猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

萩尾 望都 「音楽の在りて」

2015年03月17日 08時28分48秒 | マンガ家名 は行
   ↑ コミックでなく小説集です。

  萩尾 望都 「音楽の在りて」㈱イースト・プレス 2011年4月29日 第一刷発行

著者が20代の頃に執筆した「奇想天外」掲載のSF小説の書籍化です。
12の短編プラス掲載されている小説「ヘルマロッド殺し」と対を成すマンガ「左ききのイザン」も収録されています。
この二つ、比べちゃいけないかも知れないけど、ペドロアンドカプリシャスの「ジョニィへの伝言」と「五番街のマリーへ」みたいにお互いの考えがわかって面白い。
内容は全然違いますけどね ! 

若い頃に書かれたこれらは、全体に レイ・ブラツドベリ の影響が多いように思います。
私も中学の頃ブラッドベリ好きだったから、読んでいると伝わってくるんです。
萩尾 望都さんはブラッドベリの「みずうみ」とか「ウは宇宙船のウ」などをコミック化していますから、本当に好きなんでしょう。
実は私も高校生の頃、拙い絵で「みずうみ」と「ロケットの夏」をマンガで描いたんですよ。
後年、萩尾さんの「みずうみ」を見て、主人公に自分の描いたと同じようなポーズをさせているのを見てびっくりしたもんです。
そのうち引っ張り出してここに出してみようかしら。(笑)

その後のマンガ作品の元がいっぱい詰まっていて、興味深い小説集でした。
コメント (4)
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