JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

シカゴに残る痕 Port Chicago / MARCUS SHELBY JAZZ ORCHESTRA

2013-06-18 20:49:32 | 聞いてますCDおすすめ


シカゴに来た記念にシカゴと関係のあるジャズ・アルバムを買って帰ろうと探したらこんなアルバムがありました。
タイトルが「Port Chicago」、1944年7月に起きた「ポートシカゴの惨事」のことを書いた本をベースに作られたアルバムです。

日本ではあまりなじみがないかもしれませんので、一寸お勉強してみました。

シカゴの海軍兵器庫で起きた爆発事故で320名の水兵と民間人がなくなりました。死傷者の大半は徴募されたアフリカ系アメリカ人で、その後何百人の水兵が弾薬の積み込みを拒否し、50人が反逆罪で有罪とされました。
その後、そのことが問題となり、軍における人種差別撤廃運動のけんきとなった事件だそうです。
ジャケになった写真もありました。









でこれを作曲したのはマーカス・シェルビー、日本ではトリオのアルバム「THE SOPHISTICATE」が評判のベーシストです。
このアルバムは2005年に自分のオケで録音したもの、1-8のACTⅠと9-14のACT2からなる組曲、私ビックバンドはほとんど聞きませんが、これがなかなか素晴らしい。

1曲目荘厳なペットのブラスから始まる“Introduction ”はカーラ・ブレーとG・バートンの「葬送」を思い浮かべました。
2曲目軽快な4ビートのピアノ・トリオからスインギーなテナー・ソロとても素直なアレンジで、バンド自体がとても上品に伝わってきます。
4曲目、Gabe Eatonのソロがいいし、ピアノのAdamShulmanのソロもいい。
すべてのミュージシャンをしらないのにこうやって書けるのもノートにソリストの名が丁寧に書いてあるからです。



6曲目バンマスのシェルビーのベース・ソロ、太い音の循環ラインがかっこいい。
7曲目の曲調は厳しい現実を描いたような、題名が“Barracks Life”。
8曲目アルトGabe Eatonのソロもよい、ノートをみると順番にメンバーがソロをとるような8曲目まで同じ人がいない、とても均整のてれた、高いレベルのバンドです。
9曲目はもうすこし問題性が上がったような、題名が“Black In Blue”。
10曲目はそんな中での心の安らぎ、とローンボーン2度目のDanny Grewenのソロは4ビートのベースをバックにまさに“Big Liberty Blues”この曲でアルトもピアノもペットも2度目のソロ、やはりブルース一番歌う人たちが吹いているのでしょうね。
もとになった本の構成はわかりませんが、そこにいたアフリカ系アメリカ人に焦点を当た本だったのだろうと想像がつきます。
この組曲爆発事件を扱っていますが爆発は14曲の中の12曲目ドラムスのソロで始まる短い悲劇で13曲目がこれも短い「その後」、事故現場ではなくて日常が戻った時のようです。
そして最後の曲が“免罪”50名の反逆罪にとわれた人々は時間の差こそあれ釈放されたのでした。

社会的な出来事を素材にするジャズ、もしくは主張を織り込んだジャズがありますが、本作品もその枠に入ることは間違いありませんが、その主張性よりもアフリカ系アメリカ人の軍で生きざまがJAZZ音楽によってそのまま伝わってくる、芸術的にも素晴らしいアルバムです。



CDが入るところのこんな写真が象徴かもしれません。

ただ一つ私としては残念なのところを見つけてしまいました。それは録音された場所がシカゴでなくて、サンフランシスコだったことです。でもこのアルバムシカゴで出会ったし、シカゴでよく売れただろうと想像つきます。とても良い思い出作品になりました。

Port Chicago / MARCUS SHELBY JAZZ ORCHESTRA

Bass/Conductor: Marcus Shelby
Trumpets: Dave Scott, Mike Olmos, Joel Ryan, Darren Johnston
Trombones: Danny Grewen, Scott Larson, Marc Bolin
Alto: Gabe Eaton
Alto/Clarinet: Marcus Stephens
Tenor/Clarinet: Rob Barics
Tenor/Flute: Evan Francis
Baritone/Clarinet: Tom Griesser
Piano: Adam Shulman
Drums: Jeff Marrs
Eric Moffat: Sound Engineer

