
ショップでピアノやベース以外の楽器で漁っていると何だろうってアルバムが有り欲しくなります。
2枚買ったうちの1つは「なんじゃこれっ。」でしたがもう一つはとても良い。
ジャケ買いじゃないかと指摘されても、きっぱり反論できない。
調べてみれば、これですもの。

1976年スェーデン生まれのチェリスト、アメリカで学んだ後、ブエノスアイレス、アメリカ、スェーデンで活躍しているそうで、これは2004年のCDデヴュー作だそうです。
1曲目速い調子のタンゴはパーカションやベースがJAZZ風で聴きやすい。
2曲目ゆったりした入り方から、主役のチェロはバンドネオンより少ししたあたりの音、ヴァイオリン入りのタンゴと一味違った趣です。
3曲目“Chicago”は有名曲、これは意外とフランスPOP風の味です。
このグループの楽器構成はピアノトリオにチェロとバンドネオン、サウンドがJAZZ風になります。
5曲目タムドラムとベースがうまいラテンっタッチでバンドネオンが絡むとちょっとめずらしい歌謡曲調です。
途中のピアノもJAZZ的といえばJAZZ的、ベースソロが続けばこれはJAZZ、こうゆうの好きです。
6曲目は激しいタンゴ、バンドネオンは基本的にタンゴライン、チェロもタンゴでストレートにメロディアスで、リズム陣がJAZZ風でとても良い塩梅です。
8曲目は“Dube”という曲、バンドネオンがオーバーダブした、タンゴらしい曲。
10曲目、曲調が似ているのが気になりますが、デヴュー作で自分色がつよいのでしょうか、ピアノがしっかりしたソロを取ります。
もう少し曲にバラエティを加えて変化をつけたアルバムにすると随分良くなると思います。
最後の曲などは、リズムを抑えてチェロのメロディで聞かせる演奏で、これが増えると良い。
この後2枚アルバムが出ているようですが、最新のジャケも良い。いや演奏が良さそうで、探してみます。
(出張の帰り、有楽町に下りて探しましたが、ありませんでした。)
1.Viviana
2.Temprano
3.Chicago
4.Tomoto
5.Candombeata
6.Besos
7.Steinway Street Milonga
8.Dube
9.Tango Uno
10.Un corazón para llevar
11.Variaciones sobre una sonrisa
12.Año nuevo