まだ夢見心地で、「夢見る惑星」 1巻~4巻 読了。 再販されているものの表紙等はこちら ↓
セブンアンドワイ 「夢見る惑星」
一応再販されて、今も文庫の新しいものが買えますね。どうしようか検討します。今 「ワン・ゼロ」 も読んでいるので、いっしょ買いか
佐藤 史生氏の物語世界で表面に出ているものは氷山の一角のようです。そしてその下の氷山は揺るぎ無い大きな塊となって佐藤氏の中にあるようです。登場人物の全てにその人の人生が垣間見えます。現実の人間の人生は、自分が主人公で脇役なんて事は無いですが、まんがに出てくる一人一人にもそれが見えるのが凄い。
主人公イリスの父、モデスコ王の一代記、王と王妃の愛憎劇(レディースコミック風に)、イリスの弟タジオンとその妃になったフェーベのその後の話、フェーベの片思いの歴史、イリスの従者、カラの失われた国の再興の話、舞姫シリンとイリスの後日談、幾らでも外伝の1巻や2巻出来てしまいそうです。読みたい~。
もうひとつ佐藤氏の凄い所は、宗教が分かっているところ。これを描かれたのが多分20歳代でしょう? まだオウムも話題にないころですもの。こんな物描けるなんて凄いな
今読んでいる 「ワン・ゼロ」 も20年前の作品なのにコンピューターから、古代宗教から、情報量がものすごい。色々な本を凄くいっぱい読んでいる人だと感じます。だから寡作なのか
いったん資料を分析して、自分の物語を構築して、じっくり作ってからマンガにするのでしょう。でなければこんなに深い話にはならない。
夜さんにお借りして読みました。
やはり、もう少し評価が上がって欲しい人です。
セブンアンドワイ 「夢見る惑星」
一応再販されて、今も文庫の新しいものが買えますね。どうしようか検討します。今 「ワン・ゼロ」 も読んでいるので、いっしょ買いか

佐藤 史生氏の物語世界で表面に出ているものは氷山の一角のようです。そしてその下の氷山は揺るぎ無い大きな塊となって佐藤氏の中にあるようです。登場人物の全てにその人の人生が垣間見えます。現実の人間の人生は、自分が主人公で脇役なんて事は無いですが、まんがに出てくる一人一人にもそれが見えるのが凄い。
主人公イリスの父、モデスコ王の一代記、王と王妃の愛憎劇(レディースコミック風に)、イリスの弟タジオンとその妃になったフェーベのその後の話、フェーベの片思いの歴史、イリスの従者、カラの失われた国の再興の話、舞姫シリンとイリスの後日談、幾らでも外伝の1巻や2巻出来てしまいそうです。読みたい~。
もうひとつ佐藤氏の凄い所は、宗教が分かっているところ。これを描かれたのが多分20歳代でしょう? まだオウムも話題にないころですもの。こんな物描けるなんて凄いな

今読んでいる 「ワン・ゼロ」 も20年前の作品なのにコンピューターから、古代宗教から、情報量がものすごい。色々な本を凄くいっぱい読んでいる人だと感じます。だから寡作なのか

夜さんにお借りして読みました。
やはり、もう少し評価が上がって欲しい人です。
佐藤史生「夢見る惑星」連載していた当時、読んでましたよ。あまり覚えていないので多くを語れませんが読むと惹かれるものがあります。
今日ここにコメントしたのは実はわたしのブログがちょっとありまして、只今コメントの書き込みを制限しています。ウェブリブログの会員でないと書き込めないようなのでご了承くださいませ。
トミー様のブログはいつも読んでいます。
また来ますね!
「買おうかな~?」懐かしいな~
昔、十代の頃に読んだので
今読むとまた違った感想が出るかもね~
「ワン・ゼロ」も懐かしいです!
