何も知らないけれど、ジャケをみたらギター、コントラベース、クラリネット、アコーデオン、パーカッションなどとあるので、
インストの新しいアルゼンチンのグループかと思って買いました。
でも楽器のところにかいてあるvozはヴォーカルで、ということで、ヴォーカルをいれたグループでした。
1曲目、ケーナとサンバのギター、女性化と思うヴォーカルがとてもやわらかい、
そしてさわやかなブラジル・ボッサで始めるので一寸驚きました。
調べれば男性5人のグループでした。
2曲目はヴォーカルもかなり力強い、物語を語るようで
曲名も“ El amor”買ったイメージとはことなりましたがなかなか面白い。
3曲目口笛とアコーデオンの哀愁ある旋律、ここでただメロディーをなぞるだけでなく、
その物悲しさを演奏で増していくことが伝わりただのグループでなく感じます。
4曲目“Generala I”とあり以後3曲パートが分かれますが、これはインプロ、
続けた演奏をわけたかどうか判りませんが、とても演奏者がひとつやってみたいみたいな演奏で、
核楽器がそれぞれの音を大切にひびかせ、即興的にはブラジルのパスコーアールに通じる興奮まで高めていく演奏です。
5曲目、幻想的な雰囲気をベースに、パーカッション、ギター、クラリネットのそれぞれの楽器の主張がキラリと独立しているなかなかの演奏です。
アルゼンチンというより、ブラジル風なところがありますが、インストが主流の、これは間近でみながら聴いたら
かなり刺激を受けるグループだと思います。
考えてみればアルゼンチンとブラジルは隣国だったのですね。
manana domingo / puente celeste
Edgardo Cardozo guitarra, requinto, acordeón, cajón y voz
Luciano Dyzenchauz Contrabajo, percusión y berimbao
Marcelo Moguilevsky clarinete, clarón, flautas dulces y voz
Lucas Nikotián acordeón, piano y flauta traversa
Santiago Vazquez percusión, berimbao, mbira, tablas, guitarra y voz
1. Chiquita
2. El amor
3. Vals
4. Generala I
5. Tal
6. Laguna Negra
7. Toto
8. Generala II
9. Manana domingo
10. A
11. Generala III
12. Calma
13. En este campo