1. Introduction
2. Opening Dance
3. Call To War
4. Training Day
5. Mechanized Women
6. Work Routine 1
7. Barracks Life
8. Black In Blue
9. Work Routine 2
10. Big Liberty Blues
11. Sweet Brownness
12. Explosion
13. After
14. Exhoneration


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一歩一歩を確かめて歩む La notte / ketle Bjoronstad

2013-06-16 18:06:24 | 聞いてますCDおすすめ


誰かが休みの時に聞くアルバムと言っているので今日はこれにしました。
ジャケットをみると1960年代のイメージで、ミケランジェロ・アントニーニの映画「La notte」からのイメージらしいですが、マルチェロ・マストロヤンニとジャンヌ・モロー、モニカ・ヴィッティのこの映画とビヨルンスタの演奏の、雰囲気がだいぶ違います。



映画の方は倦怠期の淀んだ雰囲気の映画、愛の不毛3部作とよばれたらしいですが、ビヨルンスタが愛の不毛を題材にするはずがない、「La notte」からの連想がジャケになったのでしょうが、クロスするところといえば、1曲目が未明の暗がりの中から始まっているようなところです。
こちらは勝手な想像をしながら聞いています。

チェロの音にパーカションの音がかすかに鳴って、実に静かに闇の中から形が見えてくるまで1分20秒、ピアノをバックに太いチェロのメロディはとても内省的、夜明け前の暗闇に目覚めた感じは、このアルバムⅠ~Ⅷまでにわかれていますが、題をつけるならば「はじめに目ざめしもの、はじめに祈りを捧ぐ」
2曲目、アルペジオのピアノに今度はテナーのメロディ、ガルバレイクを思い出せば、続くギターはラピダルを想定しているような、再びアンディ・シェパードのテナーにもどってこのソロがカッコいい。
「祝福をあたえしものが祝福をあたえる」こうなったら全曲題名造りをしてみよう。
3曲目ベース・ソロにチェロがかぶさると、そのもう一つ高いソプラノ・サックスにひきつがれていく曲、2曲目では少し激しかったけれど、また落ち着いた曲調「日々の営みを日々にいとなむ」という、なんだかアーミッシュみたいな雰囲気が漂うアルバムなのだ。
4曲目、ピアノとパーカションのデュオにチェロのメロディ、ビヨルンスタにはこのマリリン・マズールがまたあうのです。
「香るティーはいつもの時間で」
5曲目はピアノにパーカション、チェロと同じで、フルートみたいな音のソプラノ「収穫をひとつひとつ束ねていく」
6曲目もチェロではじまり、後半はベースのピッチカートだんだんと激しくなってつづけて7曲目にはいります。「我々は収得をする」
ベースとドラムが激しくなって、ベースのアンデルセンがすごくうなっている。これジャズ・フェスの演奏だから、盛り上がりも必要で、デストーションが効いたギターの後はソプラノ・サックスのそろ、教会的だった曲調は突然コズミックな世界にだから題は「収穫物は宇宙の承認をうける」になってしまった。
8曲目、再び静かなチェロとピアノ、夜が更けていく世界に戻って「今日の祈りは今日に修める」

まことに勝手な連想世界にお付き合いいただきましたが、このアルバムビヨルンスタの実に落ち着いた世界感と刺激を受けることができるアルバムでここのところでは一番調和のとてたアルバムだと思う。ゆったり聞きながら自分のことに思いが向かうのでした。

でもう一度アルバムは「一歩一歩確かめて歩む」。



La notte / ketle Bjoronstad

Ketil Bjørnstad: piano
Andy Sheppard: tenor and soprano saxophones
Eivind Aarset: guitars, electronics
Anja Lechner: violoncello
Arild Andersen: double bass
Marilyn Mazur: percussion
Recorded live July 21, 2010 at Molde International Jazz Festival.

