猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

映画 「コクリコ坂から」

2011年08月03日 21時10分21秒 | 映画


コクリコ坂から - goo 映画 


コクリコ坂から 公式サイト


見た人の、
「こんな時代遅れの甘いストーリーをなぜ今作るのか…」
的な感想を見たので、ふ~ん と思っていたが、私はそんなに悪いとは思わなかった。
確かにお話だけ追っていくと、三つくらい時代を遡った少女マンガのストーリーだが、
(本当に原作は1980年頃『なかよし』に連載され不発に終った作品である)
  ↑  宮崎 駿 の企画の為の覚書 (HPより)
1963年当時小学生だった私には懐かしい時代背景であり、時代の空気でありました。

多分世代によって評価が分かれそうだなぁと思うのです。
小学校高学年から中学生、または私のような50歳代以上の年齢の方、なら楽しく見られるのではないか。
20代30代の、映画に尖がったもの、刺激を求める人たちには生ぬるい話しだし、つまらないかも。

でも、50歳代以上には、いつもに増して作りこまれた背景が、見ているだけでなんとも郷愁を誘う。
来年は東京オリンピック、というワクワクしたあの雰囲気、学校では学園紛争の序曲が鳴り響き始め、街は古いものの破壊と埃、新しい建築のための喧騒がかまびすしく、高度成長が進んでいく。

日活の青春映画か「冬のソナタ」が好きな年代の人なら結構、どっぷり涙流して見ているんではないか。
と思ったら、監督の宮崎吾朗氏は当時の日活映画を参考にしたとか。なるほど。
結構印象深いセリフも数あるし、なかなか良い映画だと思うのですが。



          しばらくぶりに純愛映画を見た、と思ったトミー。



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7 コメント

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はじめまして (はっこにん)
2011-08-11 08:35:34
はじめまして。
「コクリコ坂から」は、昔の横浜と、主人公の海ちゃんのおさんどんの様子がすごくいいと思いました。出て来るのもいい子たちばかりで←この辺がオバさん的。
 私も、マンガと映画と博物館・美術館好き、ついでに50代です。ゴールデン・ライラックを、昨日はじめて読んで、ほかの人の感想を探してたら、こちらに行き当たりました。あまり昔のブログにコメントしても……と思いましたので、こちらに。萩尾望都原画展@福岡にも行きました。
 またおじゃまします。
 これだけではなんなので→60~70年代はじめの懐かしマンガがたくさん読めるサイトを→http://okworld.sakura.ne.jp/top.shtml 丘けい子さん、ご健在のようです。




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ありがとうございます。 (トミー。)
2011-08-11 22:16:30
はっこにん様
初めてお越しいただきありがとうございます。
わーい、同年代の方大歓迎でございます。
昨年の主人病死以来マンガ感想にも力が入っておりませんが、以前の記事でも結構ですから是非コメントなどお待ちしております。

丘けい子さん懐かしいですね~。いえまだご健在のご様子嬉しいです。よく読みましたよ。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
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お初におめにかかります (こっぺさん)
2011-09-15 09:57:09
最近、こちらのブログをしりまして、初めてコメントを差し上げます・
私は、ジブリ作品は劇場でみようと思っています。この作品は、オリンピックで盛り上がろう!!という高度成長期の時代を描いていて、懐かしかったです。
学生闘争の熱血漢がいたし、学校の先生は権威があったし、新しい時代に移行する過渡期だったように思います。

トミーさんとほぼ同じような年代だと思うので、とても共感できます。

私もブログを書いていますが、芯が通った内容でなく、その日思ったことをつれづれに書いています。また映画の話を楽しみにしています。

そうそう~私は漫画は読みませんが、むかし、<白いトロイカ>にははまりました。水野英子さんが大好き。また読みたいと古本屋にいったけど、売っていませんでした。がっくりです。
当時は友人が本を学校に持ってきて、回し読みしていたのを懐かしく思い出しました。
返信する
はじめまして。 (トミー。)
2011-09-16 10:32:11
こっぺ様
初めての方、しかも同年代の方、嬉しいです。
お越し頂き、ありがとうございます。
今そちらへもチラッと伺いましたが、これからゆっくり読ませていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

「白いトロイカ」は何年か前に文庫で出ていて、Eブックオフで売っていますよ。
 ↓
http://www.bookoffonline.co.jp/display/L001,bg=11,q=%2594%2592%2582%25A2%2583%2567%2583%258D%2583%2543%2583%254A

最近はずっとここで本を買っています。
返信する
いい情報ありがとう (こっぺさん)
2011-09-16 10:42:09
今覗いてみたら、残念!売り切れでした。
ちょこちょこ覗いてみようっと・・
私も要介護5の父を長いこと看ていました。
今は両親とも彼岸に渡ってしまったけど・・
来た道、行く道ですね・・
介護をしながら、トミーさん自身も体調が不安でしょうが・・体調に相談しながらゆっくりね。
人生ここまで来ると。。なるようにしかならないことも、多々あると・・
若干ながら、達観の域に足を入れつつあるかと、感じているよ・・
同世代は言わなくても時代がわかるからほっとするね
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良いでしょ。 (トミー。)
2011-09-19 18:42:35
こっぺ様
Eブックオフはとても便利でしょう ?
私もついつい買ってしまってます。(笑)
若い頃は健康自慢で、今まで自分を過信していました。
50歳を過ぎたら、誰でも何やかやあるのが当たり前ですよね。やっとわかったと言うか。
父親の介護はまだこれからが本番と言う感じですが、兄弟と分け合って無理せずやっていきたいと思います。
今後も介護などでアドバイスありましたら、よろしくお願いいたします。

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令和への道 (ねこのしっぽ)
2020-01-18 23:49:45
 DVDで、久々に見ました。監督の宮崎吾郎氏は「ゲド戦記」で失望しましたが、こちらの作品は手放しで評価できます。1963年が舞台ですが、その頃主人公達と同年齢の高校生ではなかったのに、妙に「懐かしさ」を感じるのは何故なのかといつも思います。(年上の姉達がいるからかもしれません。)好きなシーンは、主人公の少女が好きな上級生の男の子と路面電車(く~、懐かしい響き!)が来るのを待つているところですね。亡くなった父の代わりに現れた、もしかしたら異母兄弟かもしれない男の子に対して「どんな状況でも好きにかわりはない」と告げるシーン。ジ~ンときますね。ジブリのゴールデンイヤーは「おもひでぽろぽろ」から、「耳をすませば」までと思っています。「もののけ姫」もよいのですが、妙に「気持ち悪さ」が出て来た時期のように感じています。(特に千と千尋の神隠しなどは、
違和感を感じています。)その点、このコクリコ坂からはジブリ後期の作品ですが「純粋」「気持ちよさ」「懐かしさ」の三拍子揃ったいい作品と思います。令和での、ジブリの復活を期待しています。(でも、今の宮崎駿氏では無理かな。細田守氏や新海誠氏のほうが期待できるかも。)

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