三月は決算のほかにいろいろ行事があって、それに新年度の計画やその発表などもあり、先週の土曜日でそれら一連が終わりました。
ちょっとしたパーティーをおえて、やれやれご苦労様、これでやっと日常が戻ると、帰りがけに中古屋さんによりました。
前に見てやめていたけれど今聴きたくなって、行ったらまだありました。
CTIのコンピです。
CTIのアルバムって持っているようで持っていません。きっと昔は録音して聴いていたのかもしれません。
今持っているLPが3枚、ウエスの「ロード・ソング」とハバートやタレンタインの「イン・コンサート」それにジョー・ファレルの「ペニー・アーケード」ほかにジョビンの一枚は姉にあげちゃったと思います。
CD聴き始めてから買ったのが、「ロード・ソング」とタレンタインの「シュガー」ポール・デスモンドが2枚とラロ・シフリン
だけなので、CTIの懐かしいものをこのタイミングできくことができました。
できになることが一つ、ウェス・モンゴメリーが入っていないのはなぜでしょう。CTIはウエスでスタートしたようなものに不思議に思います。
このアルバム、ソニー・ミュージックUKが編集したもので、ちょっと個性的な選曲、その特徴が現れたものでしょうか。
というのでアメリカででた、コンピと日本のベストアルバムを比較してみました。
どのアルバムにもウエスの“ア・ディ・インザ・ライフ”も“ロード・ソング”が入っていないのは、契約上の何かが発生しているのでしょうね、とても片手落ちです。
私には何の説明もありません。(あたりませだけど)
アメリカで発売されたアルバムはCTI40周年をき記念した4枚組、全39曲、日本で見つけたのは8曲でこの組み合わせです。
1. ツァラトゥストラはかく語りき(デオダート)
2. ラプソディー・イン・ブルー(デオダート)
3. 枯葉(チェット・ベイカー)
4. レッド・クレイ(フレディー・ハバード)
5. シュガー(スタンリー・タレンタイン)
6. スクィーズ・ミー(ポール・デスモンド)
7. 春の祭典(ヒューバート・ローズ)
8. グッド・バイ(ミルト・ジャクソン)
ジャケはこちらです。
UKと一緒なのじゃ1曲目だけ、解るようなきもするけれど、選曲のおもしろさはちょっと欠けます。この後10曲選ぶときにおもしろみが出るのかもしれません。
USAのアルバムは39曲ですから、守備は広くなりますが、特徴としてはヒューバート・ローズが多いような、人気あるのですね。アルバムジャケはこんなかんじで、長くなるけれど曲名張っておきます。(UKの曲名は最後)
Disc: 1
1. Sugar (Stanley Turrentine)
2. Moment's Notice (Hubert Laws)
3. So What (Ron Carter)
4. Autumn Leaves (Chet Baker)
5. Speed Ball (Stanley Turrentine with Milt Jackson)
6. The Intrepid Fox (Freddie Hubbard)
7. Ifrane (Randy Weston)
8. Free As A Bird Don Sebesky featuring Freddie Hubbard and Grover Washington Jr.)
9. So What? (George Benson)
Disc: 2
1. Red Clay (Freddie Hubbard)
2. It's Too Late (Jonny Hammond)
3. Home Is Where The Hatred Is (Ester Phillips)
4. We've Got A Good Thing Going (Hank Crawford)
5. White Rabbit (George Benson)
6. Fire And Rain (Hubert Laws)
7. What A Difference A Day Makes (Ester Phillips)
8. Follow Your Heart (Joe Farrell)
9. Also Sprach Zarathustra (Deodato)
10. Mister Magic (Grover Washington Jr.)
Disc: 3
1. Stone Flower (Antonio Carlos Jobin)
2. Ponteio (Astrud Gilberto with Stanley Turrentine)
3. First Light (Freddie Hubbard)
4. Salt Song (Stanley Turrentine)
5. Pensativa (Hubert Laws)
6. Tombo in 7/4 (Airto)
7. Sunflower (Milt Jackson)
8. Return To Forever (Airto)
9. Wave (Paul Desmond)
10. Carly & Carole (Deodato)
11. Brazil (Alternate Take) (Antonio Carlos Jobin)
Disc: 4
1. My Funny Valentine (Live) (Gerry Mulligan/Chet Baker)
2. All Blues (Ron Carter)
3. Song To A Seagull (Don Sebesky featuring Paul Desmond)
4. Pavane (Hubert Laws)
5. What'll I Do (Chet Baker)
6. Westchester Lady (Bob James)
7. A Child Is Born (Kenny Burrell)
8. Take Five (George Benson)
9. Concierto (Jim Hall)
UKのはRAY BARRETTOやLALO SCHIFRIN、PATTI OUSTINさんをえらんで、コンピをしたPeter Youngさんの
好みが出ていて、これが日本にないところでたのしい。
日本もあと10曲ぐらい選ぶと個性を入れられるのかもしれません。
ということで、私だったら、すばらしいグループ「フューズ・ワン」の“フレンド・シップ”とジョー・ファレル、それにクインシー・ジョーンズを1曲入れたいです。
どちらにしても、土曜と日曜、そして今日、桜とこの音楽を楽しみました。
音楽ってたのしくて、そして好みをちゃんと主張できるのです。
CTIこれは入れたい20曲、あなたの個性はどれですか。
CTI The Master Coollection
1 Also Sprach Zarathustra Deodato
2 Don't Mess With Mister "T" Stanley Turrentine
3 Sunflower Milt Jackson
4 Blues Selah Johnny Hammond
5 My Latin Brother George Benson
6 Mr. Blues Hank Crawford
7 Ponteio Astrud Gilberto, Astrud Gilberto With Stanley Turrentine
8 Gibraltar Stanley Turrentine
Disc 2
1 La Cuna Ray Barretto
2 California Dreamin' George Benson
3 Take Ten Paul Desmond
4 Funk In Deep Freeze Chet Baker
5 Home Is Where the Hatred Is Esther Phillips
6 Sky Dive Freddie Hubbard
7 Do It Again Deodato
8 People Make the World Go Round Milt Jackson
9 We're In Love Patti Austin
10 Wave Paul Desmond
11 Jaws Lalo Schifrin