最近、マンガばっかり買ってしまって…
誰も止める人が居ない状況なんで…(笑)
幸せなのか、不幸なのか…計りかねる。。。
私も文庫の方で持ってます
たしか「ワン・ゼロ」も文庫になっているはず・・・
佐藤さんの世界観が好きです
凄く奥深さの感じる世界だと思う
こんなにファンがいるのにねぇ・・・
是非活動を再開してもらいたいものですか・・・
あと夜さんにお借りしたけど現代ものだけど「七生子シリーズ」も良かった。
そうそう話はズレますが「百鬼夜行抄」がドラマ化になるというの知ってました?
来年2月に日本テレビ系だそうです
作品が好きな私としては諸手を揚げて喜べないのが悲しい・・・
あの雰囲気やイメージを何処まで再現できるか不安です
私が最初に読んだ時は若い頃でしたが、宗教に対する「公平さ」を感じました。上手く言えませんが、他の作品でもヒンズー教の神様や善神と悪神の表裏一体なお話を書かれていて、欧米の宗教観ではないなと思いました。
ところで、この「夢みる惑星」の続編があるのをご存知ですか?確かファンブックか何かに描かれた短編なのですが、イリスとシリンの息子(らしい)少年と年老いた翼竜が王家の少年と知り合い、悪意の能力者の姉から王国を救うというお話です。
あら~、色々ありますよね。
私も今日どこにつけられたか分からない、変なトラバを消そうと過去記事をひっくり返して苦労して消しましたよ。女にHトラバしてもしょうがないじゃない。見境無いので始末悪いです。
いつもコメントありがとうございます。今後とも宜しく御願いしますね。
ね~、買いたいでしょ、私も迷ってます。「ワン・ゼロ」読んでから考えます。。「ワン・ゼロ」の方が難解のようですね。私もこのところ凄い勢いでまんがばかり買ってます。たんすを少し空けただけではおいつかなそうデス(困)それ以上に借りて読んでるのになぜっかな
幸せだと思いましょうよ。平和なんだから(?)
私もこれ、佐藤氏の中で一番になりそうな予感が。
「百鬼夜行抄」ドラマ化 の話、はいはい、トオルイトウ氏の所で聞きました。私もあの、ぽわん気味の 律 が好きなので、誰がやるっちゅうねん
>宗教に対する「公平さ」
そうです。そうかー、私が言い表せなかった所は、「公平」 という事だったんですね。大きく見てますよね。カリスマとはこうでなくちゃね。一緒に踊ってちゃダメなんですよ。
映画や小説、まんがでも、ちょっとひねくれ気味の私には、人間の裏も表も知り尽くした、こんなお話を作る方はたまりません。
「夢みる惑星」の続編 きゃ~見たいですけど、フンブック掲載では文庫に載っているかしら。見るだけでも見たいですねー。
「雨の竜」~「新書館」の「竜の夢その他の夢」に所収。
「竜の姫君」~新潮社「アリスブックⅠ」に所収。
また、「七生子シリーズ」(私の評価◎)については
「雨男」「死せる王女のための孔雀舞」「さらばマドンナの微笑」
「我はその名も知らざりき」の四作があります。
「いくつになってもマンガ好き!同盟」のBBSに以前私が一部を紹介カキコ
したのが載ってます。
私の場合はこれらの本は中々手に入れられないので、つるさんにこぴーを
送付して貰ってようやく読む事が出来たんです。つるさんに感謝デス♪。
お邪魔します、tooruさんがココで楽しすぎる話をしてるよ、と教えてくれたので飛んできましたァ、♪と~き~を~かーけーるー熟~女~
佐藤さん、面白いでしょ、面白いよね、面白いんだよぅ♪
デビュー作は「恋は味なもの?!」ですわ。別コミ。単行本では『春を夢見し』に入ってるのかな。
ラブコメです。私はこれを読んで嵌りました。。。このお話は地味なんですが巧い。
