JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

覚えられない MOVING LANDSCAPES / LELO NIKA

2013-06-05 22:14:47 | 聞いてますCDいいと思う


ジャケがかっこいいし、アコーデオンのほかのメンバーがジャズ系の感じがしたので買ったアルバム。アコーデオンのレロ・ニカはジプシー系のひとで、デンマークで活躍しているそうです。
1曲目アコーデオンのソロからピアノが入ってくるデュオ、音の良いピアノの人だとおもったら、このひとクラシックの人のようです。
2曲目はエレべやギターがはいった組み合わせのメンバーで、ディストーションも効かせたがらりと変わった演奏。
3曲目はガット・ギターにかえたソロがなかなか。
4曲目はベースとのデュオだけれど、アコーデオン多重しているのか、結構重厚なサウンドです。
5曲目はギターの音色も変えて結構斬新なサウンドを作ります。
8曲目、ソプラノ・サックスはアグレッシブなフレーズ。
10曲目はなんとラップになっているという2007年の作品でした。
調べているとジョー・ザヴィヌルの名前があって、ザヴィヌルにささげられたアルバムのようです。(聴いただけではわかりません。)

決して悪いアルバムではありませんが、だいぶアコーデオンとかバンドネオンの人もきいてきたので、たぶん名前は忘れてしまってジャケだけ覚えているアルバムになりそうです。

MOVING LANDSCAPES / LELO NIKA

・Niklas Sivelov Piano 
•Peter Nilsson Drums
•Ayi Solomon Percussion, Vocals
•Martin Andersen Drums
•Lelo Nika Accordion Composer
•Moussa Diallo Bass
•John Sund Guitar
•Anders Pedersen Drums
•Anders Banke  Saxophone
•Makiko Hirabayashi Keyboards

1 Falling Leaves
2 Growing Evidence
3 Lelo's Song
4 Smirnoff No. 21
5 Joint Affair
6 Crystal Shades
7 Shake
8 Nitty Gritty
9 Moving Landscapes
10 R.A.P.
11 The Settlers



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5枚の1枚 GUIDED TOUR / GARY BURTON

2013-06-04 21:58:05 | 聞いてますCDおすすめ


バートンの新しいアルバムはグループ名がThe New Gary Burton Qurtetで46年もゲーリー・バートンを聴いているととても意味がある。
1曲目のでだしからギターのジュリアン・レイジが効いていて、バートンがラリー・コリエルやジェリー・ハーンなんかを使っていた時を思い出す、すると続くバートンのソロがなんと若々しく聞こえてくることか。
結論から言ってしまうと、大好きなあのカルテットに近いサウンドで、このアルバム文句のつけようもないほど素晴らしい。
2曲目レイジ曲の出だしはバイブとギターのユニゾン、コリエルと演ったイン・コンサートの1曲目“BLUECOMEDY”思い出すし勢いは”Lines”そっくりです、その後のスコット・コリーのベース・ソロはスディーブ・スワローの“I Want YOU”のウッドののりでゾクゾクしてしまいます。
アルバムはメンバーの曲と曲調がうまく配分されて考え抜かれているし、間のルグランの“Once Upon A Summertime”も心憎い配置です。

実はバートンのフレーズの切れをすこし心配していたので、これほどしまった演奏は実は吃驚しているという方が本当です。
「New VibeMan in Town」から100枚にちかいアルバムのなからバートンの魅力の5枚を選べといわれたら、この「GUIDED TOUR」をそのなかの1枚にえらびます。

ということでのこりの曲も凄い凄いと書くことになるので省略です。ぜひ聞いてみてください。

ちなみにあと4枚はなんだいと聞かれると思うので書いておきます。

「Gary Burton Quartet in Concert」
「Gary Burton & keth Jarrett」
「Zurich Concert」
「The New Tango」

の4枚で、それでは個性がでないという向きには「Like Minds」を次点にあげておきます。

GUIDED TOUR / GARY BURTON

Gary Burton(vib)
Julian Lage(g)
Scott Colley(b)
Antonio Sanchez(ds)

