
ピエラヌツィが弾く新しいアルバムをblog仲間の人たちは手に入れて聴いているようですね。ネットではアルバムを買っていない私は、年明けの仕事でショップに行っていないので、そこには追いついていけません。
それでまず「Oslo」の前に古いこのアルバムを聴いています。
オスロが良いとか分かりませんがこの1曲目はとても良いとおもいます。日本公演でも演奏していた「さらば美しい人」ピアノがこのようにカッコつけたらドラムスとベースはこうしてねというような、凄い計算尽くされた演奏です。
2曲目も「Live in Japan」に収められた曲でピエラヌンツィェのピアノは、常に今を生きているような元気と新しさ、そして変わらないピアノの色香があります。
3曲目ピエラヌンツェ、アルバムによって歳が違って聞こえるようにおもいますがこのアルバム、とても若々しいアドリブをとります、これが凄いソロだと思います。
4曲目の“JUST BEYOND THE HORIZON”ベースのマーク・ジョンソンやジョイ・バロンがいかにピアノをバックアップしているか、確りと感じる演奏です。これのどのインタープレーはなかなかないです、やはりエバンスを思い出してしまいます。
エバンスよりもドライな感じでその違いも言いと感じます。
5曲目ベースでのメロディからピアノが引き取っていく演奏、一曲一曲のメロディが素敵なので、その分メロディに対して一つ一つお礼を言いたくなる感じです。
6曲目“Jona Che Visse Nella Balena ”ゆったりとしたクラシカルな小品のような出だし、まだ早いけど春を感じた朝に流れてくるような、とてもやさしい、今年春一番にしたい曲です。
8曲目、哀愁あるメロディはモリコーネ、ピエラヌンツィも自作よりメロディがストレートな分力が抜けているというか、雰囲気にがすきです。それはベースのマーク・ジョンソンにまで伝わっているのでないでしょうか。
9曲目は以外とモダンなJAZZフィーリング、ドラムスのJoey Baronのブラシも切れがいい。
10曲目が1曲目に返ったような、やはり一人の作曲者に絞ると統一されたイメージと美しさがありアルバムの完成度も高い物となりました。
クレジットにはありませんが、11曲目が少し激しい感じでおまけみたいについています。
久しぶりにこのアルバムを引っ張り出して聞きましたが、これが良かった、新しいのいらないや、とも思うほど新鮮です。
でも評判もいいようなので、いつ手に入るのでしょうかね。
明日も古いアルバムを聴いておくことにします。
Play MORRICONE / Entico Pieranunzi
Enrico Pieranunzi(p)
Marc Johnson(b)
Joey Baron(ds)
1. Addio Fratello Crudele
2. Mio Caro Dottor Grasler
3. Voglia Matta
4. Just Beyond The Horizon
5. Incontro
6. Jona Che Visse Nella Balena
7. Le Mani Sporche
8. ....Correva L'anno Di Grazia 1870
9. Escalation
10. Stanno Tutti Bene
11. Quando Le Donne Avevano La Coda