんだ秋空の感じです。
3曲目、ストレートのペットとハーモニーの部分から一つのメロディ楽器に変化する弦楽カルテットが交差して緊張感が持続する演奏です。
4曲目、ゆったりしたスローバラッドで弦が常に底辺を流れ霞がかかったような視界です。
5曲目も弦のカルテットとペットふぁメロディを取り、重たいベースときっちりしたドラムスのリズム、ローリエはほとんどバッキングにてっした感じです。
7曲目しゃのかかったヨーロッパ映画のようにミステリアスな美しい曲、よいことは解るけど、なんだか沈んでしまうのです。
最後の曲で1曲目以外ほとんど目立たないローリエが少しピアノを弾いているのに気がつきます。
全てのアレンジはBert Jorisだし、ローリエは作曲に徹したのでしょうか。
やはりローリエ、私には沈んだ雰囲気が強く、きっぱりと好きとはいえません。
たとえば中年音楽狂さんが「世評高く,集客もよい「湖のほとりで」だが...」
と書いている映画「湖のほとり」というのを、予測で見ていません。
http://music-music.cocolog-wbs.com/blog/2009/08/post-fce7.html
想像でいけませんが、このアルバムもそんな感じです。
冷静な頭が、このアルバムは良いといっているけど、あまり楽しめません。

Moments d'Eternite / Nathalie Loriers

Nathalie Loriers(p)
Philippe Aerts(b)
Joost van Schaik(ds)
Bert Joris(tp)
Igor Semenoff(vln)
Stefan Willems(vln)
Aurelie Entringer(viola)
Jan Sciffer(cello)

1. 400 MILLION YEARS AGO
2. MOMENTS D'ETERNITE
3. NEIGE
4. MEMOIRE D'0
5. INTUITIONS & ILLUSIONS
6. DANSE ETERNELLE
7. PRELUDE TO PARADISE
8. PLUE PRES DES ETOILES
9. OBSESSIONS
コメント (2)
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