1. Caminos
2. The Look Out
3. Jane Fonda Called Again
4. Jackalope
5. Once Upon A Summertime
6. Sunday’s Uncle
7. Remembering Tano
8. Helena
9. Legacy
10. Monk Fish
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馴れたレストラン Generations / Rich Thompson

2013-06-03 22:04:49 | 聞いてますCDいいと思う


数年前には道の写ったジャケのアルバムをみつけると、どうしても欲しくなって買っていたけれど、そのアルバム一群のことをJAZZ批評に書いたらつきものが落ちたみたいにどちらでもよくなった。
久しぶりにこのアルバム・ジャケをみたら、昔ならば必ずかっているだろうと思いました。
4ドルで買ったこのアルバムもORIGINレコードのアルバムでリーダーはベテラン・ドラマーでアルバムのタイトルからみると、どうやらあとは若い人のようです。

1曲目ベースとドラムスがきちんと4ビートを刻んで始まるけれど、曲はオーネット・コールマンの曲、ピアノが結構ラインをつくって、すじがある感じです。
2曲目はだいぶアレンジしてばらしたような“I Hear A Rhapsody”3曲目はベースの人が3曲書いているうちの1曲。
4曲目がバリー・ハリスの曲、ドラムスがとてもオーソドックスにリズムをきざむけれど、それは正確で間違いない、その上にベースがラインをつくりその上にピアノが歌うという図式です。
決して悪い意味ではなく、行馴れたレストランでメニューをみているような、安心して聞いていられるトリオです。

ピアノの人は2011年ジャクソンビル・ジャズ・ピアノ・コンペティションで25才でウイナーになった人で、ドラマーとは30才も離れているようです。
7曲目“I Thought About You”が華やかな感じでこうゆうアレンジもあるのだとキースを聴きなれた耳には違うメニューに聞こえます。
特に牛肉を食べすぎたようなときにはなかなか優しいメニューでした。

Generations / Rich Thompson

Chris Ziemba - piano
Miles Brown - acoustic bass
Rich Thompson - drums
Doug Stone - tenor saxophone (9)

1. Blues Connotation
2. I Hear A Rhapsody
3. Next Morning
4. Nascimento
5. More Or Less
6. Keep Me In Mind
7. I Thought About You
8. Song Without Words
9. I'm In Love With The Girl Next Door
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シェアをしあって Jazz at Berlin Philharmonic Ⅰ / iiro rantala-michael wollny-leszek mozdzer

2013-06-02 21:46:07 | 聞いてますCDおすすめ


前からほしかったけれど、なかなか見つからなかったアクトの2012年録音のアルバムです。
ピアニスト3人のコンサートの模様で、その3人はトリオ・トウケアットのイーラ・ランタン、と“em”のマイケル・ヴォルニーこの二人はあまり聞きたいとは思わない人なのですが、もう一人はレシェク・モジュエルでこちらは聴きたいが倍になりますから買いました。

話が飛んで、レストランで料理を頼みますが、わが家では頼んだものをみんなで分け合ってほとんどすべて味します。少し恥ずかしいこともありますが、テーブルでお皿が移動しあいのです。ここにあるお料理をすべて楽しみたいというのが、ぎょうぎを超えさせるのです。

メニューではありませんが、このコンサートのセット・リスト実にどれも、すべていただきたい、分け合って食べなければというほどうまい配分なのです。
ソロとデュオ、3人の演奏と組み合させた、ながれは絶品です。