当時前後してオオモノがデビューしました。佐藤さんのコレと、りぼんでデビューした内田善美さん(なみの障害物レース)と水樹和佳(子)さん(かもめたちへ…)。それから守備範囲じゃなかったのでデビューは見逃しましたがプリンセスで花郁悠紀子さん。「夏の風うたい」。
どちらさまも初期から素晴らしかったです。
佐藤さんは、tooruさんのおっしゃるように佐沼高校出身、この学校は石ノ森章太郎さんの母校で、マン研活動がさかんだったそうです。佐藤さんはそこではじめて「漫画というのは人が手で描いているもの」だと知り、たいへん驚いたのだそうです。
SFが好きでSFばかり描いていたそうですが、「ラブコメを我慢して三本描いたら」という条件でデビューされたそう。一作目がデビュー作の「恋は味なもの?!」二作目が「スフィンクスより愛をこめて」。これは別コミですが三作目はもうラブコメを描けなくて、ということで「青い犬」というサスペンスを描いていらっしゃいます。これは別コミじゃなく姉妹誌みたいなほうなので私は雑誌では読まなかったのですが。
デビュー作から面白かったので単行本をみつけて買ったらSFを描いてたので「わーいSFも描く人なんだ!」と喜んだんですがSFしか描かないくらいだったと知ったのは後日でしたー。
あ。興奮して長くなってる…。またお邪魔しますね。
えっと、夢みる惑星の番外は三作で、「星の丘より」(これは『金星樹』に収録されてますね)「雨の竜」「竜の姫君」です。コピーご希望のときはいつでも仰ってくださいね。tooruさんが私へのメールの入り口を作ってくださってます。ごゆっくりお考え下さ~い。
それから残念ながら文庫の「夢みる惑星」は2・3巻が入手困難になってきてます、在庫ナシの重版未定で。番外2作は収録されていません。
あと萩尾さんや竹宮さんのアシの話。「トーマ」のあたり、あと「ウェディングライセンス」や「ロンドカプリチオーソ」のあたりに見られます。
「トーマ」ではユーリがエーリクに告白するラスト近くのサイフリートのお仲間が佐藤さんの絵ですね。ほかにもありますが。
佐藤さんは当時の大泉サロンの仲間内でもニュートラルでバランスのよい考えをする人として信頼されており、いったいナニになるつもりだろうと思われていたがスゴイものになってしまわれた、という印象の方のようです、デビューは当時としては遅めの27歳でした。
ああっ…「またお邪魔しますね」と言ってからも長くなってしまったわ。よしながさんの話もしたかった、よしながさんのところに書きますね、お邪魔しましたァ~~~
tooru_itouさんのHPは結構隅々まで見ていたつもりだったのに、納戸部屋の佐藤氏の所はなぜか見逃してました。私が佐藤氏に興味を持つ前にガサガサしてたんですねー、いや奥が深くて迷いそうです。もう少し探検して見なくては。これ、佐藤氏の良い参考になります。
tooru_itouさんも「七生子シリーズ」は高評価ですね。リアルタイムではまったく知らなかったので、又夜様頼りですかしら、ああこの年で知恵熱出そう。
何しろ20年間くらいの女流まんが家の作品を一気に読もうと言うんですから。ちびちび行きましよう。
トオルさんのHPも見てきました
「七々子シリーズ」はほとんどウロなんで
あらすじは助かりました~
これで、ああそうだったんだ。。。と
やっと思い出した始末です
ただ、この作品は、私はあんまり好みじゃないです
佐藤さんは人間の暗部とかよく書ける作家さんで、
この作品も平穏な家庭に垣間見える裏側が続きを読ませるんだけど
ここの人物たちには、あんまり感情移入出来なかったなぁ。。。
やっぱり、佐藤さんの本骨頂はSFです~!!
ps.①
そうそう、佐藤さんのデビュー作は「恋は味なもの?!」でした
「星の丘より」ではないですね
ウロで知ったかすると恥をかくっていう見本です~!
ps.②
「竜の姫君」。。。読んだような気も?
どんな話でしたっけ?
