昨年の暮れに買って、記事にするのがだいぶ遅れたアルバムです。
ボストンで活躍するこのピアニストは実は初めて聞く人で、blogのおともだちマーリンさんの紹介をみて面白そうだと思っていたアルバムです。
ジャケが綺麗で裏側もこちらです。
若い頃ボール一杯食べちゃうほどレタスを食べて育っていたので、このジャケットはまずは洗礼を思い出すように買いました。
そんな清々とした、イメージを聴く前から作っていたので、1曲目でイメージはひろがりましたが、その後がチョット違う、それでなんだか棚にあげてましたが、勝手にイメージ作っていたこちらがいけない、改めて記事にチャレンジです。
ちなみにアルバムの内側はこちら、危うくCDにドレッシングをかけそうになりました。
1曲目、優しくゆったりとしたピアノは礼儀正しく、人に接しているようなピアノです。
よその家に泊めていただいた翌朝の食卓で、少しはにかみを含んで挨拶をしているような、この曲はジャケットからもイメージ広がりました。
ところが2曲目からはレタスとはすこし違うイメージ、このアルバムのタイトル「Lettuce Play」は“Let Us Play”の意味合いがあるそうで、久しぶりのメンバーの演奏ということらしいです。(最近ドラムスは日本の長池君がおおくて、新しいアルバムも録音終了したようです。)
2曲目は少しダークなフレーズで独自の主張があるようで、このピアニスト個性とタッチがしっかりしています。
3曲目、ピアニストのタッチに合わせるように、リズムもかなりしっかり刻みます。ピアノのアドリブラインも流れががあって創造的だと思います。
4曲目思索的なテーマをミディアム・テンポで弾くのに、アイディアがないと持ちこたえられませんがきちんと1曲にするあたり、実力ありです。
5曲目ドラムのソロからこれも力強い演奏です。
6曲目がスタンダード、ベース・ソロが主導で個性的なアレンジです。
9曲目、このアルバムではめずらしい、ベースが4ビートを刻んでオーソドックスな、かといってモーダルな演奏は、アルバム途中でも一曲ぐらいあってもと思います。
ジャケのイメージとは少し違っていたのでとまどいましたが、流石多くのアルバムを出すだけと個性とテクニックがあってどうもそちらが本筋のように思います。
レタスに恩義のある私は1曲目のイメージをなかなか捨てがたく、二つに分けてそれぞれ良かった。
でレタス、レタスといっていたら、こんな題が思い浮かびました。
Lettuce Play / Bert Seager
Bert Seager(p)
Jorge Roeder(b)
Richie Barshay(ds)
1. A Sound Called Home
2. The Raft
3. Noctane
4. Re-Inventing The Wheeler
5. Lando The Free
6. Like Someone In Love
7. Air
8. You Go To My Head
9. Unforeseeable Changes