こういう仕事はイタリアにはあるんだろう。一流ホテルに泊まって接客態度や部屋の清潔度や料理に至るまで評価していく。
仕事でホテルに泊まる調査員のイレーネ(マルゲリータ・ブイ)は、心から楽しむことが出来ない。年齢も40代半ばで独身。広いダブルベッドで独り寝程わびしいものはない。画面からひしひしと寂寥感が漂う。
演じているマルゲリータ・ブイは実年齢が50代半ばでアラフォーを演じるには少し老けているといってもいい。しかし、顔立ちは好きなタイプで眺めているだけでよかった。
出ている男優がいま一つという印象だった。冴えない感じだ。フランス映画もわたしの観た範囲では男優が印象に残らない。注目される男優は、みんなハリウッドへ行ってしまうのだろうか。そんな気がする。この女優、誰かに似ているんだが思い出せない。
監督
マリア・ソーレ・トニヤッツイ1971年5月ローマ生まれ。
キャスト
マリゲリータ・ブイ1962年1月ローマ生まれ。