1 I
2 II
3 III
4 IV
5 V
6 VI
7 VII
8 VIII
コメント (6)
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そろそろの前に ZYGOMATIK / PIET VERBIST

2013-06-15 20:42:19 | 聞いてますCDいいと思う


シカゴの中古ショップで買ったアルバムはまだ数枚あるけれどそろそろ終わりにしても良いかなと思い始めています。
このアルバムは紹介しておきたい、知らない人が多いけれど2012年ベルギー録音で、これもORIGIN RECORDSのPROMO用のアルバムです。
リーダーはベースの人で、忘れていたけれど、JEF NEVEのデヴューアルバム「BLUE SAGE」でベースを弾いている人でした。
テナーが二人4曲づつ、バリトン・サックスが3曲、ベースはアコでピアノはすべてフェンダーです。

ウッド・ベースだけれど、ジャズ・ロック風のリズムにフェンダーの和音、テナーとバリトンがかなりかっこよく始まります。
2曲目
、ベース・ソロからフェンダーのフレーズはスパニシュ、トリオで歌い上げるように進んで、入ってくるテナーは野性味をおびて、私ペドロ・イトウラルデの「FURAMENCO-JAZZ」を思い出しました。
3曲目、テナーとバリトンがゆっくりと、ミルキー・ウエイを吹くように初めて、やがてリズムが激しくなると宇宙のバンがおこります。
4曲目、ベース・ソロからロック風はテナーが変わって、ブルーノート色が一寸強まります。
5曲目、二人のテナーも上手いぐあいに色彩がわかれて、こちらはジャズ色のつよいウネウネタイプ。
6曲目テナーが戻って、ジャズ・ロック調、ひところのマイケル・ブレッカーのタイプです。
7曲目、2曲目と似たスペイン調、このグループの一つのカラーなのかもしれません。
8曲目はファンキーな感じのバリトンとの2ホーン、リズムが懐かしいジャズロック風でフェンダーのメロディ、軽いエレベでなくてしっかりアコべでリズムをとるところとても良い感じです。

調べてみれば、信頼印のHein Van De GeynとDave Hollandが先生というのだから、納得です。

ZYGOMATIK / PIET VERBIST

PIET VERBIST double-bass
HERMAN PARDON drums
BRAM WEIJTERS fender rhodes
FRED DELPLANCQ tenor sax (1, 2, 3, 6)
MATT RENZI tenor sax (4, 5, 7, 8)
VINCENT BRIJS baritone sax (1, 3, 8)


1. PMS Alert! (Piet's Manic Scream Alert!)
2. La Filosofia Del Jamon
3. Above & Beyond
4. The Pale Blue Dot
5. Pulse 6. Cut the Crab
7. Rush ed-Dunya (Le Sens Universel)
8. Zygomaticus Major
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たった1ヶ月再び southern exposure / christian howes

2013-06-14 21:33:41 | 聞いてますCDいいと思う


わずか1ヶ月で同じアルバムがかぶってしまったとかいたけれど、同じ時に買ったアルバムを調べたら、同じく演奏者がかぶっていた、やれやれ。
オクサンはバイオリンがすきだから、バイオリンのアルバムを演奏者は知らなくても時々買う。



ひと月前に買ったのがこれだけれど、カントリーとかごちゃごちゃ入って、それもなぜかフェードアウトをつないだ編集になっていて、これは意味が解らないとなげたアルバムになった。このバイオリニストだったら買わないだろうけれど、そんな名前は頭に入らず、リチャード・ガリアーノと共演しているバイオリンで“忘却”を演っていて、尚且つリズムがスコット・コリーとルイス・ナッシュというので買いました。
買ってから調べて吃驚したけれどしょうがない。
19才の時、麻薬売買の罪で入った刑務所でjazzに目覚めたという変わったひとで、ひと月前のがデヴュー作、そして今度が最新作ということになるだろう。

1曲目ジスモンチの曲は派手なカントリー調でこりゃどうもな~というか、やはりこの弾き方かとがっくりです。この人カントリーみたいに弾いたり、クラシック調だったりと一寸オーバー目の語り口が、これは好みが分かれるけれど一寸合わない。
大好きな3曲目“忘却”もなんかくさいところが気になってあまり好きに慣れない。
ここら辺で、「どちらでも」としてやめちゃおうかとも思いましたが、バイオリンがいなくなるといいのだから聴いている。

いろんなところで大忙しのリズムだけれど、きちんと仕事をしているのが好感で、そうするとちょっとくさいフレーズ廻しだけれど、太くて大きな音のバイオリンも聴けないことはなくなってきました。
ガリアーノの曲や自作など曲が良いのとリズムにすくわれて、最初のがっくりはなんとか克服できて、結構頑張ってじゃないとなって終わりました。
それにしてもこんなことは赤恥なんだろうな。

southern exposure / christian howes

Christian Howes, violin
Richard Galliano, accordion
Josh Nelson, piano
Scott Colley, bass
Lewis Nash, drums

