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先ずは好意的な論評の党首討論

2005-10-20 15:39:52 | 社会
 19日に行われた小泉首相と民主党前原代表の討論について、新聞各社の社説の論調はほぼ好意的で今後に期待感をにじませたものだった。うち産経だけが掲載が無かった。

 一般国民も社説の論調と同じ感想を持った人も多かったのではないだろうか。私の印象は前原代表の論理的な組み立てに対し、小泉首相のはぐらかしが利かなかったと思う。

 特に印象的なのは、今後50年先を見据えたとき情報収集の重要性を指摘したことで、米国依存状態がいいのかという点だった。それに対し現状では仕方がないという首相の返事であったが、こういう問題は党派を超えて議論するべきだろうし実現に向けた協力も惜しまないでほしいと思う。今回は外交・安全保障問題であったが、内政問題になると利害が際立ってくるため、どのような対応になるのか興味深い。

 今回は比較的高いレベルの討論だったが、もっと言えば青筋立ててけんか腰でなく(そういう場面もあった)、気の利いた比喩やユーモアを交えた討論を期待したい。とはいっても、かつての英国チャーチル首相級のウィットやユーモアを期待しているわけではない。せいぜい努力して近づいてもらいたいとは思うが。