JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

B流グルメの強さ STICKADIBOOM / Steve Haines

2009-09-10 23:53:46 | 聞いてますCDいいと思う


これからほとんど聞かないと思うCDを中古屋さんに持ち込んだら、思わぬ金額になりました。
予想を上回った分は少し無駄使いでもいいやと、買うことを目的に2枚のアルバムを選び、1枚は大正解、そして飲もう一枚がこれ。
普段ならば、選らばないもので、お店でPOPを見ながら選んだ新作です。

今日にUPは遅くなりましたが、六本木でライブを楽しんできました。
とても素晴らしいライブだと思いましたがまとまりませんん。という事で別のアルバムにしますが、六本木のライブ、演奏曲目わかった人教えてくださいね。

元に戻って、メンバーで知っているのは、全米芸術基金から2009年度“ジャズ・マスター賞”をもらった80才の現役長老ドラマージミー・コブただ一人、あとは調べたって関係見つかりません。
Rob Smithという人はペットを吹くのにソプラノサックスも吹くという、たいそう変わった人で、1曲目はソプラノで始めます。コルトレーンのフレーズがそのまま出でこれはちょっと驚きましたが、とてものりの良いハードバップ。
この人トランペットのほうが本職のようで、ただ大変上手いとは言いづらい、ファーストインプレションがちょっとと思ったのは、このペットとピアノのフレーズのためかも知れませんが、聞きなおすと結構よくなってきました。
2曲目はファンキー・チューン。ペット、テナーの後にリーダーのベースソロが続きますが、とてもオーソドックスのスタイル、わざとこれほどまでしているのではと思う感じです。
テナー、ソプラノのスロー・ボッサで始り後半はテナーとペットの2管のソロがたっぷりと。
4曲目はフォービートのバップ曲、ペットのソロはこれは良いl、テナー、ピアノの後はジミー・コブの若々しいソロが聞けます。
5曲目はソルーバラッド、このアルバムのミュージシャンとしては、テナーがストレートでまたフレーズもよどみなく曲によってイメージを変えたり、良い感じです。
6曲目もミディアム・テンポのバラッドで、全体的に遅めの曲が多いのは、ジミー・コブを気遣ってでしょうか。
ちょっとチャーリー・ミンガスを思わせるベース・ソロから始まる7曲目は、、テナーがとてもモーダルなテーマを吹くとっソプラノがまたシーツ・サウンド、ここではコブはお休みです。
ここで面白いのは、ベースソロの途中、まるでマイルスがやるように、ゆびを鳴らす音が入って指示を出しているようです。これはコブさんがしているのだと勝手に思ってうれしくなりました。
8曲目はファンキー・チューン、7曲目の緊張感のあとにとてもいい曲で、のりが素敵です。
最初アレッと思ったのは、個人のパートですが、コブさんみたいな職人の上手さと、ペット、テナーのソロラインはとてもオーソドックスで、聞かせます。
イタリアのグループとは別に、これは昔のグルーブをそのままに表現することをストイックにやった演奏なのでしょう。
B級グルメというものがあるそうです。料理の本筋はしっかりしていても、お値段がお安く安心のお店だそうです。
私がいつも行くようなところは、それかも知れませんがこのアルバム、とても安心できるフレーズが満載されながら上手いリズムが加わるので、簡単に無視できない、アルバムになりました。

STICKADIBOOM / Steve Haines

STEVE HAINES(b)
ROB SMITH(tp,ss)
DAVID LOWN(ts)
CHIP CRAWFORD(p)
JIMMY COBB(ds)
THOMAS TAYLOR(ds:M1,7)

1. Freightrain
2. Stickadiboom
3. Rendezvous
4. Sutak 9-1-1
5. Patience
6. Prospect Park
7. Re: Frayne
8. Composition 101
コメント
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