1. Ta Boa, Santa? Are you OK, my dear?
2. Aparecida
3. Oblivion
4. Cubano Chant
5. Sanfona
6. Canción de Amor Love Song
7. Heavy Tango;Choro das Águas The Water s Cry
8. Tango Doblado Bent Tango
9. Spleen duet
10. Gracias Por Ilustrarnos Thank You For Teaching Us

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ベースの主張  SOUND OF MY COLORS / THOMAS FONNESBAEK

2013-06-13 22:29:31 | 聞いてますCDおすすめ


来日したラーシュ・ヤンソンのライブにはいけなかったのが残念だけれど、ベーシストのトオーマス・フォネスベックがリーダーとなって同じ3人で演ったアルバムがとても良いので満足しました。

1曲目ベースの人がリーダーしているとまざまざと伝わる活きのよいトリオ演奏です。
2曲目メロディ・ラインはラーシュの曲のようだけれど、フォネスベックの曲。ほっとするラーシュらしい演奏は、題名が“New Hope”とラーシュが絶大な信頼をよせて“Hope”を譲ったような気がしないでもありません。
4曲目安定したピッチ、低い音をここまで正確に弾いて力強いラインはニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンに師事したことがきちんと伝わってくるのです。
5曲目、ラーシュの軽快なピアノはなじみのフレーズもいれて、とても心が温まります。
ラーシュのアルバムだったらベースはここまで主張しないだろうから、そうするとこの人たち来日したらセットをかえて2つのトリオが見てみたくなりました。
6曲目この人良い曲を書きます、7曲目も哀愁ある曲調でベース・ソロがすばらしい。
8曲目は“枯葉”ラーシュの見事なフレージング、聞いていて今、ビル・エバンスに一番ちかいのではと思ってしまいました。

ラーシュがおじいちゃんになって、孫への愛情が反映されて、そそて若いミュージシャンに触発される素晴らしさと優しさが加わって、次はラーシュ・ヤンソンのアルバムになるでしょうね。



SOUND OF MY COLORS / THOMAS FONNESBAEK

Thomas Fonnesbaek(b)
Lars Jansson(p except 4)
Paul Svanberg(ds except 4)

1. You Never Know
2. New Hope
3. Summertime
4. Diversity
5. Green As D-Minor
6. Primordial
7. You And Me
8. Autumn Leaves
9. Isle Of Nonaniah
10. El Bajista
11. Spring Waltz
12. Soulmate

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ほんの一年わずか1ヶ月 luminescence / TINO DERADO

2013-06-12 14:52:43 | 聞いてますCDおすすめ


1ヶ月ぐらい前に中古で拾ったアルバム。内容に触れる前に、携帯電話よりかよっぽど使うデジカメをなくしたのでメーカーも変えて新しくした。試し撮りをしてみましたが、かわらないか。



この前のおやすみにショップに行って中古のアルバムをかって、調べてみると、一か月前にかった巻頭のアルバムと同じ人だった。メンバーも全くおんなじなのでフーンなどとおもっていたら、なんと同じアルバムではないか。
わずか1ヶ月でかぶってしまった。




このアルバム、ドイツからNYに移ったティノ・デラートという人の3rdアルバムだそうで2001年録音のもの、Perun Recordという自分のレーベルから2002年に出されたものです。
ベースを弾いているのがMATT PENMANなので良いかもしれないと拾って、次のはジャケでひろったけれどリリースさらたのは2003年、ほんの1年でこれはないだろうといいたいところです。




発売元がsunnysideになっているからsunnysideが内容がよいので本人から販売権を買ったのだと思う。
ピアノのアルペジオにアコーデオンが入ってくるから多重録音だろうけれど、1曲目からこれは良い。落ち着いたリズムに哀愁あるメロディで始まって、2曲目は淡い光を浴びているようなアコギとのサンバ。
4曲目、軽快な曲調にペンマンのベースソロがかっこいい。6曲目もしっとりした美曲。
1年で新しく出たのはとても良い出来だからと納得できたけれど、でも2枚はいらなかったね。

luminescence / TINO DERADO

Guilherme Monteiro(Guitar (Acoustic))
Roland Schneider(Drums)
Tino Derado(Piano,accordion)
Matt Penman(Bass (Acoustic))

