著者グレアム・ムーア|GRAHAM MOOREは、米シカゴ生まれ。2003年にコロンビア大学で宗教史を専攻し文学士号を取得。10年に、アーサー・コナン・ドイルの生涯を描いたミステリー小説『The Sherlockian』がニューヨークタイムズのベストセラーリスト入りを果たす。今後の待機作には、マイケル・マン監督やマーク・フォースター監督によるテレビ作品の他、レオナルド・ディカプリオ主演予定のベストセラー小説「The Devil In The White City」の映画化などがある。
そして隣に住む同じ大学の美人の女子学生ライラ・ナッシュに近づき何とか友達関係を築き、30年前のこの事件を担当した弁護士から関連資料を受け取りライラとともに事件を追うことになる。一つ障害となっていたのが、数字を羅列した暗号文の日記だった。それも弟のジェレミーがキーボード入力授業で使うTHE QUICK BROWN FOX JUMPS OVER THE LAZY DOG(すばしこい茶色の狐が怠け者の犬を飛び越える)アルファベットの文字が全部入っている文章で、キーボード入力練習の時に使う。それを暗号の日記に順番に同じ文字はパスして番号を振って当てはめていくと、なんと真犯人が浮かび上がった。