
世界中にいろんな朝があるだろうけれど、それを味わって歩くのも良い。タンゴの世界は夜の暗がりが合っているので、どうもぴんとこないけれど、朝のブエノスアイレスにいます。
中古屋さんでパッとみて買いましたが、タンゴの名曲を若いミュージシャンが演奏していて、そんなところが爽やかです。
難しくも、熱くしないでさらしと聞きやすい若い演奏、物足りないといえば足りないけど、快適日常音楽と題するにはぴったりなアルバムです。
1曲目バンドネオンとガットギターの落ち着いたメロディは、ギターがレキントみたいな音もあってポップ調、軽いタンゴに仕上がっています。
3曲目バイオリン・アンサンブルが入ったバンドネオン、ピアノとオーソドックスな響き。
4曲目、バイオリンとピアノのデュオは静かな朝、風がブエノスアイレスを抜けていくという感じです。
8曲目、“ラ・クンパルシータ”は転調やピアノとバイオリンのアドリブみたいなソロをいれて変化を持たせた演奏、このアルバム小編成で楽器の音色を生かしたアレンジでモダンに心地よいタンゴです。
勿論ブエノスアイレスにいるわけも無いけれど、ギリシャの島だ、イタリアだ、はたまたバルト海にいるなどとうしばかり書いているから、少しは本当になどと書いてみれば関東平野だったな、昨日は。
LIFE MUSIC 5 BUENOSAIRES / 快適日常音楽5 ブエノスアイレス
[フルート]: フロレンシア・グリソヴスキ (FLORENCIA GRISOVSKI)
[ギター]: カルロス・モスカルディーニ (CARLOS MOSCARDINI)
[ギター]: アレハンドロ・ブレネール (ALEJANDRO BRENER)
[ピアノ]: アリエル・アスカラテ (ARIEL AZCARATE)
[ヴァイオリン]: ファビアン・ベルテロ (FABIAN MARCELO BERTERO)
[ヴォーカル]: レティシア・デ・ルカ (LETICIA DE LUCA)
[BANDONEON]: フェルナンド・タボルダ (FERNANDO DANILO TABORDA)
[DOUBLE-B]: セルジオ・リヴァス (SERGIO RIVAS)
1. エル・トリート
2. エル・ポルテニート
3. 首の差で
4. つばめたち
5. デレーチョ・ビエホ
6. 孤独
7. ジーラ・ジーラ
8. ラ・クンパルシータ
9. 青春の夢
10. 街角
11. エル・チョクロ
12. 帰郷
13. 酔いどれたち
14. エル・モティーボ
15. 想いのとどく日
16. ある夜帰って