01.Yemen
02.Unbearable Distance
03.Indifferent to Luxury
04.Odd Birds
05.Fer de Cordoba
06.The Castle
07.Nadya
08.Spring Is Here
09.Ergo Bibemus
10.Sambaroma
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ブルックリンのバザール BROOKLYN BAZAAR / SCOTT TIXER

2013-06-11 23:15:39 | 聞いてますCDいいと思う


シカゴでひろったバイオリンのアルバムは題名からしてかっこいい「BROOKLN BAZAAR」、マーク・フェルドマンとジャン・リュック・ポンティが賛辞をかいている、きっちりNYのジャズです。
はじめてのアルバムのようで、メンバーも2000年ごろから活動をはじめた若い人たちの集まりという感じ、ベースの人は結構いろんなところに参加している人でした。
バイオリンはモーダルなところもありながら、ステファン・グラッペリの香りのする幅ひろな演奏。
私ギターのことはあまりわかりませんが、ジュリアン・レイジやマイク・モレノは上手いと思っています。このDouglas Bradford というギタリストも結構弾いていると思います。もしかするとこれから名前見かけるようになるかもしれません。
ドラムスのArthur Vintという人もなかなかで、ピアノもがんばっていてブルックリンはさすが元気がいい。

ブルックリンでは実際にバザールが開かれている様で、検索するといろいろ写真がありました。 





何年かまえに(2年だけど)NYにいったけれど、ブルックリンの橋渡らなかった。思い返すと一寸残念だ。




BROOKLYN BAZAAR / SCOTT TIXER

Scott Tixier - violin
Douglas Bradford - guitar
Jesse Elder - piano, Rhodes
Massimo Biolcati - bass
Arthur Vint - drums
Emilie Weibel - vocals (track 3)
released 13 March 2012

1. Keep In Touch
2. Bushwick Party
3. Arawaks
4. Elephant Rose
5. String Theory
6. Miss Katsu
7. Facing Windows
8. Shopping With Mark F
9. Roach Dance
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時間切れ Continuation / Alex Cline

2013-06-09 16:46:35 | 聞いたけどCDどちらでも


シカゴで楽器のぐみ合わせもおもしろいので拾ったアルバムは裏に「For Promotional Purposes Only Not For Sale」と印刷されたもの。

1曲目リーダーのパーカションがシャカシャカと叩いて、出だしこれはアヴァンかなと思えばチェロのメロディは牧歌的、ジャケットからして自然派のチェンバー・グループかもしれません。
2曲目、ふくよかな音のベース・ソロですがリズムは刻まない、ドラムスがはいってきっちり刻みだすと一寸アヴァンなフレーズがやがて東洋的になっていくあたり一風かわったサウンドのグループです。
3曲目弦がキュエーンと鳴ってパーカションがリズムを散りばめて、やはり現代音楽なのかもしれません。
4曲目、パーカションからインリズムでバイオリンはモダンなインプロヴィゼーションだしピアノがこれはJAZZこのMyra Melfordという女性かなり個性ある方のようです。おおジャズだと思っていると、今度はチェロがグシャグシャと弾いて、なんとも不思議なアルバムです。
5曲目、やっぱりこれはアヴァンギャルドに入れるのがいいのかな~とおもいはじめたけれど1曲がながい、18分以上、そしたら次の曲はもっと長い。
全部で77分、会社の帰りに聞いていますが、たいていいえまで1時間前後、けして悪いというわけではありませんが、途中で失礼しちゃいました。

Continuation / Alex Cline

Alex Cline (drums, percussion)
Peggy Lee (cello)
Myra Melford (piano, harmonium)
Scott Walton (bass)
Jeff Gauthier (violin)

1. Nourishing Our Roots [10:04]
2. Clearing Our Streams [7:34]
3. Fade To Green [4:54]
4. Steadfast [11:15]
5. SubMerge [18:25]
6. On the Bones of the Homegoing Thunder [18:38]
7. Open Hands (Receive, Release) [5:59]

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寡作なところ Micro to Macro / Joonas Haavisto

2013-06-07 21:44:06 | 聞いてますCDいいと思う


ショップでみていると、知らないピアニストの作品があって、そのアルバムよくよくみてなんだか懐かしくなって買ってきた。ピアニストが懐かしいわけではなくて、このアルバムをリリースしているところ、ブルーグリームというかこちらのプロデューサー、神山清氏が懐かしく、応援する気になって買ってきた。