読みたいなぁ。。。
こちらでは初めまして。真打、伝説のつる様の拙ブログへのご登場、大変嬉しいです。
tooru_itouさんのHP内、「つるさんの客間」でいろいろと読ませていただいてましたが、怒涛のようなまんがに対する洞察と愛情、又素晴らしい博識に圧倒されておりました。これからも宜しく御願い申し上げます。
花郁悠紀子さんも今回、夜さんからたくさんお借りできまして、まだ読んでないのですが、楽しみにしています。この方も私のまんがエアポケットに入っていて知らなかったのですが、お凉様(山岸 凉子)のコミックスの中で亡くなられてお凉様に逢いに来た、というエピソードを読み、興味を持ってからひとつ二つ昔の作品を立ち読みなどしていました。妹さんの波津 彬子さんの 「雨柳堂夢咄」 もそのうち是非と思っていますが、まだ手が廻らない状態で・・・。
佐藤氏のアシ時代のお話、興味深いですね~。「ロンドカプリチオーソ」今回夜さんにリクエストして箱に入れてもらったので、早速見てみよう。
これからもいろいろ教えて下さいねー。同年代の方とまんがのお話できるなんて楽しいですねー。
私は24年組から、という感じなのでコムとかガロとかの時代はわからないんですよ、トミー。さんはとてもお詳しそうですね、遡ってよく拝見させていただきとうございます。どうぞよろしくお願い致します。
長年「漫画好き」と称して愛はあるつもりだったんですが、このごろ少し違うのかな、とも思ったり…手塚先生が漫画の地平を広げられて、石ノ森さんほか実力のある男性陣が花開き、24年組と呼ばれる女流作家群が現れた、あの時代のエネルギーに満ちた空気感が好きだったのかも。
私も10年ほどブランクがあるのです、1990年~2000年という感じかな、また読み始めてブランク期間のものを借りられるだけ読みましたがイマイチあの当時の熱は感じない、なんて思ってます。まだまだ読んでないものも多いのですが。35年組、と呼ばれる方々よりももう少し若い世代(40年生まれくらいかな?)の今さんやよしながさんの作品が面白いです。たぶん十二国記の小野さんもそのくらいの年齢かな~と思うんですが。
夜さんから竜宮城の玉手箱のような箱が届くのですね、素敵ですね。花郁さんもあるんですね、『フェネラ』に出てくるコンラート・へイルは、私的にはキリアン(ポー、小鳥の巣の)の因子だと思うんですぅ~~。萩尾さんの熱心なファンでいらした花郁さんの、描かれなかったキリアンの血に残された因子の独自の解釈の結果、みたいな。
波津さんの『雨柳堂』は私も文庫の一巻しか読んでないのです、とても面白いのに絵が苦手で進まない…蓮さんの黒い服のしわなど、ホワイトを使わず白抜きで描かれる丁寧さだそうなんです、そういう画面はしっとりととても奥行きがあって良いのですよね…私もだんだんに続きを読みたいと思っています。
ああああ、マタ長い。。。楽しすぎ。
参考にして下さいませ♪(^o^)。
読めて嬉しかったです。ほんとに守備範囲広いですね~
七生子シリーズの「死せる王女のための孔雀舞」と最初の単行本「春を夢見し」と「夢みる惑星ノート―竜の夢、その他の夢」は現在はとても入手困難だと思います。
ア、再販の話、ココにも書いてますね。文庫が出たときはわ~~いと喜んだのですがすでに「夢みる惑星」のほうは2・3巻が在庫ナシみたいです。。。佐藤さん消えないで。。。おかげでせっかく新しい誰かに紹介して興味を持ってもらっても読んでもらえない…
楽しすぎていっぱい書いてますがレスは無理しないでくださいね、読み流してくださいませ。
私は「ワンゼロ」のほうで思ったんですけど、トキオが選んだこと、ディーバでもなくダーサでもなく「人間」としての選択、に当時ものすごく感心しました。
全体的に佐藤作品にはすずさんの仰るようにそういう公平さ、を感じてキモチイイです。
私も、ワン・ゼロ読んで思ったんですけど、こういう宗教問答は日本人だからこそ描けると思います。「百億の昼と千億の夜」 の光瀬 龍だって無神論の日本人だから書けたのかもって思っちゃいますよ。なんせキリストが一兵卒でアシュラと戦ってますもんねー。アメリカ人が見たら、なにすんのーと思わないかしら。
公平というか、突き放して見ている感じがしないでもない。無常感というか。佐藤氏は置くが深い。今は全然新作描いていないのですか?今の佐藤氏のまんがが読みたいもんです。