まずは歓声から始まって、バッハのアリアとゴールドベルグはイーラのソロ、次第にJAZZ弾きに変化していくところが面白い。
その気品を引きついでヴォルニーとのデュオ、これは今まで知らない面でしょうか、とても落ち着いたセンシティブなピアノ二つです。
3曲目はヴォルニーのソロ、やはりこうなるだろうといういう演奏ですが、色彩があって良い、調律師泣かせの演奏です。この感じだとピアノは別々3台用意されているのでしょうね。
その後はモジュエルのソロ二つ、ここはもはや色調が決まった彼の世界、2曲目は一層温度を下げた、何だろう東欧の風景を見ているような演奏です。
6曲目はヴォルニーが加わってこれがフェンダーとのデュオで場所的にはフェンダーはモジュエルみたいで驚きです。
素晴らしいフェンダーのソロで、途中拍手がわきます。コメダの曲というのもうまいところです。
そしてそのあと7曲目がモジュエルとイーロのデュオで、ラース・ダニエルソンの〝サファリング”私この曲だけでこのアルバムを買いです。
2台のプロローグからあのテーマが浮かび上がってくることの喜び、そして曲は少しスパニシュ色を強くした感じで一段と大きな拍手が湧き上がります。
そして最後はチック・コリアの“Armando’s Rumba ”フェンダーにピアノ2台、宝石をちりばめたようなソロ廻しがあって、もちろん一番大きな拍手です。

全8曲がすべて個性ある演奏と味、もちろん一人ですべていただけるわけですが、この演奏者もなんだかそれぞれをシェアしたような素晴らしいコンサートでお薦めです。



Jazz at Berlin Philharmonic Ⅰ / iiro rantala-michael wollny-leszek mozdzer

iiro rantala
michael wollny
leszek możdżer piano & Fender Rhodes (on 06 & 08)
December 11, 2012

1. Aria And Goldberg Variation - 07:12 (Johann S. Bach)
2. Tears For Esbjörn - 06:53 (Iiro Rantala)
3. Hexentanz - 10:22 (Michael Wollny)
4. No Message - 05:28 (Leszek Mozdzer)
5. Incognitor - 05:33 (Leszek Mozdzer)
6. Svantetic - 06:34 (Krzysztof Komeda)
7. Suffering - 08:08 (Lars Danielsson)
8. Armando’s Rumba - 06:16 (Chick Corea)
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ロバ、馬、牛?  BANI AHEAD / SLIVOVITZ

2013-06-01 16:47:24 | 聞いてますCDいいと思う


牛を買ったので、おなじ3ドルでこちらはロバなのか馬なのかうしなのか、こちらも変わったアルバムです。こちらも2011年録音だけれど、場所はイタリアのグループです。
エレキ・ギターのリズムとペットとアルトのメロディ、ジャズ・ロックというか、昔聴いた“チェイス”というロック・グループが一寸頭に浮かびました。
それにしても楽器の構成がユニークというか、ハーモニカとトランペットが並ぶなんてとおもうけれどこれが一つになって構成されてしまうのがこのグループというところでしょう。
2曲目ロック・バイオリンは久しぶり、エレベのベース・ラインは完全にロックのラインです。
3曲目はバイオリンからはいって、ハーモニカがソロ、か弱いかというとそうでもない。
いろいろな要素で演奏されるジャズ・ロックがつづいて7曲目、クレズマーも感じる曲と猥雑さはクラリネットのルイ・スクラヴィスを思い出しました。
8曲目は手拍子とガット・ギター、そこにテナーのメロディがライトな優しさです。

このグループの名は、「スリボビッツ」というのだそうで、これスモモから作られた無色のブランデーです。テキサスから飛んで作られたアルバムには、たくさんのエスプレッソとスリボビッツを飲みながら100%ナポリで作ったアルバムだそうです。

さてこのジャケの絵がロバなのか、馬なのか、はたまた牛なのか、ジャケをひっくり返してもわかりません。なんせ尻尾が2本もあるのです。




BANI AHEAD / SLIVOVITZ

Slivovitz:
Domenico Angarano (el-b, fretless-b)
Salvatore Rainone (ds, perc)
Marcello Giannini (el-g, ac-g)
Circo Riccardi (tp)
Derek Di Perri (harmonica)
Pietro Santangelo (as, ts, vo)
Riccardo Villari (violin)

1. Egiziaca
2. Cleopatra Through
3. Fat
4. Vascello
5. 02-09
6. Opus Focus
7. Bani Ahead
8. Pocho
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