JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

チャイムの音を聞きながら

2011-09-25 21:31:26 | 


夏の途中に読む本が無くなって、昼休みに本屋さんをうろるろしていたら、評判のよかったミステリーが文庫になっていた。日本の作家でシリーズのようで、その前の作品もあったので、それじゃ両方と1作目をよみだしました。
だけれど、これが暗い、登場人物みんな暗い、上下巻あってなかなかページが進みません。
途中でめげて図書館の順番がきた「アッピー・リタイアメント」に、そっちはあっという間に読んでしまって戻りましたが続かない。
図書館に返却がてら棚をみると文芸雑誌があり、特集が大人のための学園小説“チャイムの音を聞きながら”でした。
心に残る青春小説を前にまとめたので、続きみたいに読むことにしました。
まるで知らない8人の短編で中古屋さんで知らないミュージシャンのアルバム8枚買ったような気分です。

まずは題名と作者、目次に付けられたテロップです。

「星影さやかな」 窪 美澄 僕は今日、みひろに告白する。弟の祐太が、何と思おうと・・・・
「flick out」 壁井ユカコ この頃、息子の様子がおかしい。まさか、あいつにも俺と同じ力が?
「ギフト」 井口ひろみ 能天気に自分の可能性を探す友人に、違和感を覚える翔太。才能て何?
「時速47メートルの疾走」吉野万理子 体育祭で賭けに負けた僕。罰ゲームは、逆立ちで校庭一周だったが・・・
「夏のピルエット」 榊 邦彦 ルミの様子がおかしい。ジャグリング同好会の危機に、小夜子は戸惑う
「かいぶつの名前」 彩瀬まる どこにもゆけない私は、何十年もずっと、校舎の片隅に隠れている
「二等辺三角形」 石川 晶 微妙なバランスの女子3人組。秘密の儀式をきっかけに真実の姿が浮かび
「神様よりも、好き」 折原みと 地味な女子高生のみちるは、ボーイシュな同級生のアブナイ魅力に

で順番によみはじめました。
1「星影さやかな」 主人公の独白がちょっと頭で考えすぎのところあり、若さが弱い。
2「flick out] 読み始めたら文字が頭に入ってこない。後回し
3「ギフト」内容が軽いけど、軽いなりにまとまっている。
4「時速47メートルの疾走」 これはきちんと学園小説、エピソードもうまく配して一辻通った形 良い1篇
5「夏のピルエット」 ジャグリングをする女の子3人が震災後に変化がということでまとまって  いるけれどここでも女の子暗い、今の子って意外と根暗なのかも。
6「かいぶつの名前」 題材が変わっていて趣味じゃないし、ショートショートぐらいの内容だけ  ど、ある意味良く書き続けてある。否定につぐ否定、かなり疲れた。
7「二等辺三角形」 落ちがちゃんとついての話で文章も読みやすいけど、今の若い女子ってウゼ  ー。  
8「神様よりも、好き」 テーマは昔からある女子同士のあわい思い出、意外と軽くすんでしまっ  た。男のここをを持った女の子のその後のエピソードは不要だと思う。

それで2「flick out」に帰ったのだけど、やっぱり頭にはいらない、やめた。

ということで4の青春は懐かしいけど、これじゃわたし学園に戻りたくない。

次の本探そう。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする