「グラミー賞4冠 共感呼ぶ歌声」は新聞のキャプション。先月のアメリカ・グラミー賞で主要3部門を含む4部門で受賞した22歳のサム・スミス。
主要3部門とは、年間最優秀レコード賞、年間最優秀楽曲賞、最優秀新人賞でレコード賞と楽曲賞は、「スティ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい」が選ばれている。3部門以外では最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞で「イン・ザ・ロンリー・アワー」が受賞。
YouTubeでこの2曲を聴いてみた。いい曲なんだが私の感性には合いそうもない。私の感性が錆付いたのかもしれない。
新聞記事で音楽評論家の大友博氏は「心に残るいい歌、誰もが自分自身を投影できる歌だと思う。シンプルなメロディーと言葉で、きちんとドラマを作れている」と語る。
そう言われてもCDを買うとか、車の中で聴きたいとか思わないから合わないのだろう。一度聴いたら十分というセンスのなさ。これはもう時代についていけない証拠なのかもしれない。
そして私は1950年代から1980年代をさまよう。エルヴィス・プレスリー、ローリング・ストーン、ビートルズ、アバ、エルトン・ジョン等々。このほかにも一杯懐かしい人がいる。フランク・シナトラなどは寸時にも忘れられないビッグ・スターだ。
クリント・イーストウッドも採算を度外視して、好きな音楽映画を撮っているのだろうか。「ジャージー・ボーイズ」なんて涙を流す人も多い。
年間最優秀レコード部門でノミネートされたほかの曲も、最早味わいが合わないからお手上げというところ。音楽も嗜好が人それぞれだから気にすることもないのかも。
ついでに、去年大ヒットした映画「アナと雪の女王」が最優秀コンビレーション・サウンド・トラック賞を受賞している。
「スティ・ウィズ・ミー~そばにいてほしい」と「イン・ザ・ロンリー・アワー」をどうぞ!
これらの曲が大好きという人は、ものすごく若いと言えるかもしれない。