夏休みを前にジョン・グリシャムの“路上の弁護士”とリー・チャイルドの“反撃”という文庫の上巻を2つ借りてきてリー・チャイルドを選んだら結構面白かった。だから続けて同じ作家のものを読んだら、もういいやと思ったので、当初のグリシャムに戻ることにしました。
グリシャム作品は映画になったものをかなり見ていますが、(法律ものが好きなので)本体の小説になると、読みきったものがありません。
図書館で借りて読み始めても、途中で挫折してしまいます。
今回はやっと最後まで読みました。
ロー・ファームに所属する企業弁護士がひょうんなことからホームレスにサービスする弁護士に変身していく物語が、そのロー・ファームで行われた不正を暴くという筋で展開します。
あながち、無関係でもない商売、アメリカでもこんなに忙しいのですね。
不幸な結婚生活は破綻して、こんな奥さんは困ると心配になってしまいます。
話の筋よりそっちに気が行ってしまいましたが、筋の方は特別興奮はしませんでした。
ユーモアのある一人称で語られる文が、主観含みなので面白く、さすが売れっ子作家と思います。
新しいグレシャムも出ているようですがどうしようか、これ以上行かないような気がします。
今週は2箇所出張があるので、途中読む本を選ばなければ、図書館に予約してあるジェフリー・ディーヴァーの「スリーピング・ドール」は8番マイクル・コナリーの「リンカーン弁護士」は21番スコット・プラットの「最終弁護」が9番目の順番待ちなので、すぐには手に入りません。
だから今回は本屋さんで選んで行くことにしました。