ブルーグリームというレーベルは「硬質なユーロジャズを中心とした美しい視覚的な音楽空間を創造する」としているところで、はじめてリリースしたのが、アレッサンドロ・ガラティの「All Alone」でそれ以来のお付き合い。というかガラティが初来日した時に神山さんとお話するようになり、その後もライブとかご案内いただいている方なのです。

今度のアルバムでもお名前があって懐かしい、今度のアルバムもブルーグリームが選び抜いた音だと思います。そっちの紹介に行けばよいのですが、ブルーグリームのこと、出会いの「All Alone」のアルバム・ナンバーが“BG001”と解りやすいのですが、今度買ったアルバム・ナンバーは“BG005”、最初が2005年ですから7年で5枚しかリリースしていないレーベルなのです。いったいどうやって経営しているのか不思議に思ってしまいます。



のこり4枚がこれで、わたし4枚もっています。

さて、今度のアルバムですが、なかなか侮れないピアニスト、感情に流されない知的で構成を施したフレーズはある感じ数学的な割り振りを感じてしまう、一方結構モーダルな表現を見せるあたりこれからどう振れるのか楽しみなところがでします。

ブルーグリームでぜひフォローしてzるところに収めてくれることを期待します。

っというかブルーグレーム、台所事情が分からないで言いますが、もうすこそリリースいいんじゃありませんか。

Micro to Macro / Joonas Haavisto

Joonas Haavisto (p)
Antti Lotjonen (b)
Joonas Riippa (ds)
2012年作品


1 Light From Behind The Sun
2 Sothis
3 Circling Planets
4 Is There Anybody
5 Color Confinement
6 Partying Quarks
7 Slowing Down
8 Supernova
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蓮の花 WALKING SHADOWS / Josua Redman

2013-06-06 21:00:04 | 聞いてますCDおすすめ


昨年JAEMS FARMをブルーノートでみて、ライブでの演奏はさすがに凄いと思ったので、新しいアルバムをたのしみにしていたら、なんとバラッド集、それもウィズ・ストリングスだとは驚いた。
いろいろなアルバムがたまってしまっていて、記事にはすぐしないのでここのところ新しいアルバムもすこし遅れてアップすることが続きそうです。

ウィズ・ストリングスでバラッド集というのは、一寸心配なところもあり、どのような感じになるのかと聞き始めると、テーマに入ったテナーの低い音が良くて、そこを弦が邪魔しないのがとてもよい。
それでもどうかな~と白黒つけずらくて聞きすすむと6曲目、これはカルテットの演奏になるけれど、ピアノとの絡まりや、ベース・ソロがとても良い。曲はNYで活躍するブロンド・ロッド・ヘアというロック・グループの、日本人メンバー、カズ・マキノっていう女子の曲だけれど一寸物悲しい童謡のような感じ、ここまでくるとこのアルバムのバラッド集にするということが解ったような気がする。
ショーターの7曲目もソプラノも上手さもきっちりつたわる。バッハのアダージョもレット・イット・ビーや絵にかいたようなスターダストもどれもベタになりそうなところを、セーフさせているのもそんなこともふくめてジョシュアの意図みたいです。

このアルバムを聴き終わった頭に浮かんだのが蓮の花、一寸ジョッシュアって仏僧みたいなところもあるし、静かな花の佇まいの影響もあるみたいです。




泥水が濃ければ濃いほど大輪を咲かせるのが蓮の花。泥水とは人生の悲しいこと、つらいことで、それが大きいほど大輪をさかせ、実をつければそれは悟りとなるということだそうですが、バラッド集を作るということとジャズの一面を悟ということがつながるような、随分こじつけはありますが、もうすぐこの花を目にすることができるでしょう。

このアルバムを聴きながら眺めるのも良いかもしれません。

WALKING SHADOWS / Josua Redman

1. The Folks Who Live on The Hill
2. Lush Life
3. Stop This Train
4. Adagio
5. Easy Living
6. Doll is Mine
7. Infant Eyes
8. Let it Be
9. Final Hour
10. Last Glimpse of Gotham
11. Stardust
12. Let Me Down Easy

Joshua Redman (ts,ss)
Brad Mehldau (p)
Larry Grenadier (b)
Brian Blade (ds)
コメント (7)
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