Wind Socks

気軽に発信します。

73歳のボブ・ディラン F・シナトラのレパートリーを渋く歌う

2015-03-27 17:52:30 | 音楽

               
 「変なおじさんが来てギター弾きながらなにやら怖い曲を歌ってた」 - ディランが、孫の通うロサンゼルス郊外の幼稚園で演奏した際、ディランを知らない子供たちが帰宅後、親に報告した内容だったというから隔世の感がある。(ウィキペディアより引用)

 子供たちはそうであっても私たちの世代では過去の人どころか現役ぱりぱりのおじさんだ。それがまたフランク・シナトラのレパートリーときた。シナトラの馴染み深い曲を避けての選曲という。したがって「MY WAY」などはない。

 今年発売された「シャドウ・イン・ザ・ナイト」というアルバム。その中の1曲「Full moon and empty arms」は、ネットで調べたところラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18」を原曲としているようだ。

 YouTubeでは、1988年生まれの辻井伸行のロンドンでのコンサートがアップされたあった。産婦人科医の父と元アナウンサーの母から生まれ、出生時から眼球が成長しない「小眼球」という原因不明の難病を持ちながらピアノのキーを所狭しと流麗な指使いは圧倒される。

 そして感動とともに涙が伝い落ちる。まさかボブ・ディランから辻井伸行に行き当たるとは思いもしなかった。とにかく嬉しくなる時間を過ごせた。ということで、フランク・シナトラ、渋いボブ・ディランの「Full moon and empty arms」と原曲といわれるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18」を辻井伸行のコンサートでお時間があればどうぞ!